今世紀で最悪の闇の魔法使いになってしまった ー1 作:シューズ
3年生にして学生として最上位の実力を得たと思う。最上級生にも決闘とかでは勝てる、開心術無しでも(きっと)。財力とか人脈で負ける事はあるだろうけど、まあこれは極端に言えばダンブルドア教授を引っ張り出されたら確実に負けるというだけだ。他の教授陣にはある程度食い下がれる、はず。
ということで就寝時間になったら抜け出して秘密の部屋に入ってみる事にする。1年の時から入っていた必要の部屋の方が良いという結論がはっきりするだけかもしれないけど、秘密の部屋の方は常に独り占め出来るのがいいところだ。バジリスクはいるだろうが、まあ、目を閉じて離れた場所にどいててくれればいい。
だいたい2年弱も秘密の部屋に行かなかったのは我慢強かったと自分でも思う。ホグワーツ城内を常に真剣に本気で見回りしてる教授なんていないし、1年生の時でも高確率で見付からず秘密の部屋に行けたんだ。
目くらまし呪文、眩惑の呪文、超感覚呪文を習熟したから秘密の部屋に隠れて行っても大丈夫だろう。部屋の中のサラザール・スリザリンが残した怪物がバジリスクで無い場合も考えられるが、盾の呪文やその上位の守護呪文も使えるから逃げるくらい出来るだろう。超感覚呪文の効果で目を閉じていても不意打ちされないだろうし。
「まったく、リドル、君がこんな物を寄越すとは落胆したよ」
がっかりしたのはこっちだ。寮の談話室なんて人目のある場所で誕生日プレゼントに文句をつけるとは。大体私が魔法をかけた石の何が不満なんだよ!去年以前の木のやつには文句言ってこなかっただろ!…一応不備の有無は確認しておくか…
「…それは、申し訳ない?かけた魔法に不備でもありましたか?」
「いやいや、魔法はともかく素材がねえ」
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ちっ!金が無くて悪かったな!お前ら名家とは違うし。誕生日やクリスマスやイースターに贈り物をするのがそもそも私には気に入らないし、拾った木や石を加工して魔法をかけて贈り物とするのも惨めだ。金の無さを嫌味に指摘してパトロンになると婉曲に伝えてきたのだとしても、お断りだ。あいつにはもう贈り物などしない。他の奴らにも贈り物はもうやめるか?…スリザリン生だけでも贈り物をやめれば大分楽ができるが…
地下の談話室から上がってきたが、このまま虱潰しに女子トイレに入って秘密の部屋の入口を探す訳にはいかないか。私は男だし、夜中でもなければ利用者がいてもおかしくない。
夜まで待たなくともそこらの空き教室や秘密の通路にでも入って変身術を使えばいけるか。変色呪文でローブを緑から赤か黄色か青にすれば、フードを被って俯いていればいけそうだ。
確か女子トイレの洗面台の蛇口の1つに蛇が彫ってあってそこに蛇語で『開け』と言えばいいんだったな。見付からなければそれは、私が物語の世界に入り込んでこの肉体に憑依だかなんだかをしているというのがただの妄想だと思えるし、それでもいい。見付かったとしても、物語通りの世界ではないと私の存在が証明している…物語の知識はホグワーツ創始者の遺産の利用に便利だろう。誰が作ったか知らないが必要の部屋を見つけられただけでも充分と思える。ああ、死の秘宝なんかも所在は物語通りなら分かる、か。
秘密の部屋に今から行く。
魔法的な能力の成長はこれぐらいの年齢の期間に様々な魔法的事柄に触れることで伸びる、はず。学説としてそうだし、ダンブルドア教授よりも偉大な魔法使いだと考えられるホグワーツ創始者たちもそうだと思っていたからこのホグワーツ魔法学校の仕組みを作ったのではないか。
なら闇の魔法についても触れておきたい。秘密の部屋の中なら練習にピッタリだろう。……許されざる呪文、ヒトに向けると監獄アズカバン送りになる3つの呪文は、特に
時間が空いてすいません。ハロウィンなので投稿した、ということで。
打ち切りエンドなら、主人公が秘密の部屋の中でうっかりバジリスクと目を合わせてしまった、と思って下さいゴメンナサイ…