リアルの方があまりに忙しくて執筆の手が止まっていたのでまた投稿を再開しますね。
あと一話から読み返した時あまりに読みにくかったので手直ししていこうと思います。
物語は殆ど変わらないので気にしなくて大丈夫です。
三人目の一年生である釘崎を出迎えし、廃ビルでの実地試験も終えた。
それから二週間が経ち、共に授業を受ける中で仲も深まってきた頃。
ある日、虎杖、伏黒、釘崎は共に任務を受けることになった。
「我々の“窓”が呪胎を確認したのが三時間ほど前。避難誘導9割の時点で現場の判断により施設を閉鎖。“受刑在院者第二宿舎”五名の在院者が現在もそこに呪胎と共に取り残されており・・・」
──呪胎が変態を遂げるタイプの場合、“特級”に相当する呪霊になると予想されます。
補助監督である伊地知の言葉に思わず唾を飲みこむ伏黒と釘崎。虎杖よく分かっていない様子だった。
「なぁなぁ俺特級とかまだイマイチよく分かってねえんだけど」
そう話す虎杖に呆れる釘崎を尻目に伊地知が説明を始める。
通常の兵器が呪霊に有効だと仮定した場合、特級呪霊はクラスター弾での絨毯爆撃でやっと祓えるかどうかの相手。他の呪霊とは文字通り桁違いの強さを誇り、少なくとも入学したばかりの三人が受け持つような任務ではない。
「ヤッベェじゃん」
「本来呪霊と同等級の術師が任務に当たるんだ、今日の場合だと五条先生とかな」
「で、その五条先生は?」
「出張中。そもそも高専でプラプラしてていい人材じゃないんだよ」
呪術界は基本的に人手不足である。ブラック会社も驚きの仕事量に手に余る仕事を振られるなどの無茶振り、さらに生徒の指導まで受け持つ人間もいる。
ただでさえ忙しいのに、腐った上層部からいらない邪魔が入ることもある。
要するに呪術界は正しくクソであった。
「この業界は人手不足が常。手に余る任務を請け負うことは多々あります。ただ今回は緊急事態で異常事態です」
メガネの位置を調整し、伊地知は続ける。
「“絶対に戦わないこと”特級と会敵した時の選択肢は“逃げる”か“死ぬ”かです」
この言葉だけでも呪術界が如何にクソでブラックかが伝わってくるだろう。この任務を受ける彼ら三人はまだ高校生なのだから。
だが伊地知も意地悪でこの任務を割り振っている訳ではない。上層部の言うことに“窓”や補助監督は逆らえないのだ。それが社会である。
「あの!」
その時、虎杖達に横から声を掛ける者がいた。
現場に取り残された受刑者の母親である。
「正は、息子は大丈夫なんでしょうか」
一般人に呪霊のことは伝えられない。今回の事件は現場に何者かが毒を散布したということになっている。
息子が無事かも分からず、窓に押さえられた母親は涙を流していた。
「伏黒、釘崎・・・」
──助けるぞ
虎杖の本質は善人、笑ってしまうくらいのお人好し。
何者にも穢されぬ優しさの持ち主だった。
◆
伏黒は絶望の中にいた。
突然現れた穴に吸い込まれるようにして消えていった釘崎を追いながら思考を巡らせる。
呪胎が変態して生まれた特級呪霊は虎杖が押さえているが、それも長くは持たないだろう。
伏黒が釘崎を救出し、遠くに離れてから合図をすることで虎杖が宿儺を解放、特級呪霊を祓うという作戦しか全員が生きて帰る方法がなかったのだ。
状況は最悪だ。
まず宿儺が素直に特級呪霊の相手をしてくれるとは思えないし、まずまず合図まで虎杖が生きていられるのかと聞かれれば怪しいだろう。
絶対絶命という言葉がこれほど似合う状況も少ない。
ただ今は釘崎を助けることだけを考えて走っていた。
「ぐ・・・う゛ぅ、う゛う゛う゛!」
虎杖は特級呪霊から放たれる呪力の波動を全力で受け止めた。
指の先から焼け崩れ、ボロボロと散っていく。もはや痛みすら曖昧に感じてくる。
虎杖は人生で初めて自分の“弱さ”を痛感していた。
生まれ持ったトップクラスの身体能力、恵まれた戦闘センス。社会の中で彼は頂点に近い力を持っていた。身体測定でもスポーツでも誰かに負けるということは基本無い。他とは生物として隔絶していた。
彼は自分が“弱い”と感じたことがなかったのだ。
生まれて初めて明確に“死”というものを感じ、溢れてくる涙を止めることすら満足にできない。
衝撃を押さえきれず壁に叩きつけられ、自分の甘えを自覚する。
「自惚れてた。俺は強いと思ってた。死に時を選べる位には強いと思ってたんだ」
親指以外の指先は焼き切れ、身体中が痛みに悲鳴を上げている。
それでも彼は立ち上がらなければならなかった。
「でも違った。俺は弱い」
ここで死ぬわけにはいかない、ここで死にたくなんか無い。
「あ゛ー!死にたくねえ!嫌だ!嫌だぁ!」
頭を抱えてみっともなく泣き叫び、アニメの小物のような情けない鳴き声を上げる。
「でも・・・死ぬんだ・・・」
喚き、叫び、髪を掻き回し、ゆっくりと深呼吸をする。
そうして再び顔を上げた時、彼は主人公だった。
覚悟を決め、たとえ敵わなくたって立ち上がる。それが虎杖悠仁、それこそが彼の本質。
そんな彼を誰が笑うだろう。
彼はどうしようもなく、紛れもなく主人公だったのだ。
憎悪、恐怖、後悔。彼の中に渦巻く負の感情が呪力として渦巻いていく。
そうして呪力を纏った拳が特級呪霊へと突き出された。
ぱしっ
軽い音が響く。
虎杖の全てが乗せられた拳を容易く受け止めた特級呪霊はニッと笑った。
想いだけでこの状況を変えられるほど現実は甘くない。
「クソッ!」
もはや手立て無し、そんな時だった。
「アオーォォオン!」
遠くから犬の遠吠えが聴こえてきた。
それこそが伏黒から虎杖への合図。
場の空気が塗り替えられる。
威圧感だけでも心臓が止まりそうなほどの重圧。
笑っていた特級呪霊はその顔を恐怖へと変化させていった。
「つくづく忌々しい小僧だ」
彼は王。
紛うことなき呪いの王。
両面宿儺が顕現した。
◆
“窓”は二種類のネットワークを持っている。
一つは普段の業務で使われるネットワークだが、もう一つは違う。
今や窓の中でも加入していない人間が1割を切ったほどの巨大な団体、“亜鬼ちゃんファンクラブ”が使用するネットワークだ。
このネットワークは毎日フル稼働し、亜鬼の尊いシーンや格好良かった場面、可愛かった言動の一つ一つが共有される。これは亜鬼がその存在を知り、活動を許可したことで更に活発となった。
だが彼らの役割はそれだけではない。
些細な噂話でも良い、何か有用そうな情報があれば亜鬼に伝えることも目的としている。
伝えた時、嬉しそうにお礼を言われることが何よりの報酬であり、恩返しの機会を探している多くの“窓”はよく情報を集めていた。
「なんかさ、新しく一年生が三人入ったじゃん?」
スマホをいじりながら一人の“窓”がもう一人に話しかける。
朝余裕がある時、昼飯を食べる時、ちょっとした休憩の時、ファンクラブに加入している“窓”はファンクラブネットワークを確認し、有用そうな噂話を書き込む。
「もうそんな季節だっけ〜時が経つのは早いねぇ」
「何そのセリフ、おばさんみたいじゃん」
「別に普通でしょ。それよりその三人がどうかしたの?」
「それがさ〜さっき偶々聞いちゃったんだけど、特級相当の任務に割り当てられちゃったんだって!」
あり得ないことだった。入学したての一年生が特級任務を受け持つ。それも二級程度の実力でだ。
「それさ、やばくない?」
「まあやばいけど、私たちにはどうしようもないし・・・」
そう、たとえ呪術師がどんなに危険な目に遭っていても、その呪術師が自分たちの遥か年下の子供だとしても、力を持たない“窓”にはどうすることも出来ないのだ。
「でも亜鬼ちゃんなら?」
「確かに亜鬼ちゃんならどうにかしてくれるかもだけど、今は任務中だよ?」
そうは言いながらも二人の指は文字を打ち込む。
ファンクラブネットワークに情報が流れ、それが窓の間で瞬く間に広がっていった。
日本中に散らばる窓がお互いにその情報を伝え合い、ネットワークを見ていなかった者もその事実を知る。
そうして一人の窓の元にその情報が届けられた。
窓の名は阿瀬比。亜鬼の専属と言って差し支えない女である。
彼女は情報を聞きつけ、直ぐに伊地知に連絡を取る。
場所と任務概要、その危険度を正確に把握した。
今は亜鬼の任務が終わるまでの待ち時間。とはいっても毎回祓うのに一分もかからないのでそこまで長い訳では無いが。
待つこと5分、任務を終わらせてとてとて歩いてくる亜鬼の姿を確認し、駆け寄る。
「亜鬼ちゃん、実は・・・」
その報告を聞いた亜鬼は聞き終わるよりも前に飛び出していた。
「また助けに行くんだね、流石は私達のヒーローだよ」
その姿を見た阿瀬比は誇らしそうに呟き、車へと戻っていった。
◆
もはや生還は不可能だ。
伏黒は状況を鑑みて冷静にそう判断した。
作戦通りに宿儺が特級呪霊を祓ってくれたのは良い。
だが想定外なことが起きた。
虎杖が宿儺から一時的に主導権を取り戻せなくなったのだ。
結果的に宿儺は伏黒の前に姿を現し、自分の心臓を抜き取った。
宿儺は呪霊なので心臓が無くても死ぬことはない。
だが虎杖は別だ。人間である彼は心臓無しでは生きられない。
つまり虎杖が主導権を取り戻した瞬間、彼の死が確定する状況となったという訳だ。
虎杖を生還させるには伏黒が宿儺に力を見せつけ、心臓無しの状態では勝てないと思わせるしかない。
正攻法では不可能だ。
何故なら彼は呪いの王。ほんの一片しか力を取り戻していなくてもそれは変わらない。
格が違うのだ。膂力、俊敏性、呪術、全てにおいて比べることすら出来はしない。
打つ手がない訳ではない。伏黒が持つ術式、十種影法術には命を賭けた奥の手が存在する。
だが使えば間違いなく自分は死ぬし、虎杖だって死ぬ事になるだろう。
簡単に切る訳にはいかない。
「良い術式だ」
宿儺は素直にそう称賛した。禪院家の相伝術式である十種影法術。どんな事態にも対応することができ、誰が相手だろうと相性不利というものが基本的に存在しない。応用も利き、攻撃も防御も自由自在。
禪院家が相伝術式にするに相応しい素晴らしい術式だった。
「オマエの式神、影を媒体にしているのか」
「ならなんだ」
「フム、分からんな・・・オマエあの時、なぜ逃げた」
宿儺からすれば理解が出来ないことだ。これだけ恵まれた術式を持っているならあの程度の特級を祓うことなどさして苦労もないだろうに。
「宝の持ち腐れだな。まあいい」
不思議そうな表情を浮かべる伏黒を一瞥し、自分の胸に空いた穴を指差す宿儺。
「どの道その程度では心臓は治さんぞ」
伏黒は自分の狙いが完全にバレていたこと、それも織り込み済みで遊ばれていたことを知る。
だがそんなことはどうでもいい。
伏黒はこの世界が嫌いだ。
善人ばかりが割を食い、悪人は陰で蠢く。
平等など無い。善人はその優しさを誰かに与え、お返しに不幸をプレゼントされているのだろうか。
優しく自分に微笑みかける姉の姿を思い出す。
最近であった陽だまりのような男の顔が脳裏に浮かぶ。
誰も・・・誰も法以外では悪人を裁けない。
なぜそのせいで善人が不幸にならなくてはならない。
なぜそのせいで彼らの笑顔が奪われなければならない。
なぜ、なぜ、なぜ。なぜ!
少しでも多くの善人が平等を享受できるように。
──俺は“不平等”に人を助ける
伏黒が魅せる覚悟の眼差しが宿儺を貫いた。
彼から放たれる重圧が大気を揺らしている。
「いい、いいぞ!」
宿儺はそれでも愉快気に嗤った。
「命を燃やすのはこれからだった訳だ・・・
魅せてみろ!伏黒恵!」
場の緊張感が最大まで高まる。
張り詰めて今にも切れてしまいそうな糸のように、それでいて限界を知らぬ太陽のような熱さを孕んでいる。
もはや誰もこの戦いの邪魔をすることは出来ないであろう。
「布瑠部由良由──
「そこまでです」
たった一人の例外を除いては。
伏黒の詠唱に割り込んだ無粋にすぎる乱入者。
ただの一言でその場が塗り替えられる。
それは特級に認定された呪霊でありながら人類の守護者であり、呪術界最強が明確に“祓えない”と明言した唯一の存在。
特級呪霊“番外”「死風」。
宿儺から浮ついた雰囲気が消えた。
場に満ち満ちる静謐で、しかし極限まで研ぎ澄まされた呪力が彼女の強さを何よりも鮮明に表している。
宿儺は乱入者を明確に"敵"だと認識した。
獲物でもなく、路傍の石でもない。
これは敵だ。
この呪いの王をして底が計り知れん。
「どうしました?私の顔に何かついてますか?」
亜鬼は珍しく煽るように宿儺に声を掛ける。
その顔には貼り付いた様な笑みが浮かべられていた。
「それとも・・・」
言葉の途中で亜鬼が姿を消す。
力を取り戻し切っていない宿儺では到底捉えられない速度へと加速もなしに到達する。
亜鬼の動きには前触れが無い。攻撃の前兆が捉えられない。気が付いたとき、既に事象は完結しているのだ。
「見惚れちゃいました?」
敢えて何時もの口調を変え、嘲るように問いかけた。先程の表情は何処へいったのか、今の彼女の顔は震えるような怒りで埋め尽くされている。
亜鬼の手の中には肩から千切られた宿儺の右腕が握り締められていた。
明らかな敵対行為。挑発的な言動。
呪いの王に対してなんと不遜な行為か。
それでも王は大らかだった。
「ククク、その通りだ」
あっという間に無くなった筈の右腕が生え、何事もなかったかのように治りきった。
そして宿儺はニヤリと悪辣に嗤う。
「久しく見ていなかった“本物”を魅せてもらったぞ」
宿儺は嘗てない程機嫌が良かった。伏黒という見どころのある呪術師に加え、こんなにも面白い存在が誕生しているとは。純粋な呪霊には見えず、かつ人間でもない。その上で受肉体でも無いのだから。
そして強い。
呪術全盛の時代、自分に並び立つ可能性がある者など誰もいなかった。
彼は孤独で、絶対的で、他の全てが追随することすら許されない程圧倒的に王だった。
だが目の前の存在は違う。
現時点では万全の自分に一歩及ばないが、まだまだ底を見せていない様にも思える。
初めは最高潮まで盛り上がった戦いを邪魔するつまらない輩かと思ったが、なかなかどうして面白い存在だ。
「名はなんと言う?」
「あなたに名乗る名前はありません」
宿儺はその答えを聞いて嬉しそうに笑った。
自分と渡り合える存在というのはこうでなくてはならない。
「では無理やり聞くとしよう」
だからこそもっと魅せてくれ、と宿儺は願った。
この呪霊とはいつか間違いなく戦うことになるだろう。その時を楽しみにしながら前哨戦とでも洒落込もうじゃないか。
だが亜鬼からすれば今の宿儺は格下も格下。
「残念ですが、今の貴方程度では話になりません」
初動もなく亜鬼が宿儺へと肉薄。音もなく加速し、瞬間的に音速の世界に辿り着く。そこから更に身を深く沈め、地面を抉る勢いで一歩踏み出した。
宿儺はその動きを既に捉えている。だが見えていても今の体では反応出来ない。
「また会いましょう、両面宿儺」
「ケヒヒッ。楽しくなりそうだ」
宿儺の鳩尾へと手を当て、体が前に進もうとする力を余すことなく伝え切った。音速を尚越える速度から放たれる掌底。絶大に過ぎる衝撃が宿儺の身体を走り、身体中の骨に亀裂が走った。
──羅刹流「震心」
そこから更に呪力の波が放たれた。身体中の血管、内臓、筋肉や筋、それら全てを呪力の波が食い破る。
虎杖の身体中から血が吹き出す様子を見て伏黒は焦った。今は宿儺が主導権を握っているが、元はと言えばそれは虎杖の体。このままでは虎杖が死んでしまうのは目に見えて明らかだった。
「亜鬼さん!そいつは虎杖の体なんです!だから・・・」
必死に叫ぶ伏黒に一つ頷きを返し、呪力の波を流すことで完璧に把握した虎杖の体の内部構造を思い浮かべる。
そして一つ深呼吸し、反転した呪力を血管を通して流していった。
◆
私が呪胎戴天編に介入することを決めた際、まず考えたのはいつ介入するかだった。
できれば任務を変わることが出来ればいいのだが、恐らく虎杖君たちが任務を受ける時、私は任務を振られているだろう。原作の五条先生もそうやって出張中の隙をつかれた筈だ。
それなら全てが終わった後ならどうだ?
心臓がない状態で主導権を取り戻した虎杖君が宿儺との縛りで復活する前に私が治すという寸法だ。
だがそれにも不安が残る。宿儺が縛りを結ぶのが思ったより早ければ取り返しがつかないことになるし、それ以前に私が治せるのかが不安だった。
心臓がない状態で人が何秒間、何分間生きられるのだろうか?
原作の様子から見るに虎杖君の復活は五条先生の目から見ても絶対にあり得ないこと・・・つまり死者蘇生のようなものだったのだろう。
あれは心臓を治せなかったから処置できなかったのではない。既に反転術式では直せない死体だったから処置出来なかったのだ。
そこから考えるとあの状態から虎杖が奇跡の復活を果たしたのは宿儺の反転術式が神懸かっていたことが理由ではない。
宿儺が使う反転術式という所に意味があったと考えられる。というか宿儺が本当に反転術式を使って治したのかすら定かでは無い。
つまり私の反転術式が如何に完璧でも虎杖君の蘇生は不可能な可能性が高い。
ではどのように介入すれば良いのか?
一つ目は任務先から出来るだけ早く現場に着き、特級呪霊を虎杖君達の代わりに祓う。
二つ目は虎杖君の体の主導権を宿儺が握っている間に宿儺が戻る隙もなくボコボコにし、まだ生きている状態で心臓を治して虎杖君に主導権を取り戻してもらうことだ。
これなら確実に縛りを結ばせることなく虎杖君の蘇生が可能である。
全き欠けるところのない完璧な作戦だ。うんうん。
さあ原作介入の始まりだ。
今日の解説!
羅刹流「震心」
読み方はしんしん。
鋭い踏み込みで相手に肉薄し、前に進む力を全て掌に乗せながら掌底を放つ。
インパクトの瞬間に呪力を流し込み、相手の体の内側から爆発させるえげつない技。
正直祓うだけなら呪力を流し込むだけで充分なのだが、どうせなら勢いも乗せちゃえ!という明希の意見で生まれてしまった。技の構想は白虎と同じだが、こちらの方が威力と殺傷力が低い。
具体的に言うとこちらは体中に呪力を流してボロボロにするが、白虎はボロボロにした上で体をぶち抜く技。
亜鬼ちゃんファンクラブ
ファンクラブの創始者は人の善悪を見分けるのが得意な一人の呪術師だとか。
日本全国に散らばった“窓”同士で巨大なネットワークを持ち、情報収集力に長けている人材も数多く抱えている。
中には引退した元一級術師なども加入している為、実は結構な力を持つ。
完全な亜鬼の味方であり、ちゃんと本人にファンクラブ設立と活動の許可を貰っている公認団体である。
実は亜鬼様ファンクラブにしよう派閥との争いが起こったのだが、最終的に亜鬼はちゃん付けが一番似合うとして和解した。