皆の傷になって死にたい転生者がベルの兄で才禍の怪物なのは間違っている 作:マタタビネガー
やべぇ、指がかじかんでうまく打てない
「来いよ、『
『──────あ、ぁあ、あああああああッ!!』
慟哭を上げながらアルのもとへ走り出すエイン。神速の冒険者たる『女神の戦車』アレン・フローメルをも上回る【敏捷】ステイタスによる激進はアイズの動体視力をもってしても捉えきれるものではない。
自分と戦っていたときとはものが違うエインの動きからアイズはエインにとって自分はつまらない憂さ晴らしの相手であり、敵としてすら見られていなかったことを悟る。
予備動作なしで放たれた拳撃は大気を震わせ、その余波だけで地面を砕く壊音と共に襲いかかる。
怪人の慟哭とともに繰り出された必殺の攻撃、それはアダマンタイトすらも容易く粉砕せしめる程の破壊力を秘めている。
しかし。
「【
突如、目前で炸裂する赫灼の爆炎、エインからすればダメージにも値しないものではあるが、その爆炎によって視界が塞がれ、その一撃は何者にも当たることもなく空振る。
そして、エインは知っている。その詠唱の意味を。
開かれたエインの視界にはアルに寄り添われ、赫灼の火焔をローブのように身に纏うアイズの姿があった。付与魔法【レァ・ポイニクス】の他者への付与。その真髄は対象の白兵戦能力の向上ではなく、治癒。
度重なるランクアップによって『戦場の聖女』の【ディア・フラーテル】と同じ全癒魔法の領域に片足を踏み込んだその治癒効果は他者へ付与することで並の回復魔法を上回る癒やしをもたらす。
無論純粋な回復魔法ではないため即効性や出力は【ディア・フラーテル】には当然のように劣るが付与魔法という性質上、その持続性だけは劣らない。
『女神の黄金』の【アース・グルヴェイグ】と同じ自動治癒は一度発動させてしまえば注ぎ込まれた精神力が尽きるまでの一定時間持続してダメージを回復し続ける。
『回復速度』ではアミッドに劣り、『効果範囲』ではヘイズに届くべくもないアルの【レァ・ポイニクス】だがその火衣は治癒の権能だけでなく纏わせたものに防護と強化を施す機能もある。
『聖女の雷賛』の簡易版ともいえる不死鳥の起動鍵。
アイズの戦線復帰を可能にするものほどではないが攻撃面での補助に向かない、治癒と防護に重きをおいたその付与魔法は弱りきったアイズがこれから始まるであろう戦いの巻き添えになることを防ぐ。
「そら、ポーションも飲んどけ」
先程の好戦的な態度は完全なるブラフ、アルにとっての再優先事項はあくまでもアイズの救護。
暖かな────『エイン』も
『──っっッ!! 死ねっ、死んでしまえっ!!』
『────【一掃せよ、破邪の聖杖】』
その姿に何を思ったのか、エインの纏う魔力がより一層暗いものとなり、呪いの言葉であるかのようにおどろおどろしい詠唱とともに大量の黒い紫電を一斉に解き放つ。
吹き荒れる黒い魔力。それはアルの展開した火の聖域をも飲み込むほどの圧で以って大気を黒く染め上げていく。
激情のまま突き出された右腕に黒い雷が収束していく。集った魔力に空間が歪み、大気が撓哭を上げる。漆黒の魔法円が紫電を纏い、エインの右腕に宿る。
仮面の奥でエインが眉をつり上げ、紫紺の瞳を血走らせる。瞬時に紡がれたその『砲門』から放たれるであろう一撃はアルといえど受けきることは叶わないだろう。
「【ディオ・テュルソス】!!」
脳裏を焦がすほどの激情に支配されながらもその魔法発動に一切の遅延は起きない。
エインの右手から放たれたのは雷光を凝縮した黒閃。膨大なまでの雷を圧縮して放たれるそれは一点集中型の『砲撃』。
その一撃はあらゆる防御を貫き、貫いたものを破壊し尽くす。
いくらアイズの救護に意識を割いていたとはいえ都市最速の冒険者であるアルが後手に回ってしまったその魔法の種別は超短文詠唱。
速攻故に弱小であるはずのその威力はエインの他に類を見ない膨大にすぎる魔力によって底上げされている。
都市最高魔導士であるリヴェリアの広範囲殲滅魔法、【レア・ラーヴァテイン】をゆうに凌駕する魔法の威力。
その凄絶なる威力にアイズを抱えて射線上から外れ回避しようとするアルだったが、エインの砲撃はそれを許さない。
エインは『砲門』を
一直線に突き進む雷光の単射魔法を維持したまま横に振り抜かれた右腕。それはまさに雷の鞭の如く振るわれ、アルの身体を絡め取るために襲いかかる。
魔力が生み出す莫大なエネルギーをそのまま破壊力に変換し、放出された漆黒の雷撃は扇状に地を削りながら二人に迫る。
戦場そのものを殲滅範囲とするその一撃はアルの魔法防護など容易く打ち砕き、アイズの神風すらも容易く焼き払う。そして、その雷光に呑み込まれれば如何にアル・クラネルといえども無事では済まない。
出鱈目にすぎる魔法行使。精霊の分身すらも容易く凌駕する絶対の破壊。
防御などできるはずもない雷の黒光に照らされる白銀の頭髪、紅珠の瞳。
【レァ・ポイニクス】の対魔法も意味をなさない絶死の砲雷に『全力』の緊急回避をアイズを抱えた状態であり、普段よりも遥かに遅いアルに強制する。
ありとあらゆるものを消し飛ばす雷の鞭は瞬く間に迫り、その先端が触れようとした刹那。
ぐんっ、とアルの四肢が加速する。
『都市最速』の脚力が限界を超えた駆動を可能とし、その速度はエインの放った必殺の雷鞭を紙一重で避け切る。
紡がれた雷条の束が射線上のすべてを喰らい尽くし、一瞬にして塵芥へと変えていく。耐魔法の石材は融解し、超硬金属が弾け飛ぶ。
余波だけで周囲の緑肉は吹き飛び、大地は爆ぜ割れる。雷鳴轟く黒雷の渦の中を駆け抜ける銀影。雷の檻を潜り抜けて雷の鞭を掻い潜ったアルだが、無傷とはいかない。
余波としては過ぎる破壊力を秘めた黒き紫電がアルの肌を嘗め回し、アイズの身まで焼かんと襲い掛かる。
雷衝を身に浴び、皮膚が裂け、血飛沫を散らしながらもアイズを庇い、駆ける。不死鳥の羽衣に護られてアイズの治りつつある身体が叫喚を上げる。
視界も聴覚も奪われかねない爆雷の嵐。余波だけで五感を潰すような苛烈極まる大雷光がようやく散る。広間に金属の焼けた臭いが立ち込める中、アルは視線を上げて砲撃を放ったばかりのエインを見る。
「────マジか」
雷光の余韻が未だほとばしる電流の鞭として残る中、二人は確かに耳にした。
『【一掃せよ、破邪の聖杖───────』
「───うそ、でしょ?」
『───────【ディオ・テュルソス】』
超短文詠唱であるがゆえに許される魔法の、否『砲撃』の連射。かつての最強、【ヘラ・ファミリア】の女傑を思わせる不条理に満ちた魔法行使。
アイズを抱えての回避をしたために体勢を崩したアルのもとへ黒雷が奔る。超高密度の魔力を凝縮させた雷光の槍が収束し、容赦なくアルへ迫る。
その威力は先程の一撃と同等以上。
幾束もの雷条が放たれ、そのすべてがアルに牙を剥く。回避は不可能、防御は望むべくもない。エインが放とうとしているのは雷条の一つ一つが精霊の分身の殲滅魔法に匹敵する威力を誇る砲撃の雨。
容赦も呵責もなく放たれる死の雷がアルを襲った。
人工迷宮クノッソス、中層。灯りがなく、恩恵によって強化された冒険者としての視力がなければ数歩先も見通せないほど暗い通路。
崩壊した領域からアルによって救助され、崩落の際に負った傷を回復し終えた団員達とともにティオネとティオナが足を踏み入れたその階層にはモンスターの姿もなく、静寂に包まれていた。
「ねぇ、ちょっとやばくない!?いつも潜ってるダンジョンと違って初めて来たから、どこがどこだか全然わかんないし!」
「落ち着きなさいよ!!慌てたって相手の思うつぼでしょ!!」
なんとしてでも自分たちを殺そうという意思が感じられる罠の数々、ダンジョンと遜色ない複雑怪奇な構造、低く見積もっても第三級から第二級相当はある極彩色のモンスター。
そのどれもが未知であり、今後も用意周到に待ち構えているであろう罠の存在に今更ながらに不安を覚えるティオナに対してティオネは呆れたような声で叱咤する。だが、その表情にも余裕はない。
ここは『狩場』だ。
闇派閥の残党達が自分たちを確実に殺すための罠が張り巡らされた狩場。ダンジョンの深層にも勝る危険性を孕んだ死地なのだ。
自分たちのパーティメンバーはアルによって救助された。だが、もう一方のフィン達のパーティは無事なのだろうか?
きっと大丈夫だと自分に言い聞かせながらも不安を隠し切れないティオネはそれでも前へ進もうと一歩踏み出した瞬間だった。
ドンッ、と重厚な音を立てて最硬精製金属の分厚い扉が二人を分断するように落とされる。
「────なっ?!」
ティオネは絶句し、次いで慌てて周囲を見渡すが既に遅く、妹と数人の団員と分断されてしまったことを悟る。
「ティオナ、ティオナ!!────ちくしょう!!」
完全に狙い済まされた人為的なタイミングでの分断。焦燥感に駆られ、必死になって呼びかけるが、返事はない。
ティオネといるのは二人の二軍団員のみ。まずい、と思うと同時に焦燥が心を染め上げる。
「───!!」
そのような状況においでも第一級冒険者としての直感がこちらを付け狙う敵の存在を告げてくる。
咄嵯に身を翻して懐から投げナイフを抜き、呆然としている男性団員の背後に投じる。
「へっ?」
「─────ぐぎゃ、っ」
ヒュン、という風切り音が鳴り響き、団員の背中へと吸い込まれていくように飛んでいく。そしてその背後には人影へ突き刺さり、苦悶の声が上がった。
「ティ、ティオネさん!!」
「通路を照らしなさい!!」
ティオネの指示を受けたクルスが慌てて魔石灯を掲げると、そこには無数の黒尽くめの姿があった。
見るからに暗殺者といった風貌の集団は、手に短剣や暗器を構えてじりじりと距離を詰めてきている。
闇派閥専属の殺し屋か、あるいは外部の雇われかは知らないがとりあえずブチ殺すと湾短刀を翻すティオネ。
身軽でありよく訓練されているが一人一人の強さは高く見積もってもLv.2からLv.3。多勢に無勢とはいえLv.6であるティオネが遅れをとる相手ではない。
しかし。
不愉快な音と不気味な配色の魔力光が今しがた切り伏せた暗殺者ごとティオネに浴びせられた。
「(身体が、重い・・・・・)」
ぐわん、と視界が揺れ、手が痺れる。急激に倦怠感を覚え、全身に鉛をくくりつけられたかのような錯覚すら覚える。
「呪詛と異常魔法、か・・・・・!!」
カースとアンチステイタス。相手の動きを鈍化させることに特化した弱体化の呪詛と異常魔法。
それも一発で終わらず全員が呪詛の使い手なのか、味方ごと幾重にも重ね掛けされているせいで加速度的に動きが鈍ってゆく。
ティオネの動きが鈍ったのを確認したのか、敵の攻勢が激しくなる。狭い通路での乱戦に持ち込もうとするかのように次々と襲いかかってくる刺客達。
ティオネがそう認識した時には既に暗殺者の群れが目前まで迫っていた。振り下ろされる刃を身を捩って避けながらティオネは内心で舌打ちする。
いくらLv.6といえど何重にも仕掛けられた弱体化の呪いのせいで動きに精彩がない。加えて複数人で連携されるとどうしても隙が生じてしまう。
そして。
「しまっ──」
力が緩んだ手から湾短刀が弾き飛ばされる。くるくると回転しながら宙を舞っていく湾短刀を視線で追いながらティオネは顔色を変えた。
毒が塗布されているであろうナイフが自らの死を前提とした特攻を仕掛けてくる暗殺者によって突き立てられる。
たまらず膝をついたティオネの頭に影がかかる。肉を潰すためのメイスが容赦なく降り注ごうとしていた。
「ティオネさん!!」
─────肉をぐちゃり、と叩きつけるような音が響いた。
「─────ティオネ、ティオネ!!」
最硬精製金属の分厚い扉によって隔てられてしまった姉の名を必死になって叫び続けるが返事はない。まずいと焦燥感に駆られるティオナは唇を噛み締める。
ティオネの実力はよく知っている。だが、この迷宮には自分たちを殺すために用意周到な罠が張り巡らされている。
まずは自分達が生き抜くことを優先しなければ。そう、ティオナが判断を下した瞬間だった。
「ぐあああああっ!!」
「えっ、アークス!!」
振り返れば第二級冒険者の男性団員が蹲りながら苦痛に顔を歪めている。その傍らでは不気味な紫色をした子犬ほどの大きさをしたウジ虫のようなモンスターが這いずり回っていた。
「─────ポイズン・ウェルミス!!」
耐異常の発展アビリティを貫通する劇毒を持つ虫型モンスター、ポイズン・ウェルミス。
ダンジョンでは下層で稀に発生する希少モンスターであり、その凶悪な毒性から下層を主に探索する第二級冒険者から恐れられている存在だ。
「毒妖蛆がなんでこんな所に・・・・・··」
「駄目です、特効薬がないと治せません!!」
ポイズン・ウェルミス自体稀少モンスターであり、その体液を材料とする解毒薬は滅多に出回らない。
そしてその解毒薬がなければ治せず、通常の解毒魔法やポーションの効果が薄い。
アミッドかアルでなければ解毒でき
ない毒にすぐさま合流しなければとティオナが駆け出そうとした時、新たな異変が生じた。
ぽとり、ぽとぽと、と通路の先の方で何かが落ちてくる音が聞こえてくる。それはやがて数を増やしていき、雨音のように通路を覆い尽くしていく。
「嘘でしょ·····?」
落ちてきたものを見てティオナは絶句した。紫の斑模様の巨大な蛆虫。それが通路の天井や床をびっしりと埋め尽くしていたのだ。
しかも一匹や二匹ではない。数え切れないほどの大量の大群がまるで意志を持っているかのように一斉にこちらへと向かってきていた。
「は、走って!!」
アークスを担いだティオナが慌てて団員達に指示を出す。生理的嫌悪を催す光景に団員達は表情を引き攣らせながらも懸命に走り出した。
しかし、その背後からは数百数千の巨大で醜悪な大群の足音が迫ってきている。
劇毒を持つ巨大な蛆虫の大群は凄まじい物量で迫ってきており、とてもではないが逃げ切れるものではない。
そして、蛆虫の口腔部が一斉に開く。
ごばっ、と劇毒の津波が団員達の背中へ迫った。
大気を焼き払い、空間を穿った漆黒の破壊。深層の階層主をも葬りさるであろう一撃は咄嗟に放たれたアルの同属性魔法によって僅かに逸らされ、射線上の壁を焦げ付かせながら破壊していく。
「───チッ、掠ったか」
とはいえ、アイズを抱えた状態でなおかつ威力で劣る速攻魔法による迎撃、逸れたとはいっても完全には流しきれず、迸った雷条がアルの脇腹を抉り、炭化させながら後方へと抜けていった。
痛みに顔を歪めるアルの傷口はすぐさま塞がっていくが、戦闘に支障が出ることは避けられない。
「アルッ!!」
「動けるまで治ったなら壁の穴から逃げろ、俺の火は多少離れても持続する」
アイズの声に無愛想に答えたアルはいまだにアイズを狙っているエインに意識を向ける。エインの纏う魔力はさらに濃密となり、その魔力が黒い雷となって溢れている。
「そんな·······だ、ダメッ!! 私も、戦う·····!!」
自分を抱えていたがゆえに深手を負ったアルに堪らず風を支えに再起したアイズだったが、アルはこの場から逃げるよう言い放つ。
以前の、59階層のときのように自らが犠牲となって殿となろうとするアルヘ縋るが───。
「言っちゃ悪いが、
「〜〜〜〜ッ!! わかっ、た······」
アルの言葉に歯を食いしばりながら赤熱化した大穴から出てゆくアイズ、このままあの場にいてもアルの足手まとい、邪魔にしかならない。
それを先の醜態から理解し、あまつさえアルにそう言わせた自身の無力を呪いながら震える身体にムチを打って悔しさに涙を滲ませながら────その場から、アルから逃げるかのように走り出した。
「────さて、今度こそ二対一だな」
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《後書き》
白髪『アイズをいじめないとは言っていない』
アルは年上女性に若干弱い傾向にあります(神は例外)。ミア(母属性)とかアミッド(姉属性)がいい例。他はリヴェリアやアルフィアとか。
と思ったけどティオナやフィルヴィスも一応年上なのに全然だな! あっはっはっはっは
《魔法説明》
【レァ・ポイニクス】
・付加魔法
・火属性
・傷、呪い、毒回復
・対魔力(物理も多少は軽減)
全身に火炎が翼か鎧のように纏われる。収束させた炎を炸裂させることでジェット噴射のように手や足から爆炎を放出して瞬間的な超加速を可能とし、白兵戦での戦闘能力が飛躍的に向上する。
武器などに纏わせれば「攻撃力と攻撃範囲の拡大」、身体に纏わせれば物理のみならず魔力も通さない「炎の鎧」となる。しかし、この魔法の真価は攻撃ではなく、自らを含めた指定した相手にはなんの熱さも感じさせないどころか発動させているだけで傷が自然に癒える治癒能力にある。
その治癒能力は他の回復魔法のような即効性はなく自分自身のように火に触れ続けていなければ完治までに時間がかかるがその代わりに通常の回復魔法では治癒不可能な劇毒や呪詛の治癒を行える。単一の魔法でありながら攻撃、防御、治癒を高いレベルで行える万能性を持ったぶっ壊れ魔法。
弱点をしいて挙げるとするならば使用者のレベルと釣り合わない単純火力の低さ、Lv8で魔力ステイタスを積み上げまくったアルが使ってようやくLv6なりたて且つ魔力ステイタス最底辺のベートの【ハティ】と互角以下。
起動鍵で他者への付与可能。
《ボツスキル》
【剣聖】
・刀剣及び棒状の武器を持っているときのみ発揮
・魔力以外のアビリティに高補正
・武器に不壊属性を付与
・任意で斬撃に回復効果に対する拒絶性を付与。
・任意で知覚した魔法を切断
アルの設定が固まるにつれていらなくね?ってなったのでボツ。剣聖アビリティはこれの安価版。