皆の傷になって死にたい転生者がベルの兄で才禍の怪物なのは間違っている   作:マタタビネガー

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割と難産


195話 クソボスラッシュ大会開催予定

 

 

 

 

「···························勝てる」

 

 自分以外誰もいない執務室でぽつりとフィンは呟く。静かな部屋にはその呟きがやけに大きく聞こえた。

 

その呟きはフィンの本心だった。

 

都市の破壊者(エニュオ)』の目的とその手段は暴けた、多少の間違いはあれど本筋に狂いはないと断言できる。

 

読み違いがあったとしても六体の『精霊の分身』を討てさえすれば結果的に敵の目的は阻止できる。

 

無論、容易いことではない。

 

純粋な戦力として見ても『精霊の分身』の強さは深層の階層主と同等かそれ以上の怪物。

 

これまで幾度となく【ロキ・ファミリア】は戦ってきたがそれでも侮れる要素は欠片たりとも存在しない。

 

それが六体もいるというのは言葉以上の脅威だ。

 

単純にこちらは持ちうる戦力を六分割した上で個々の部隊が打ち勝たなくてはならないのだ。

 

そして、仮面の怪人エインとベヒーモスを素体とした『亜種(ベヒーモス)』。

 

あの二つの極大戦力を討てる可能性があるのはアルとオッタルだけだ。

 

数が有利に働く程度の相手ではないが故にあれらの相手は都市の頂天たる二人に託すしかない。

 

討てる、と断言するのはアルにだって不可能だろうがあの二人で無理ならなにをどう足搔いても不可能だ。

 

ならばそこはもう信じて託すしかない。

 

どちらにせよ最強の二人を欠いた状態で六体の『精霊の分身』を討たなくてはならないのだがそれもこれまでの経験から考えてオラリオの全てを注ぎ込めば叶うだろう。

 

死力を尽くし、全霊を懸け、都市の総力を以てすれば届く。

 

「(一次侵攻で僕達【ロキ・ファミリア】が脱落しなかった時点で今の盤面は相手の想定からは既に外れている)」

 

 一次侵攻の折、神の送還をスイッチにクノッソス全体を埋め尽くした緑肉の氾濫。

 

あれは正しく『必殺』だった。

 

ロキも自身もあれは読めなかった。

 

神タナトスの『献身』とアルの『精霊の聖火』がなければ確実に詰んでいた、それほどまでに悪辣で盤石な一手だった。

 

逆に言えば相手にとっての必殺を形はどうあれ凌げた時点でオラリオの勝ちの目は跳ね上がった。

 

フェルズの目算では残された猶予は約一週間。

 

アルの『精霊の聖火』によってすり減ったクノッソス中の魔力の補填を終えるまでに数日、それから不完全に途切れた詠唱の練り直しに更に数日、合わせて約七日。

 

オッタルの治療は終わっているし、アルもそれだけあれば万全の状態まで回復している。

 

各派閥への根回しは既に済んだ。

 

つまり、あと七日でオラリオの全てを注ぎ込んだ総力戦が始まる。

 

一次侵攻を終えてアルが帰ってこなかった時点で信頼できる一部の世界勢力にはギルド、というかフェルズを通して秘密裏に救援を要請したが間に合うとはあまり思えないしそこは期待しない方が賢明だろう。

 

勝率は高いとは決していえないだろう、かつてない程の激戦が待ち構えているだろう。

 

だが、それでも勝機は十分以上に存在している。

 

故に、フィンの呟きは本心だった。

 

けれど。

 

「(なんだ、この親指の疼きは)」

 

 何かを見落としているわけではない、何かを忘れているわけでもない。

 

なのに、この違和感はなんだ。

 

なにかが引っ掛かっている。

 

拭い切れない不安のようななにかが。

 

その答えがわからないまま、フィンの親指は疼き続ける。

 

────そして、その疼きに答えを返すように地が揺れた。

 

「───────っ」

 

 軽微。地震とすら言えない程度の揺れ。けれどそれはフィンに、否、オラリオ中に届いた。

 

或いは第一級冒険者の知覚でなければ気が付かない程度だったが、フィンの親指の疼きが強まった。

 

その振動はただの地震などではない。

 

この揺れを、この感覚をフィンは知っている。

 

地面が、その奥にあるダンジョンが啼いた気がしていた。

 

まるで、なにかが産まれようとしているかのように。

 

七年前よりも弱いのは()()()()()()()()()()だからだろうか。

 

「まさか······················」

 

 ほんの僅かなピースが頭の中で嵌った。あまりにも小さく、きっと何かを見落としていたとしても気が付けないような穴。

 

けれどそれはオラリオにとって致命的な危惧で、フィンの直感はそれを告げていた。

 

「どこまで────っ」

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

ダンジョン49階層。

 

オラリオの都市がそっくりそのまま収まってしまう程に広大かつ無味乾燥な大荒野。

 

木々はおろか、丘すらない見渡す限りの荒野。茫漠と広がる荒廃した赤茶色の地面にあるのは灰の山のみ。

 

この層域に大量出現する牛と羊のキメラのような人型異形のモンスター、フォモール。

 

第二級冒険者でも力押しされると分が悪く、第一級冒険者でも決して侮る事のできない手強いモンスターだがこの場にその姿はなく、ただ圧倒的な強者に鏖殺された亡骸の灰のみが名残として残っていた。

 

その灰の山を踏み越えて階層の中心に立つのはこの階層を埋め尽くすフォモール達を鏖殺せしめた二つの人影。

 

「このあたりでいいか、備えろよ」

 

「···················はい」

 

 冒険者、ではない。

 

片や、本来ダンジョンに踏み入ることを許されない神。

 

片や、人類でも怪物でもない半人外の怪人。

 

都市の破壊者(エニュオ)』と仮面の怪人エイン。

 

クノッソスの変異によって潜る者のいないダンジョンを超越者たるエインに護衛されながら凄まじい勢いで下ってこの49階層にまで辿り着いた邪神とそんな邪神を護衛しながら深層まで潜ったエイン。

 

神たる身でありながらこんなところまで潜ったのは他でもない、災厄を呼びつける為だ。

 

「七年前はロキとアストレアの子供達に討たれたようだが···············」

 

 言うなればダメ押し。

 

六体の『精霊の分身』とベヒーモスを素体とした亜種、魔竜ニーズホッグ。

 

そして、最強の怪人たるエイン。

 

過剰戦力にも程がある、まさに世界の滅びの引き金となるだけの戦力を手中に収めていながら。

 

オラリオの滅亡に王手をかけつつありながらここまで来てなお、『都市の破壊者(エニュオ)』は冒険者達を欠片たりとも侮ってはいない。

 

『剣聖』は神の全知すら容易く凌駕する未知をもって全てを打破してくる、もはや『都市の破壊者(エニュオ)』でも『剣聖』の全てを予測することは出来ない。

 

いくら策謀を重ねようとも、それを意にも介さず全てを越えてくるだろう。

 

それこそが英雄。

 

故にこそ、英雄都市オラリオ。

 

一次侵攻を経て『都市の破壊者(エニュオ)』も『亜種(ベヒーモス)』も盤外の存在から盤上の駒へと成り下がった、そして『剣聖』はこの盤上の駒でありながら盤面そのものを覆す無二の怪物だ。

 

もはや視点の優位はない。

 

だとしても彼我の戦力差を考えれば勝率という意味では八割五分、いや九割は堅い。

 

逆に言えば十度戦えば一度は負ける可能性があるということ。

 

英雄と呼ばれる者はその一割を手繰り寄せる人種だ。

 

故に、保険を打っておく。

 

最悪、『精霊の分身』とニーズホッグを討たれたとしてもオラリオを滅ぼせるように『爆弾』をもう一つ用意する。

 

やることは七年前の大抗争で『絶対悪』が行ったことと同じ、違うのはその階層の深さ。

 

深層で神威を解放し、神殺しの尖兵────漆黒のモンスターをダンジョンに産み出させる。

 

やり方はわかっていたのにこれまでやろうと思わなかったのは単純にリスクが高すぎるからに他ならない。

 

如何にエインがいようともダンジョン、それも竜の壺を手前にするほどの深域でのイレギュラーは危険過ぎる。

 

最悪、全てを見届けることなくダンジョンに喰らわれることすら有り得る。

 

だが、そのリスクを冒すだけの価値がある。

 

「────────さて」

 

 青い光の膜のようなものが『都市の破壊者(エニュオ)』から沸き立つ。

 

それは下界の存在ではどうあっても頭を垂れざるをえない『超越存在(デウスエア)』としての一端、神威の解放。

 

──────ォオオオオオオッ!!

 

それは、産声であり、ダンジョンの悲鳴だ。母たるダンジョンは察知した。自分を縛り付け、自らの仔を封じ込めた大敵たる神の忌々しき神威を。

 

故に殺す、故に産み出す。

 

ガタガタと断続的な揺れが足元から伝わってくる。その振動は、次第に激しさを増していた。何か巨大なものがダンジョンの大地からせり上がってくるような、そんな感覚。

 

「っと、成功かな」

  

 地そのものが波打つかのように揺れ、次の瞬間には弾け飛んだ。大地の肚から現れたのは、巨大な黒水晶。

 

それは、まるで卵の殻のようにひび割れており、その内側から黒い靄のようなものが漏れだしていた。

 

そして────。

 

──ォオオオオッ!!

 

再び産声のような大音波がダンジョンを揺るがした。卵の殻はより大きくひび割れていき、その罅から黒い泥が吐き出される。そして、その罅が徐々に大きくなり────。

 

バキンと砕けた殻の中から現れたものはまさしく異形。四足というにはあまりにも歪で醜く、漆黒の全身に点在する紅い光紋。

 

地上におけるいかなる動植物でもってもその姿を例える術を持たない純然たる怪物の具象。

 

見る者悉くが魂魄を奪われると謂われるほどに美しくも禍々しいその見た目はまさに怪物そのものと言えるだろう。

 

本来、九ヶ月とされる次産間隔を当然のように無視して現れたその異形は漆黒単眼の孤王(レックス)

 

『グゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ················オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッ!!』

 

 狂音のような産声。それが、怪物が発した第一声だった。その雄叫びに呼応するようにダンジョンの揺れも激しさを増していく。

 

まるでこの孤王(レックス)が暴れだすのを待ちかねていたかのように。その身から溢れる濃密な魔力と威圧感はオリジナルの階層主を遥かに上回っている。

 

その怪物、その孤王(レックス)の名は『バロール』。

 

深層域二体目の階層主であり、今はその在り方を神を殺さんとするダンジョンの意思によって漆黒のモンスターへと変貌させていた。

 

『─────ォ、オオオオ』

 

 ギィん、と金属が擦れるかのような異音とともに漆黒と紅の光が瞬き、敵対者を穿つ閃光となってその単眼から放たれる。

 

「─────っ、お下がりを!!」

 

 間一髪、主に向けられたそれをエインが黒剣で弾く。エインだからこそかろうじて反応できた一撃。

 

地が裂け、大気そのものがねじ曲がる閃光。その威力は想像を絶するものだろう、直撃すればエインとて無事で済むかどうかわからないだけの代物だ。

 

「このままここにいてはまず私が殺されるか。まぁ、ここに残る必要はない早急に上に戻るとしよう」

 

 地上、バベルまでの案内は不要だ。

 

現在、ダンジョンの上層にあたるクノッソスの層域では『精霊の分身』による六円環の祭儀が行われている。

 

及ばぬまでもそのあり方を『神の力(アルカナム)』に限りなく近づけたそれはバロールにとっては下手な神以上に目立つ存在だろう。

 

放っておいても上層を目指して全てを打ち砕きながら登っていってくれる。

 

ならば、自分たちはその災禍から逃れながら一足先にクノッソスに戻ればいいだけのこと。

 

ニーズホッグが不発に終わったとしても問題ないだけの大戦力の召喚。 

 

これよりも一回りは劣るであろう七年前の『大最悪』ですらLv.5最上位二人と十一名の第二級冒険者で漸く討てたのだ。

 

これを討つにはおそらくLv.6では足りない。

 

Lv.7の英雄がいない以上、『剣聖』か『猛者』でなければ討ち果たせるかどうか怪しいだろう。

 

「我が巫女は『剣聖』が、大いなる獣の成れ果ては『猛者』が相手をするとして───────これはどうする?」

 

 嗤うように『都市の破壊者(エニュオ)』は呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

 

 

「レフィーヤ················アル················」

 

 茫然自失、生きる屍と化したレフィーヤが寝台に横たわる一人部屋の扉の前でアイズ達は不安げな様子を隠す事もなく佇む。

 

一次侵攻を終えた後のレフィーヤは言葉では言い表せないほどひどい有様だった。

 

もとより冒険者としての経験が浅いレフィーヤは人の死にあまり慣れていない。

 

入団した時期もアルの後であり、ファミリアが死から最も遠ざかることとなった四年間の中でしかレフィーヤは冒険者としての経験を積んではいない。

 

無論、他派閥の者などが死んでいく様を見たことがなかったわけではないし、自分自身も何度も死にかけていてその覚悟がなかったわけでは決してなかった。

 

けれど、憧れにも似た感情を抱いてた友人が自分を庇った末に凄惨な死を迎えて 死体すら残らなかったその絶望と悲しみはどこまで行っても15歳の少女でしかないレフィーヤが受け止めきるにはあまりにも大きすぎた。

 

一人で閉じこもり、何の反応も示さなくなった彼女を団員達は時間さえあれば訪れていた。

 

しかし、そんな彼らの声すら今のレフィーヤには何も届いてはいなかった。

 

無理もない、と誰もが思った。

 

冒険者たるものいつかはそういった経験を経るものだ。

 

それを乗り越えられるか折れてしまうかは別にして言ってしまえばありふれてすらいる事だった。

 

だが、それでも彼女ら彼らはレフィーヤを放っておく事はできなかった。

 

アイズやエルフィがいくら声をかけようとも反応すら見せないその姿は再起不能、なんて言葉をよぎらせる程度には深刻だった。

 

「大丈夫、かな」

 

 ─────ただ、アイズだけはレフィーヤを再起させる確実な方法を一つだけ知っていた。

 

囁けばいいのだ。

 

『─────仇を討て』と。

 

 武器を取って憎悪の炎に身を委ねればアイズ自身そうだったようにどれだけ絶望の淵にあろうと人は立てる、立ててしまう。

 

だが、一度でもその身心を復讐の業火に焚べれば二度とは引き返せない。

 

復讐の重みは知っている、あれは人を狂わす死の毒だ。

 

だから、その選択をアイズはレフィーヤにさせるわけにはいかなかった。

 

けれど。

 

「アイズさん··········レフィーヤあんなに辛そうなのに本当にこれでいいんですか···············?」

 

 涙すら浮かべて沈痛な面持ちでエルフィがアイズに問いかける。その問いは、この場にいる全員の代弁だった。

 

『次の戦いは総力戦だ、あいつを休ませてられるほどの余裕はない』

 

 そう言ってアイズ達の制止を封殺したアルは一人、レフィーヤのいる部屋の中へと入って行った。

 

反論はできなかった。

 

感情の話ではない。

 

単純な戦力の話としてはレフィーヤは、『千の妖精』は今やなくてはならない存在だ。

 

レフィーヤは何の力もないただの15歳の少女ではない、今となっては下手をすれば第一級冒険者以上に戦況を変えうる万能の後衛であり、クノッソスへの二次侵攻に参加させない選択肢はない。

 

どうあってもそれまでに再起させる必要があるというアルの考えは正しいし、反論する余地はない。

 

「アルが入ってからそろそろ半刻ってとこかしらね·············」

 

 アルはよくも悪くも決めたことはやる男だ。だからきっと彼はレフィーヤを立ち上がらせるだろう。

 

手段を選ばずに。

 

アイズのような復讐者に仕立て上げるのか、或いはもっと別の方法か。

 

その方法はわからない、だがアルがやるといった以上はきっとレフィーヤを立ち上がらせるだろう。そしてそれは決して生半可な事ではなく、レフィーヤの心をある意味で砕くようなやり方でだ。

 

そうでなければ今のレフィーヤを立ち上がらせることは到底不可能だろう。

 

「───────っ」

 

 ガタン、と扉の向こうから物音が響く。何度目かの物音に思わず身を竦ませて全員の視線が扉へと向いた。

 

屍のように無反応だったレフィーヤの部屋から物音がするのはアルが部屋に入ってから数分経ってからだった。

 

物を投げつけたり、何かを壊すような音。

 

そして、合間に奔る激情に突き動かされた声。

 

内容は聞こえずともその様子が生半可なものではないことは容易に想像できた。

 

それから更に数分たって開かずを思わせた木製のドアがぎぃと軋んだ音を立ててゆっくりと開く。

 

「レフィーヤ!!」

 

「落ち着いてエルフィ············レフィーヤ、平気?」

 

 まるで幽鬼のようにふらふらとした足取りで、その足取りはおぼつかずに揺れる。けれど確かに自分の意志でレフィーヤはアイズ達の前に姿を表した。

 

「··············はい、ご心配をおかけしました」

 

 掠れた、けれどはっきりとした声でレフィーヤは応える。

 

あぁ、アルは言ったんだな、とアイズは悟る。

 

仇を討て、復讐に身を委ねろと。

 

或いはアイズ以上に昏い火を胸の奥に持っているアルならば枯れた心を復讐の火で燃え上がらせることは容易いだろう。

 

そしてレフィーヤもまたその火に身を委ねてしまった。

 

もう戻ることはできない、燃え尽きるその時までその火の下僕となって戦い続ける他ない。

 

もう、天真爛漫なレフィーヤ・ウィリディスは死んだ。

 

「─────────ぇ」

 

 けれど、その『瞳』を見てアイズは小さく息をのんだ。

 

そこにあったのは復讐に焼かれる者の黒い憎悪でも、尽きることを知らない瞋恚の炎でもなかった。

 

瞳の奥にあったものは────ただひたすらに真っ直ぐな『決意』と『願い』。

 

違う、あれは私とは違う。

 

紺碧の瞳に宿った光を見てアイズは反射的にそう思った。

 

「·························アルさん、お願いします」

 

「あぁ、任せろ」

 

 アイズの内心など知る由もないレフィーヤはアルへと向き直る。そして、二人で短い会話をしてその場を去って行く。

 

その場に残されたのはただ立ち尽くすだけの数名の少女達だけ。

 

「アルは、レフィーヤになんて言ったの──────?」

 

 その問いに対する答えを持つ者はいなかった。

 

 

 

 

 

 

────────────────────────────────────────────────────────────────────────

 

6周年記念に5周年と1周年のラスボスブチ込む暴挙。

 

フィン「このまま行けば勝てるんじゃね?」

エニュオ「このまま行ったら負けるんじゃね?」

 

ニーズホッグ「ぎゃーす」

ベヒーモス「うぇーい」

バロール「ちぃーす」

エイン「うわあ」

 

白髪「オラリオは救う、フィルヴィスを死なせない。「両方」やらなくっちゃあならないってのが「英雄(笑)」のつらいところだな」

 

 

 

 







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