❆月∝日
錬金術で賢者の石ができた。飲むと不老になるらしいが、妖怪にはあまり関係ない。しかも苦いし。どうしようか?
❆月£^日
賢者の石を元に、形状変化魔法金属を作った。これをメイン武器にしよう。
❆月♧日
紅魔館に魔女が住み着いたらしい。七曜の魔女と呼ばれてるパチュリー・ノーレッジらしい。願わくば、彼女がレミィの気のおける友人となることを。
❆月◆日
最近人形作りにハマっている。前世の記憶に残ってるポ○モンのぬいぐるみやから○りサー○スの操り人形やらを作ってる。
素材には館で育てた魔力の籠もった特別なものを使ってるため、魔道具になっている。いつかは自立して動く可能性がある。
前世の記憶に残ってる呪骸みたいな感じになるのか?いや、別に核は入れてないし、ならないか。なるとしても付喪神だろうし。
⊕月∪日
胡散臭い妖怪にあった。というか、空間の裂け目から上半身出して侵入してきた。
けど、何の用事か結局分からなかった。
だって「あな……」の時点で対侵入者用トラップの精神体直接攻撃属性付与された金ダライを直で後頭部に受けて、気絶したもの。目の前でぐだーんとしてたので、取り敢えず裂け目に押し込み直した。
今回の件で、空間転移系の能力に対する対抗策を用意すべきと学んだ。
∮月♧日
新しく増設した研究室で研究していたら数十年時間が経っていた。その間に紅魔館が消えていたそうだ。まるで幻想のように。
魔法や使い魔を使って、早速探すことにした。
スカーレットの吸血鬼だとしても、まだまだ彼女たちは若い。それに友の遺児なんだ。とても心配だ。
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月明かりが射し込む少し薄暗い部屋の中、サラサラとした白に近い銀髪の少女が開いたノートに走らせていた羽根ペンを机に置き、ぐぐーっと、伸びをした。
「……これでよし、と」
この少女こそ日記を書いていた張本人。理不尽の魔女と呼ばれる魔法使いにして、日の下を歩む真祖と恐れられている吸血鬼、アウラ・ムーンライトだ。
「忍術『影絵鳥』」
アウラが片手で印を結ぶと、アウラの影が不自然に伸び、その影から這い出るように数十羽もの、影で作られた命なき黒い鳥が姿を現した。
そしてすべて這い出ると、アウラの前に並び、頭を垂れた。その光景に、アウラは満足げに頷くと、窓を魔法による念動力で開き、窓の外を指さした。
「紅魔館を探してこい」
一言アウラが命ずると、影の鳥達は順番に羽ばたき、窓の外へと飛び立っていった。
「……さて、どこに行ったのやら」
すべての鳥が飛び立つのを確認すると、アウラはふぅ、と息を吐き、小さく、それでいてはっきりと呟く。
「絶対に見つけ出してやる。紅魔館」