皆の傷になって死にたい転生者がベルの兄で才禍の怪物なのは間違っている   作:マタタビネガー

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ナイト・オブ・ナイトが真っ当にイケメンだった


九十二話 暴走妖精三人娘

 

 

 

「フ、フハハハハハ────ァッ! !どうだ見たか!!憎っくきオラリオに吠え面かかせてやったぞ!!!」

 

 冷風が吹き荒ぶ山脈地帯、その中を歩く一団がいた。三十名ほどの集団で全員が騎士鎧に身を包み、その内の一人は豪華な装飾の施された赤い全身鎧とマントを着用している。

 

赤い全身鎧とマントを身につけた男神────ラキア王国の主神であるアレスが高笑いを上げていた。

 

荒涼とした山道には緑がほとんど無く灰一色の世界が広がっており、雪は無くとも気温は非常に低くて装備している金属板越しでも肌寒さを感じるほど。

 

しかしそんな環境の中にあってもアレスの機嫌はすこぶる良く、まるで新しい玩具を与えられた子供のように瞳を輝かせながら周囲を見渡していた。

 

「むぎゃああぁっ!!離せアレス、離せぇーーっ!!」

 

「黙っていろ!!能なしドチビ神!!」

 

 そんなアレスに米俵のように担がれたヘスティアがジタバタと暴れるが、アレスはそれを気にも留めずにズンズンと進んでいく。

 

「誰がチビ神だぁあああああああああああああ─────っ!?」

 

 じたばたするヘスティアを無視してアレス達は山の抜け道を通ってオラリオから逃げるように移動を続ける。

 

モンスターと遭遇しても上級冒険者相当のステイタスを持った騎士達によって簡単に駆逐されていく。

 

「ボクにこんなことをしてただで済むと思っているのかぁっ!?」

 

「ハハハハッ!!貴様のようなちんちくりんなドチビ神に何が出来るというのだ? それにここはもう、ベオル山地なのだぞ? オラリオの冒険者といえど追いつけるものか!!」

 

「くぅう~~~······っ!!」

 

 ヘスティアは悔しそうに歯軋りするがそれ以上はアレスの肘鉄をみぞおちに喰らったせいで「うぐぅ·····」と、何も言えなくなる。

 

ここはオラリオから離れて地の利はこちらにある山岳地帯であり、ここなら見つかる心配は無いとアレスは確信していた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リヴェリア、レフィーヤ、フィルヴィス、リューのエルフ四人は三十年に一度、儀式が行われる御御噺の秘境、『精霊郷』へ向かっていた。

 

早馬で飛ばしてもかなりかかる距離ではあるが、そこは自然と生きるエルフ。馬を適度に休ませながらヒューマンでは考えられない速度で見通しの良い草原を駆けていく。

 

道中、度々現れるモンスターが襲いかかってくることもあったが、第一級冒険者のリヴェリアやリューはもちろんのことオラリオでも上位の実力者である第二級冒険者フィルヴィスとレフィーヤが地上の魔石を劣化させたモンスターに遅れを取るはずもなく、危なげなく討伐していく。

 

「·······そういえばリヴェリア様。お尋ねする機会がなかっ···いえ、お伺いできずにいましたが、リヴェリア様はなぜその儀式に赴かれるのです?」

 

「あっ、私も気になってました!」

 

 馬を走らせる途中、ふと思いついたようにリューがリヴェリアに尋ねる。レフィーヤもリヴェリアに視線を向ける。

 

むしろ、リヴェリアをよく知るレフィーヤだからこそ、今回の件は疑問であった。

 

その『精霊郷』には各地の地位の高い部族のエルフが集うという話だ。ハイエルフであるリヴェリアは当然ながら厚く遇されて歓迎されるだろう。

 

そんなハイエルフとしての特別扱いを嫌うリヴェリアがわざわざ出向くのには相当の理由があるはずだとレフィーヤは考えたのだ。

 

「精霊達との友愛の証として儀式の後の宴で幻の霊薬実が実るらしくてな」

 

「幻の霊薬実············確か聖樹の物語の中で悪しき者達に狙われた秘中の霊薬でしたね」

 

 エルフの子どもたちに寝物語として人気な童話『欲張り少女と大聖樹』。ロイマンが依頼書の謎に使ったその伝承にはこれから向かう『精霊郷』と『霊薬実』が登場していた。

 

「··············大聖樹········幻の霊薬実············それって、恋が成就するっていう赤い実のことですか?!」

 

「あぁ、そういう逸話もあったな」

 

 年頃の娘らしくレフィーヤも恋愛話に興味津々なのか、目を輝かせて身を乗り出す。リヴェリアはそんな純真無垢な瞳を向けてくるレフィーヤに苦笑しながら答えた。

 

「確か、お伽噺の最後は燃えてしまった大聖樹を精霊と同胞達が協力し、復活させるんですよね」

 

「ああ、それで改心した少女と幼馴染の少年は、大聖樹に成った赤い実を二人で食べて結ばれる、だったか」

 

 霊薬実はその御伽話の内容から恋が成就する奇跡を宿した果実としてエルフの間では有名なものである。

 

「郷が実在するのなら、その効力も本物なのですか?」

 

「一応、ではあるがな。妙薬として尊ばれている霊薬実だが、そういった逸話があるのも確かだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鋭い岩壁を風が吹きぬけ、その岩肌のあちこちに亀裂や裂け目が走っている。その悪路は馬車が通れるような道ではない。

 

─────『ベオル山地』。

 

オラリオから北方にある山脈であり、緑のほとんど存在しない荒涼とした大地が広がっている。灰白色の山々が連なり、所々に小さな木々があるものの、基本的には人の住めない場所だ。

 

人の手もろくに入っておらず、モンスターも多く生息しているため、ここを訪れる者はほとんどいない。たまに遠回りを厭うた商人や旅人がオラリオに向かう途中にここに入り込んでしまって帰ってこなくなるという話もあるくらいである。

 

そんな吹き荒ぶ冷気と強風の中を三人の冒険者が駆っていた。

 

白髪と金髪が風になびく中、古代からの系譜であるモンスターが次々襲い掛かってくるが先頭に立つ白髪の英雄がそれをものともせずに蹴散らしていく。

 

ハーピィやバクベアーなど比較的厄介な部類に入るモンスターだが地上に進出し、魔石を劣化させることで繁殖していった彼らはダンジョンのオリジナルに比すれば大した強さではなく、英雄にとって障害にもならない。

 

最短で山脈を突き進む彼等は早馬以上の速度で駆け抜けていた。

 

「ハァ、────ハァッ!」

 

 そんな中、白い髪を乱しながら後を走る少年──ベル・クラネルは息を切らしていた。

 

Lv.3のステイタスをもってしても追いすがるだけで精一杯な進行速度にベルの体力は既に限界を迎えようとしていた。

 

息が上がり、視界が霞む。それでも必死についていく。動悸が激しくなる。まるで心臓を直接握られているかのように胸の奥が痛くなる。

 

「〜〜〜〜っ!!」

 

 鉛のように重くなった足を引き摺るようにして前に進む。汗が流れて目に入る。歯を食い縛ってひたすらに走る。

 

こんなところで遅れをとるわけにはいかないのだ。自分が足を引っ張っていることは分かっている。だからこそ、せめてこの身一つだけでもついていかなければと懸命に食らいついていく。

 

先を走っている二人の姿に引き離されないように。少しでも差を埋めようと足を動かす。

 

Lv.3であるベルに対して先行する二人のステイタスはLv.6とLv.8。基礎的な身体能力の段階で大きく差がある。かけ離れすぎていて同じ土俵に立つことすらできない。

 

速力も、体力も遠く及ばない。第一級冒険者との格差を思い知らされる。

 

「(でも········!)」

 

 だからといって諦めることなんてできるはずがない。ここで止まってしまったら自分はいつまでもあの憧憬に追いつくことはできない。

 

敬愛する主神を救い出すためにも命に火を灯すように足を動かし続ける。懸命に、必死に、死に物狂いで走り続ける。

 

『剣姫』と『剣聖』、ベルの目標であり、揺るぎない憧憬。

 

─────遠い。

 

実際の距離以上に見せつけられる彼我の実力の差。遥か高みにいる彼等の姿を前にすると自分の無力さが嫌になるほどに突き付けられる。

 

けれど、同時に心が熱くなる。

 

それは不純かもしれない。あるいは愚考なのかも。どちらにせよ、この気持ちだけは確かなものだ。

 

憧れた背中を追い越したい。

 

その隣に立ちたい。

 

そしていつかは─────超えたいと願う。

 

熱に浮かされたような想いを抱きながら、ベルは懸命に二人の背を追いかける。

 

息も絶え絶えな自分を慮って二人が全力を出さずにいることをベルは知っている。

 

自分の様子を窺いながらもペースを合わせてくれる彼等の心遣いが嬉しくもあり、悔しくもあった。

 

つまらない意地、愚かな見栄、くだらないプライド。

 

そんなものを心に焚べて無理矢理に体を動かした。

 

 

 

「·····アルの弟って本当にLv.3?」

 

「·········さぁ?」

 

 第二級冒険者とは思えぬ加速で追従してくるベルを見てアイズは目を丸くし、アルは首を傾げた。

 

モンスターを倒し、時には無視し、最短ルートを突き進み続け、ようやく目的地へと辿り着いた頃には既に太陽は沈みかけていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少し、急ごうと歩を進めたリヴェリアに聞こえないように声を潜めて二人にすり寄るレフィーヤ。

 

「·············あ、あの、みなさん?」

 

「なんだ、改まって?」

 

「何でしょうか?」

 

 真剣な表情で二人の耳元へ口を寄せるレフィーヤの様子に、二人は何か重要なことを伝えるのかと顔を寄せた。

 

「ひょっとしたら、なんですけどぉ···········リヴェリア様、実は意中の方がいらっしゃるんじゃないんでしょうか·········」

 

「···············!? 何を言っているのですか、突然ッ!!」

 

 ハイエルフをなによりも敬愛しているエルフの少女達は何を言っているのだとレフィーヤに迫るが、頬を染めたレフィーヤはそれにまさる気迫で突き返す。

 

それは、この三人の中で唯一、リヴェリアと親しいレフィーヤだからこそ思い至った可能性でもあったからだ。

 

「リヴェリア様はハイエルフとして扱われることがお嫌いなんです!!各地の地位の高い部族のエルフが集まる場にわざわざ出向いてまで儀式に参加されるなんてやっぱり余程の理由が·······もしかしなくても、リヴェリア様にはすでに心に決めた方が·······!!」

 

「そ、そんな馬鹿なことがあってたまるかっ!リヴェリア様に限ってそのようなことは断じてないっ!!」

 

 ハイエルフにある種の処女性を求めてしまうエルフにとってレフィーヤの言葉はまさに青天の霹靂であって到底受け入れられるものでは無く、フィルヴィスはレフィーヤの言葉を即座に否定するが、レフィーヤはそれすらも振り払う。

 

「リヴェリア様だって恋をしてもなにも可笑しくないじゃないですかっ!!もしそうだったら私、応援したいです!!」

 

 レフィーヤは興奮したように顔を紅潮させて熱弁を振るう。レフィーヤはリヴェリアのことを心の底から尊敬している。

 

入団当初からハイエルフであるに関わらず、先達としてのリヴェリアに憧れ、リヴェリアのようにありたいと願ってきた。

 

年頃であるレフィーヤはそれらを差し引いても恋に憧れる乙女である。ましてやそれが、自分の尊敬する人の初恋であるなら尚更。

 

「『千の妖精』、流石にそれは考えすぎなのではないですか?」

 

 儀式に参加するというだけで色恋につなげるなどあまりにも荒唐無稽だという目上のエルフ二人を前にしても半ば、暴走気味なレフィーヤは止まらない。

 

以前、リヴェリアはいつもとは違い、ファミリアのものではなくギルドの職員に人目を憚るかのように書簡を渡していたという。

 

通常であればファミリアの人員に渡せばいいものをわざわざ隠すかのように出した手紙の正体は誰かへの恋文なのだと、レフィーヤは言う。

 

これがそこらのエルフの言葉だったなら聞くにも値しない戯言だが、それをいったのがリヴェリアの後継者としては常日頃からその薫陶を受け、他の誰よりもリヴェリアの近くにいるレフィーヤならばその言葉にも無視できない信憑性があるように感じられる。

 

「───っ?! その相手に心当たりは??」

 

「いえ、それが全く見当が·············」

 

「馬鹿な、リヴェリア様に相応しい男など!! 居るはずがないだろう!!!」

 

 リヴェリアがハイエルフであることを差し引いても、オラリオでも一二を争うほどの美貌の持ち主であり、都市最強魔導士『九魔姫』の名は伊達ではない。

 

その類まれなる才覚と女神すら霞む美貌もさることながら、なによりもその人柄と器の大きさが皆に慕われている。

 

そんなリヴェリアに相応しい相手など想像もつかない。

 

「··············それは暴論でしょう、世界は広い。捜せばリヴェリア様にふさわしい方もいるかもしれません」

 

 崇拝対象であるハイエルフにはかつての聖女セルディアのように穢れずに清い身体のままでいてほしいというのは直接口に出さずともエルフならば誰しもが思っていることだ。

 

そんなエルフにとってリヴェリアに恋人が出来るということは不敬であるがあまり望まぬことである。

 

しかしだからといってレフィーヤの考えを頭ごなしに否定するわけにもいかない。

 

「リヴェリア様に相応しい方·····頭脳明晰で容姿端麗で人格者で品性と度量を持ち合わせた高潔な精神。家事や料理などの生活能力に優れ、神よりも博識で記念日を大切にし、伴侶を大事にしていざとなれば伴侶のために命を投げ出す覚悟のある心優しき殿方········えぇ、確かにそのような方がいれば、リヴェリア様も·····」

 

 リューはまるで世間知らずのお嬢様がお茶会で理想の男性像を思い浮かべるかのように指折り数えていってから、どこか遠くを見つめるような表情を浮かべた。

 

「·······なんだその完璧超人。それこそ物語に出てくる王子じゃないか。そんな男は幻想か空想上の存在だろう!!」

 

 善神にもそんな完璧な存在はいない。いや、むしろいたらおかしい。いたら怖さが先にたつ。

 

「······なによりその方がリヴェリア様よりお強くなければなりません。そうでなければ世界中のエルフが許さない」

 

 都市『最強』の魔導師、つまりは世界最強の魔導師であるリヴェリアのレベルは事実上の最高位である6。

 

それ以上のレベルとなると今はなきかつての最強派閥【ゼウス・ファミリア】と【ヘラ・ファミリア】に幾人。現状は学区の『ナイト・オブ・ナイト』とオラリオ現最強の二人だけだろう。

 

同格のLv.6にしても男では最強派閥の【ロキ・ファミリア】と【フレイヤ・ファミリア】に三人ずつのみ。都市外に目を向けたとしても戦いバカのテルスキュラじゃあるまいし、オラリオ外にそのような男が早々いるはずがない。

 

リヴェリアより強い男とはそれほどまでに希少なのだ。

 

加えてリューの挙げた条件に当てはまるような男がいたとしたら、そいつはきっとただの怪物だ。フィルヴィスもレフィーヤもそう思った。

 

「·············なんにせよリヴェリア様がお心を寄せられている方がいらっしゃるならお強くなかったとしても祝福すべきです」

 

 

「それは······そうですね、例えそれが禁忌の恋路であったとしてもリヴェリア様を真に思えば応援すべきです」

 

 フィルヴィスも先程までの暴走が嘘のように落ち着きを取り戻して賛同した。

 

「しかし、いったい誰だと言うのだリヴェリア様が気にかけている男というのは··············?」

 

「····················あっ」

 

「ん? なにか、心当たりでもあるのか、レフィーヤ?」

 

 何かに気がついた、気がついてしまったかのように声を漏らしたレフィーヤへ視線が集まる。

 

「··············もしかして、アル、さんなんじゃ?」

 

「··············はい?」

 

「··············なん、だと─ッ?!」

 

 理解不能という目を向けるリューに、世界の終わりであるかのような絶望の表情を浮かべるフィルヴィス。

 

レフィーヤの言ったことは二人にとってあまりにも衝撃的だった。戦慄に染まった先達の同胞二人の様子には気がついていないのか自分の考えを滔々と語るレフィーヤ。

 

「団長やガレスさんはまずないでしょうし、【フレイヤ・ファミリア】の方々とは敵対されています。他に候補と言ったらアルさんくらいしか···········。よく、お二人で話しているところを見かけますし·······」

 

 ベートが問題外なのは当然として男女の仲とはまったくもって思えない首脳陣二人。実力的にはともかく、【フレイヤ・ファミリア】の幹部は話にもならないだろう。

 

エルフ故に『白妖の魔杖』と『黒妖の魔剣』はリヴェリアに敬慕を示すが、それはあくまでも種族的なもの、【フレイヤ・ファミリア】の男性団員が女神フレイヤ以外に恋慕するなどありえない。

 

それに引き換え、アルは············?

 

─────強さ、誇張でもなんでもなく世界最強格。

 

─────頭脳と容姿、時折奇行に走ることに目をつぶれば完璧。 

 

─────品位、たまに血生臭くなることに目をつぶれば貴公子。

 

─────度量、常識が通用しないところに目をつむれば英雄。

 

─────家事、アイズとティオナを足してティオネをかけても足元にも及ばない女子力。

 

─────記念日、好感度稼ぎチャンスはなにをどうしても見逃さない。

 

─────────あらやだ、お似合いですっ!(アリシア、レフィーヤ脳内イメージ)

 

「そ、それはあってはならないっ!! 絶対に絶対に!! ハイエルフともあろうお方が、異種族との婚姻

など··············!!!」

 

「えぇ、えぇ、そのとおりです、エルフの純潔は絶対不可侵のもの······まして、ハイエルフともなればなおさらっ!!」

 

「い、いや、別にアルさんだと決まったわけでは··········」

 

 想像以上に取り乱す二人にぎょっとしつつ二人を諌めようとするレフィーヤだったが一度、スイッチが入ったエルフは恋煩い中のアマゾネス並みに人の話を聞かない。

 

リューもフィルヴィスも完全に妄想の世界に入ってしまってレフィーヤの言葉は一切届いていなかった。

 

「そもそも、万が一、億が一!! そうだったとしたら、書簡など出す必要がないだろうがッ!!」

 

「ええ、まったくもってッ!! そのとおりだッ!!」

 

 もはや、恫喝の域にすら達したフィルヴィスとリューの気迫に「仲良くなりましたね·······」と涙目になる最年少エルフ、レフィーヤだった。

 

 

 

 

 

「そろそろ、『精霊郷』だ。··········何を騒いでいる?」

 

「「「はッ···········!! 申し訳ありません(すみません)、何でもありません!!」」」

 

 

 

 

 

──────────────────────────────────────────────────────────────────

 

 

直感さん『おっ、なんか修羅場るみたいだぞ?』

 

幸運さん『気まずいとこにはいたくないだろうなあ』

 

精霊さん『ったく、仕方ない』

 

闘争さん『ふー、やれやれ』

 

疾走さん『はよ離れんとな!!』

 

イカレ白髪「」

 

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