家庭教師ヒットマンREBORN! ー鳳凰神と暁の炎ー   作:二首犬

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 何度も作品を削除したりしてすみません。いい作品を書こうとしているのですが、現状上手く行きません。


第一話 ありふれた日常と暗躍する者達

 ここは日本の並盛と呼ばれる街である。そこに一人の少年が友達の二人と歩きながら学校に向かっていた。真ん中にいるオレンジのボサボサ髪の少年、沢田綱吉は顔を上げて、感慨深げに呟いた。

 

「あと少しで、俺…いや、俺達は中学を卒業するんだな」

「そうっすね!十代目!中一の時から大きく変わりましたもんすから。確か、十代目は並盛高校に進学するんすよね?」

「そうだよ。獄寺君も同じだよね?」

「そうっす!」

 

 同意したのは銀髪のセミドレッドヘアーで、煙草を吸っている美少年、獄寺隼人である。彼はボンゴレファミリー十代目、綱吉の嵐の守護者を勤めている。なお、UMA等の希少生物好きでもある。

 

「獄寺の言う通りだな。来年、高校生になったら俺は甲子園を目指すぜ」

「そう言えばいいの?確か山本には野球の強豪高校からの推薦があったんでしょ?」

「それよりも、その高校と戦う方が面白そうだから辞退したんだぜ!」

 

 綱吉の問いに爽やかに答えた少年は山本武、彼も隼人同様にボンゴレファミリーの一員で、雨の守護者を勤めている。彼は根っからの野球好きであり、彼も中学卒業後は並盛高校に進学する予定だ。

 

「そうだ。昨日もランボが小学校で手榴弾を爆発させたらしい」

「あのアホ牛また小学校で問題起こしたんすか!」

「そうだね…イーピンも呆れていたよ」

「まあまあ!ランボも小学生なんだし多少は大目に見ようぜ」

「ハァ!それしかないか」

 

 ランボとはイタリアの中小マフィア、ボヴィーノファミリーのヒットマンでリボーンを殺すために来日したが、いつのまにやら、綱吉の家、沢田家の居候兼ボンゴレファミリーの雷の守護者となった。

 イーピンは格闘家兼暗殺者で、最初は綱吉を暗殺するために来日したが、人違いだと分かり、自己鍛錬のためにそのまま沢田家に居候することとなった。

 二人とも今年から並盛小学校に通っているが、ランボは我儘な性格のせいで、イーピンは日本語が話せないために、二人とも小学校で苦労している。

 

「おはよう、ツナ君」

「おはこんにちは」

「ああ!おはようエンマ。それと、しとっぴちゃんも」

 

 この二人はボンゴレファミリーと古くから交流があるマフィア、シモンファミリーである。エンマこと古里炎真はそのファミリーのボスであり、しとっぴちゃんことSHITT・P!はそこで沼の守護者を勤めている。

 なお、エンマとツナは訳があって一時は敵対関係であったが、現在は大親友とも呼べる中である。

 

「そういえば、エンマたちも並盛高校に進学するんだっけ?」

「もちろんだよ。紅葉やアーデル達もいるからね」

 

 紅葉とアーデルはシモンファミリーの一員であり。紅葉は森、アーデルこと鈴木アーデルハイトは氷河の守護者を勤めている少女も並盛高校に進学している。

 

「このところ何もないね、こんな日が続けばいいのに」

「そうだね、争いごととかもうまっぴらだしね」

 

 ツナが溜息を吐いて呟くとエンマもそれに同意した。この二人いや、ツナは二年生の頃から大事件をいくつも経験していた。まず、六道骸の事件から始まり、XANXASとボンゴレの後継者を巡った継承戦。世界を支配しようとする白蘭との未来での戦い。ボンゴレの強化に拘ったD・スペードとの戦い。アルコバレーノにかけられた呪いをとく戦い、虹の代理戦争。

 最後に、封印から解放されて世界の破滅を目論んだ邪神ロヴィーノと激突したロヴィーノ事件などがあった。

 

「この平和もいつまでも続いてたらいいのにね」

「そうだね!」

 

 二人がそう呟いているとどこからか声が聞こえた。

 

「ねぇ!君達、いつまで群れてるつもりだい?」

「ひ、雲雀さん、どうしてここに?」

「中学校の方が気になったから見に来ただけだよ。小動物」

 

 雲雀はトンファーを取り出して、構えてきた。

 

「このまま群れているなら嚙み殺す!」

「に、逃げようエンマ!」

「そ、そうだね!」

 

 全員が大慌てで走り去ろうとすると雲雀も「逃がさないよ」と追い続けてきた。

ツナは思った。この平穏がいつまでも続けばいいなと。しかし、彼はまだ知らない、この平穏が仮のモノであることを。

 

 

 

「ふっふっふ、ようやく総理大臣の椅子を手に入れた」

 

 その日の夜、永田町にある国会議事堂の総理の部屋にて、一人の男が不気味にほくそ笑んでいた。彼の名は烏丸黒男、つい最近総理大臣になった男である。

 彼が上機嫌で椅子にふんぞり返っていると彼の携帯から着信が入った。

 

「はい、こちら……!」

『総理大臣の椅子の座り心地はどうだ?』

「これは大将軍様ではありませんか。いかなる御用でしょうか?」

 

 大将軍と呼ばれた男は淡々と言葉を続けた。

 

『今からデータを送る。そいつを何としても探し出して殺せ』

 

 黒男は自分のノートパソコンを開き送られてきたデータを確認した。その人物は金髪ロングの美女であった。外見から考えて二十代と思われる。

 

『警察を総動員してこの女を秘密裏に捕らえよ』

「それは構いませんが、この女が貴方様に何をしたんですか?」

『お前が知る必要のないことだ。この女はまだ東京にいるハズだ。何としても捕らえよ』

「分かりました」

 

 黒男はそう言うと電話を切った。すると苛ついたような口調でボヤいた。

 

「アイツは人使いが荒いなあ。総理大臣になる手伝いをしてくれたことは感謝しているが俺に理由の一つでも教えてくれたらいいモノなのに。取り合えずやるとするか、写真から見るにいい女のようだしな。へぇへぇ、俺の女にでもしようかな……!」

 

 黒男はいやらしい目で標的の女の顔を見ていた。

 

 東京タワー近くの公園で二人の男女がベンチに座りながら談話していた。女の方は大将軍が探している美女であった。まず男の方が口を開いた。

 

「ネフティス、どうやら大将軍は総理を動かして、君を捕えようとしているようだ。早く東京を去ったほうがいいんじゃないかい?」

「それはできないわよ。間違いなくそのバカはどこに逃げようとも私を捕えようとするでしょ?」

「それはそうだけど……!」

 

 男はネフティスと呼ばれた美女に返されると答えられなかった。

 

「それにしてもロヴィーノはとんでもないモノの封印を壊してしまったわね。あの怪物は近いうちに蘇るわ」

「そうだな。でもその邪神を倒せた沢田綱吉ならあの怪物も倒せるんじゃないのかい?」

「それはわかるけど。万が一に備えてよ。カイ」

「分かった。君も気を付けろよ。相手は国家権力だ」

「心配ないわ。それより貴方はあの炎、暁の炎を宿す者を探し出して頂戴」

「了解だ!」

 

 それだけ言うとネフティスは立ち上がり、どこかに歩き始めた。

 カイと呼ばれた男はポケットからチョコレートを取り出し、それを食べながらぼやいた。

 

「彼女の願いを無駄にしないためにも暁の炎の宿主を探すか。それにしても異世界まで絡んでくるとは思わなかったなー」

 

 カイはポケットから暁色の宝石が埋め込まれたリングを取り出すとそれを上に上げた下から眺めた。

 

 一方、この時間誰もいない東京スカイツリーの展望台に、中世のヨーロッパ貴族の服に眼帯をした痩身の中年男性がいた。彼はただ一人で夜空を眺めていた。

 

「新たなる物語が動き出すか。ジョット、お前との約束は絶対に果たそうこの不動の名に誓ってな」

 

 不動という男は金色の鳥の刺青が彫られた右の掌を見た。するとその刺青は金色に輝き出した。そして、そこから神々しい金色の炎が灯った。

 




 今回はここまでです。家庭教師ヒットマンREBORN!の原作を読んで思いましたが、ランボとイーピンは学校に通っているのか知りたいです。
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