ロボット作ってたのに気づいたらパイロットしてた 作:なー02
評価、感想、誤字修正ありがとうございます。
大変助かっております。
キャラ崩壊というか今回の話は原作から考えればアリエナイ展開となります。
今後そういう展開はかなりの頻度で起きますので覚悟してください。
人類はここまで来ることが出来たのかと実体験ながらに感じていた。
俺は今…月にあるリガ・ミリティアの工場に来ています。
人類はここまで進歩することが出来るんだなと感動。
何でここに来たかというと以前話に聞いていたリガ・ミリティアのMSを見に来たからだ。
それ以外にも宇宙空間での訓練も兼ねてるけどね。
というわけで早速工場へ。
まじでMS作ってるよ!
修理とかメンテナンスは見たことあるけど実際作ってる所を見るのは初めてなんだよね。
おっと、あそこにいるのは…ミューラさんだ。
お久しぶりでーす!って声を掛けるとこちらにやってきてくれた。
「ようこそ。どうかしらこの工場は」
素晴らしいの一言ですね。
技術屋としてはこれの開発に関わりたいぐらいですよ。
最も戦争用じゃなくて作業用なら素晴らしいと思ったりしているが今は時代が時代だからね。
仕方ないね。
話を聞いているとこれ以外にも開発している機体があるらしい。
今は別の所でそれぞれの部品を作り上げているらしい。
どんな機体なのか聞いて見ると俺が乗る予定の機体らしい。
エースならではの機体と言われたけどエースの自覚なんてないんだよね。
それでも今のリガ・ミリティアでは俺が一番MSの扱いが上手いから俺が乗る前提で機体を作っているらしい。
何か要望は?と聞かれたので遠距離攻撃できる機体にしてほしい、もっと言えば狙撃用の武器が欲しいと伝えておいた。
しかしまぁ要望で武器ほしいとか言ってしまう辺りこの世界というか時代にだいぶ感化されてきたな。
前世ならそんな事すら考えなかっただろうに。
今作り上げてるのはガンイージという機体でリガ・ミリティアの主力量産型の機体で俺専用と言われたのがVガンダムと呼ばれる機体らしい。
ちょっとここで頭に引っかかった単語がある。
ガンダムである。
前世でロボットを作る時にガンダムを作ると言われ参考資料しか見ていなかったんだけど…
製作途中の画像を見せていただきました。
うん、頭部は俺の知ってるガンダムでした。
そうだったのか…俺はガンダムの世界に生きていたのか…
軽いショックを受けてしまった。
まさか自分がロボット戦争アニメの登場人物になるとは…
ガンダムは何作品かあるらしいが俺はシンプルな初代ガンダムの資料しか見ていない。
他の作品なんて知らない。
これもそのうちの一つなんだろうけど…なんだかなぁ…
前世より進んだ未来の世界かと思っていたけどまさか創作物の人になるなんて誰が想像できるだろうか?
この世界で生きると決めていたのだが何となく体から力が抜け落ちてしまった。
その日はそこで終了にして街に出て飲むことにした。
ひっそりとした路地に小さなバーがあったのでそこで飲むことに。
今考えてみれば前世では付き合い程度にしか酒を飲んでいなかったのに自ら飲みに来るほどにショックを受けてしまった。
いや、生きてるってことには違いないんだろうけどその世界が自分の知っている創作物なんだというのは信じがたい事実だ。
そして自分という人物は創作物の世界でいたのだろうか?
一度に疑問を浮かべると湯水のように湧いてくる。
自分の存在意義はあるのだろうか?
そんな事を忘れるようにとにかく酒を飲み続けた。
ここまで飲んだのは初めてだろうってぐらい飲んだ。
しばらく飲んでいると端の方で女性1名と男性2名が目についた。
普通に飲んでるなら目につかなかっただろうけど明らかに男性達と女性は知り合いではない感じだった。
男性達が話しかけても女性は無視し続け、それに業を煮やしたのか男性の一人が声を荒げる女性の腕を引っ張り店の外に連れ出そうとしている。
普通ならこんな場面で関わろうとするバカはいない。
なんと言っても面倒くさいからだ。
しかし今日は酒を静かに飲みたい気分であったのでああいう手合は好まない。
つまりどういうことかというと…
「女性の誘い方がなってないんじゃないかい?」
口を出してしまうということ。
普段なら絶対にスルーしてるだろうが酒の影響もあってか今日は機嫌が悪い。
当然如く相手方も酒が入っている。
何よりナンパを邪魔したのだから喧嘩腰になってしまう。
そのまま男二人と店の外に出て話をすることになった。
女性が心配そうにこちらを見ていたが気にすることはない。
これはただの八つ当たりで憂さ晴らしなんだから。
結果として彼らにはお帰りいただいた。
どうやって?
丁重に拳と拳で話合いをしたら納得して帰ってくれたよ?
こちとら現役の技術屋でパイロットですよ?
生易しい世界に生きていないんですよ。
元々こんな性格じゃなかったはずなのに随分と考えが変わったもんだ。
いや、今日は日が悪いだけだ。
そう思うことにしよう。
彼等にお帰りいただいてから店に戻ると女性に声を掛けられた。
目つきは鋭いがキレイな顔立ちの女性だった。
髪は紫だけど地毛なのかな?
「すまない…助かったのだが…大丈夫か?」
気にすることはないよ。
ちょっと色々と居所が悪かったけど彼らのお陰で少しは気が晴れたからね。
「お詫びと言っては何だが一杯どうだい?」
何だが俺が彼等のナンパを横取りした気分になってしまった。
「私を助けてくれた英雄様に一杯奢るだけさ」
そういうことならと先程まで飲んでいた酒を注文し彼女とグラスを合わせる。
「英雄様の名前は?それとも英雄様と呼ばれたいかい?」
別に英雄でも何でもないから是非とも止めてほしい。
「ソウヤ・クルス、26歳の技術屋だよ。そちらは?」
バカ正直にMSのパイロットやってまーす!なんて言えるわけもないよ。
技術屋も自分で整備メンテナンスしたりするから間違いじゃないよね?
前職も技術屋だし。
「私はファラ。家名はちょっと家が嫌いで言いたくない」
いいんじゃない?今日たまたま出会った男に言いたくないことなんて言う必要ないし。
気楽に行こうよ。
「そう言ってもらえると助かるよ」
それからお互いに何となく自分の現状とか色々話をしていた。
彼女は家族というより家柄が嫌いらしい。
代々受け継いできている事を家業にしているらしいがそれが嫌になるんだとさ。
俺も俺で自分が今ここにいるのが本当に正しいのか分からなかった事をぶちまけてしまった。
なんで初対面の女性にこんなこと言ってんだろ。
酒のせいかな…
「私も初対面の人に何言ってるんだろうね」
お互い様であった。
それからは会話しつつお互いに酒を飲み続けた。
だからだろう。
途中からの記憶が正直曖昧だったのは。
だからだろう。
朝起きたら見知らぬ場所で裸で寝ていたのは。
だからだろう。
その隣に昨晩飲んだ彼女が裸で寝ていたのは。
俺の腕を枕に胸元にピッタリと寄り添うのは一緒に飲んでいたファラさんだ。
これはもう言い逃れできませんね。
ヤッてますね。
裸の男女が寄り添ってベッドで寝ていたら間違えるわけないよね。
間違いなくヤッてますね。
とにかくこの状況をどうにかしないと…
寝ている彼女を起こすのは申し訳ないのでゆっくり腕を抜こうとするが難しい。
腕ゆっくり動かしていると隣の彼女が目を覚ましてしまった。
「ふふっ、おはよう」
おはようございます。
なんですか?
顔を少し赤らめて笑う君は妖艶過ぎませんか?
「昨日はあんなに愛し合ったのに余所余所しいね?」
これは確定ですね。
酒の勢いとは言っても俺最低じゃないか?
ここは素直に謝ろう。
そして殴られて慰謝料を請求されて素直に払おう。
幸いお金を浪費していなかったから蓄えはそれなりにあるし。
素直に昨日の途中から記憶がないことを伝えると彼女は悲しそうな顔をした。
「あんなに激しく求めてくれたのに…ファラ、ファラって名前まで呼んでくれたのに」
oh,俺は何をやっているんだろう。
最低野郎だ…
そして前世から続いていた童貞がこんな形で終わりを迎えるなんて…
自慢じゃないが前世での経験は無かった。
言い寄られたこともあったけどロボを作るのに夢中だったからね。
まさか初体験が記憶に残らないとは…
本当に申し訳なく思い体勢を直し、土下座する。
本当にごめんなさい。
「ふふっ、冗談さ。そんなに謝られると私が困ってしまうだろ?ソウヤが記憶を無くしてるなんて判ってたさ」
まじですか?
「昨日が初体験だったのもね」
俺どんだけ言ったんだろう…まさかMSの事まで言ってないよな…?
「けど…本当に何も覚えてないのは酷いじゃないか」
そこに関しましては誠に申し訳なく存じ上げまして…
「だから…もう一回…ね?」
そう言って彼女は俺を押し倒し覆い被さり唇を重ねてきた。
彼女の舌が口の中に侵入してくると俺は呆気なくその舌に応えてしまい…
「フフフッ、記憶があっても激しいのは変わらないようだな」
やっちまいました。
というか何あれ?気持ち良すぎない?
俺前世ではそんなことも知らずにロボットだけ作ってたの?
ちょっと勿体ない事しちゃったかな…
あれから3回ほど愛し合いました。
それから二人でピロトークならぬ今後についての話を少し…
彼女…ファラは別に俺を縛る気はないそうだ。
お互いに話をしているうちに俺を気に入ってくれてここに連れ込んだのも彼女がそうしたようだ。
だから今回だけの関係…
かと思いきやこれからも時間がある時は飲もうと言う話で今回の件は幕を閉じた。
連絡方法がないが二人が出会った場所で会えば飲もうという程度だった。
そして時刻はすっかりとお昼を周り彼女はそろそろ戻らないと、という事で今回はここで別れた。
送ろうかと思ったが彼女がそれを拒否したのでその場で解散となった。
俺は工場にそのまま向かうとミューラさんにこってりと怒られた。
女性と寝てて遅れましたなんて絶対に言えない。
それからファラとは何度も一緒に飲み体を重ねていった。
昼はリガ・ミリティアの工場でMS開発とテストパイロットをし…
夜はファラと飲み、体を重ねる。
こんな生活が続くわけがないと思っていたらあっという間に1年半ほど経過してしまった。
リガ・ミリティアのMSガンイージがついに完成した。
これを地球に降ろす際に俺も一緒に地球へと降りることになった。
ということはファラとの関係はこれで終わりになるということだ。
俺無責任過ぎないか?
という事で本日がファラとの最終日になる。
いつも通りいつものバーで飲み話しながら最後には体を重ねて俺の腕枕でお互いに抱き合いながらピロトークを楽しむ。
今日はいつもよりお喋りな俺。
会話が長引いてしまえばしまうほど切り出すタイミングが無くなっていく。
意を決して伝えようと覚悟を決めると彼女から語られた。
「今日で最後だ…今後は会えなくなるな…」
あれ?俺はいつの間にか話していた?
また記憶飛ばしたのか?
「今日…仕事の方で少しな…ここから移動することになったんだ」
まじかよ…まさか同じタイミングで同じような出来事が起こるとは…
俺からも同じように仕事で移動になることを伝えた。
お互いに何の仕事をしているかは知らない。
「そうだったのか…これなら後腐れなく別れられるな」
その言葉を聞いた時、衝動的にファラに伝えたくなった。
一緒に行かないか
きっとファラだって了承してくれる。
俺も今の生活を捨てて二人でひっそりと暮らそう。
家に縛られたくないという彼女ならきっと来てくれる。
そう思って口に出そうとしたが彼女に唇で口を塞がれてしまう。
「その言葉はとても魅力的だ。でも駄目なんだ。だからさようならだ」
彼女の決意は固かった。
それでも女々しい俺は彼女にネックレスを贈った。
これをお互いに付けていればきっとまた会える。
自分で言ってて思ったがこれってある意味ストーカーかな?
勘違い男の気持ち悪い行動じゃないか?
そんな俺の気持ちをよそに彼女はそのネックレスを握りしめ。
「ありがとう…大切にさせてもらうさ」
何となくだけどきっとまた会える。
そんな気持ちが湧き出てきた。
だから俺はまた今度飲もうなと言った。
彼女はふっと笑って部屋を後にした。
なんかクサイセリフ吐きまくりだったな俺は…
今更物凄く恥ずかしくなってきた。
でも彼女のお陰で何か吹っ切れた。
創作物の中であろうと俺は俺だ。
生きている。
そう今回の出来事で実感することができた。
それから俺はガンイージーと共に地球へと降りていった。
オリファーやマーベットは元気にしてるだろうか?
楽しくハーレム物書こうとしてたのに気がついたらこうなってました。
基本的にノリと勢いで書いてます。
こんなこともありますが基本的には明るいガンダムハーレムの話
のはずです!
本当は連絡用にスマホもどきでも出してやろうと思ってましたが止めました。
次はシュラク隊が出てくる予定ですがここでもメンバーシップに改変があります。
次の作品はようじつのハーレムにしようと思ってます。