NINJAですが何か?   作:瓶詰め蜂蜜

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Side霊夢

 

 アインと名乗るメイドを倒し、扉を開けると、アイスシルバーの髪を背中の中ほどまでに伸ばした少女が、紅玉のような紅い瞳を爛々と輝かせて、部屋の奥で座っていた。

 

「よく来ましたね幻想郷の守り手、博麗の巫女よ」

 

 少女は薄っすらと微笑みながらそう言うと、緩慢な動きで立ち上がった。

 

「私がこの月光館の主、吸血鬼のアウラ・ムーンライトです。……それで、何か御用でしょうか?」

「「何か御用でしょうか」〜?よくもまぁ白々しく話せるものね。この異変の原因は、アンタなんでしょ。吸血鬼」

「ええ、まあそうですね。……ちょっとした可愛い悪戯のつもりだったのですが」

「「「「全っ然可愛くもないわ!!」」」」

 

 霊夢達はアウラへと声を揃えてツッコミを入れる。

 

「……そうですか。けど、私を倒さない限り、この異変は意地でも続けます。阻止したいならば、私を倒してみなさい」

「面白いわ……。お望み通り、退治してあげる」

 

 各々が自身の武器を構えると、アウラは指を鳴らした。

 すると、アウラの影から、人のような不気味なものが這い出てきた。

 

「一対四はフェアではないので、残りの三人はこの子達が相手しますよ」

「「「グルルルォォォォオンッ!!」」」

 

 不気味な人形の影は獣のような声を上げながらそれぞれ構えた。

 

「生憎月は出ていませんが……素敵なパーティーをしましょう」

 

 そう言って、アウラは悪魔のように笑った。

 

 

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

*月☄日続き

 

 結論から言うと負けた。まあ、手加減をしていたから当たり前だろうが。

 しかし、これで私達もこの幻想郷に馴染めたのだろうか?まだそれは分からない。だけどこれからいい関係を築けたらいいな。と、思う。

 それと、異変解決の宴は、今日の夜に博麗神社で行われるらしい。それはとてもとても楽しみだ。……レミリア達も来るのだろうか?

 

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

Side紅魔館

 

「……以上が、今回の異変の概要でした。お嬢様」

 

 赤い館紅魔館。その館に存在する執務室で、咲夜は一人の少女に報告を行っていた。

 

「……そう。やっぱりあの人だったのね」

「……お知り合いだったんですか?」

 

 咲夜の問いかけに、少女……レミリア・スカーレットは寂しげに微笑んだ。

 

「ええ。遥か昔の知り合いよ。……まぁ、私のせいで疎遠になってしまったけれど」

「お嬢様の……ですか?」

 

 レミリアは、咲夜の訝しげな声に「ええ」と言って頷くと、壁にある大きな本棚の一角を見つめたまま呟いた。

 

「幼稚だったが故の八つ当たりでね……」

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