異世界帰りの勇者が英霊達と戦う話 作:yakitori食べたいね
あなたの1日はまず鍛錬から始まる。
先ずは瞑想から始まり、そこから故郷にて最強の人類と呼ばれていた老人に教わった剣術の型、それを想像力によって生み出された仮想敵へと振るう。
その敵は竜であった。
東洋の蛇のような龍ではなく西洋の竜。
その体から放たれる威圧感は半端なものではなく、一撃でも攻撃をまともに喰らえばあなたは物言わぬ肉塊と化すだろう。
すると竜はあなたに向かって突進してきた。
だがあなたは持っていた木刀を下げていたままだった。
そのまま竜が近づいてぶつかる直前、木刀を当てて相手へその衝撃を『流した』
そして浮き上がった竜に対して木刀を振るうと幾多もの亀裂が入り、その数瞬後竜はバラバラに崩れて消えていった........
あなたはしばらくぼうっと空を眺めていた。
すると足音が聞こえ、後ろを振り向いて見ると、あなたの目の前には神父服を着た体つきの良い男が立っていた。
そう、その人は現在のあなたの保護者である、
彼はどうやら朝食に呼びにきてくれたようだ。
その言葉に従い、家に上がって食卓を覗くとそこには
冒涜的なまでの赤色が居座っていた
赤、赤、赤、赤。
皿のどこを見渡しても血みどろのようになっており、とても人間の体に許容できるものとは思えなかった。
これは麻婆豆腐というものらしいが、この世界に来て最初な命の危機を感じたのがこの赤色を見てからである。
顔を上げて既に座っていた綺礼を見れば、ニヤニヤとあなたの反応を面白がる様にして嗤っていた。
流石に朝イチでこの麻婆は無理だと判断したあなたは食卓を背に向けて学校へと向かった。
学校に着くと授業を受けた後、仲間と喋ったり、遊んだりして過ごした。
かつての戦場とは真逆の刺激の無いつまらない日々だが、あなたはそれもまた悪くは無いと感じていた。
基本的には、学校から帰るとあなたは部屋に篭って魔術の勉強か外で修行をしている。
今日はネットサーフィンを繰り返しているうちに時刻は24時を過ぎていたが、この時間に綺礼を呼ぶのもあれだなと思ったあなたはコンビニにでも行って小腹を満たすものを買おうと考えた。
コンビニに向かった帰り道、
雪を思わせる白い小さな少女と、その少女を肩に持った岩のような巨漢、同級生である衛宮士郎、学園のマドンナと呼ばれている遠坂凛に、プレートアーマーをつけた謎の金髪の女性とが相対していた。
あなたはこの状況を謎に思い、話しかけようとするが思いとどまった。鎧をつけた女性や明らかに外国人な少女。
衛宮がなぜ遠坂と一緒にいるのかなど疑問が多いことも理由だが、それ以上に警戒すべきことがあると自分の戦士としての直感が告げている。
「あの少女を持っている男はやばい」
それは間違いなく正しかったがそう判断するのが遅すぎた。
突然現れた謎の状況にあなたは混乱しており、普段なら絶対に解かない警戒を一瞬でも解いてしまい、それは戦場に身を置くものからしたら「見られている」という状況を察させてしまうには十分なものであった。
気配が見つかってしまったことに内心後悔するあなただったが、潔く出て行くことにした。
あなたの姿を見た彼らの表情は様々で、衛宮と遠坂は驚愕に満ち溢れていたが、金髪の女性はより警戒を強めたようだった。
そして白い少女は全く謎だと思っているようでしばらく首を捻っていたが、そのうち自分で結論がついたようだった。
彼女が言うには自分のことは逃がしてくれるらしいが衛宮は別らしい。
その次の瞬間、男が衛宮に向かって走り出しそれを金髪が守った。
それを見たあなたは金髪が衛宮を守ろうとしていることを把握し、共闘することにした。
今の突進だけでも今朝の仮想敵とは比べ物にならないほどの『圧』を感じたあなたはこの戦闘に心踊る気持ちだった。
あなたは平和も好きだがそれ以上に闘争を愛しているのである。
戦闘描写は次に持ち越し。構想は厨二病特有の想像力で間に合うけど文章にして表現するのが難しいですね.....改めて小説家の人を尊敬しました