平凡メイサーの異世界冒険譚   作:えんてぃ

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魔界に転移させられていた紫紅は、トモと春輝に出会う。二人に殺意がなかったことから話し合いを受け入れるが、お腹が減りすぎてひとまず2人の城に戻り食事をすることに。しかし、その城というのは”魔界の紅凍魔王”シハクの住む魔王の城で、3人で魔界三銃士。とかいう鬼やばメンツだったのだ。執事のトモが食事を作ってくれることになったのだが、どんな物が出てくることやら。そして、いきなり魔王城に入るという順序おかしい事になってしまった紫紅の運命やいかに
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第5話『紅き氷』

「さて、料理ができるまでの間少し話をしようか、紫紅さん。」

 

「……わかったわ。なんでも聞いてちょうだい。でも、あたしも分からないこと多いから全てに答えられる訳では無い、ということは予め了承しておいて貰えると助かるわ。」

 

ㅤ紫紅だってこの世界に来る前のこと、兄のこと、謎の何かが起きてなんか来ちゃったこと、くらいしか言えないのだ。本当に訳わからない事だらけで、考え直そうとしても答えが見つからない。

 

「構わない。この状況はお互いにイレギュラーであり、よく分からないということであろう?でなければ、ボロボロになってまで魔界の一定の場所で戦闘を繰り返す、なんておかしなことになるわけが無い。」

 

ㅤどうやら話がわかるタイプの魔王だったらしい。冷酷で残忍な魔王だったらどうしようと不安な紫紅だったが、少し安心した。

 

「ここに来るまでに看板は見たかい?」

 

「あの、ʕ 」•́؈•̀ ₎ 」シャキンのやつなら……見ました。」

 

ㅤなんとなく顔文字の雰囲気を出そうと顔とポーズを真似しながら言ってみた。同じく席に着いている春輝が吹き出した。紫紅が睨みつけると「ごめんって!いやだって真似するとは思わないじゃん!あはは♪」と腹を抱えて笑っている。少し恥ずかしくなってきたので話を戻した。

 

「えと、もしかしてあの看板になにか深い意味が……」

 

「ないよ。」

 

「ないんだ……。」

 

ㅤならなぜ聞いたのか、この魔王は少し変わっているのかもしれないと思った。

 

「ただ、今はかっこよくありたい気分だからあれは忘れて欲しい。」

 

「はぁ……。すみません、多分無理です。」

 

「やっぱし?」

 

「はいぃ……。」

 

ㅤ春輝が笑いをこらえてプルプル震えている。今にも爆発しそうだ。なんだか腹が立つので殴ろうかと思ったがメイスがなかった、というより破壊された事を思い出す。なんでこの人あんなに強いのだろう、と少し悲しくなるのであった。

 

「紫紅様。いきなり食べるとお腹を壊す可能性がありますのでこちらをお飲みくださいませ。人が飲んでも大丈夫なものなので警戒なさらず、ゆっくりと。」

 

「あっ、ありがとうございますトモさん。」

 

(気配を感じなかった……もしこの人と戦うってなった時は注意しておかないと。)

 

ㅤ一応、助けてくれているので最大警戒まではしてないが、それでも万が一があるため警戒はしていた。それでも気配を感じさせず横に現れそっとグラスを置く。隠密に置いてかなりの手練だと思った。紫紅を探しに来た時は隠れる必要性がなかった、もしくは春輝の存在が強すぎて隠れても意味がなかったのだろう。気配を消した様子はなかったが。

 

「いただきます……」

 

ㅤこの世界でも言うのかは分からないが一応いただきますを言ってからゆっくりと飲み始めた。その飲み物は透明で水かと思われたが、飲んでみると滑らかな舌触りというか若干とろみのようなものがあり、フルーティな味わいだった。モヤモヤした心もリフレッシュしてくれるような、そんな味だ。温度もぬるめで、胃に優しく作られている。入っているものに害がないのであれば完璧だ。

 

「んっ……。美味しい、ありがとうございますトモさん。」

 

「お口にあったようで何よりでございます。それでは食事の方用意して参りますので、今暫くお待ちくださいませ。」

 

ㅤ再び一礼してからトモは姿を消す。この目で見ても彼が移動するために行動したという実感がなかった。

 

「さて、君は異世界人、という認識でいいのかな?」

 

「ええ、間違いないわ。そして名前は紫紅。……と、紅葉。話すと長くなるのだけど━━━━━━━」

 

ㅤ紫紅は転移する前の世界でのこと、転移する時のこと、転移したあとのことを順番に話した。とは言っても、転移する時含めその後はもはやよく分かってないのでそこまで重要な話はできなかったが。

 

「神々……か。それは天界に居る神どもの事なのか、それともさらに上の……それこそこの世界そのものを創世した神々がいるのだろうか。すまないが我々にも分からないことだな、それは。」

 

ㅤ意外と真面目に考えてくれていたらしい。そこまで悪い魔王では無いのだろうか。いや、そもそも悪かったらここで話してることすら怪しいなと思うのだった。

 

「正直なところ、魔界で、恐らく現界でも天界に行ったことあるという人はいない。天界が存在するということだけは何故か文献などで周知されているが、残念ながら天界に行ったという話は聞いたことがない。」

 

「それは……、ほんとに存在するの?」

 

「分からない。しかし歴史の文献に天界、つまり神が関与してなければ到底起こりえない事象もいくつか残っているのだ。それも歴史の遺産として残っているものもあり、見たことは無いがあるのだろう、というのがこの魔界と現界の住人の認識だ。」

 

ㅤ確かに、その歴史で発生した産物、遺物がある。そしてそれが現界と魔界の住人の手では作りえないもの、だとすれば。仮に行ったこと、見たことがなくとも天界があると思うのも当然だろう。

 

「ふむ、これ以上得られる情報はなさそうだね。それじゃあそろそろ料理も出来たみたいだし、頂くとしようか。」

 

「お待たせ致しました。」

 

ㅤシハクの言葉が終わるタイミングでトモが料理を運んでくる。見た目は……めちゃくちゃ普通だった。悪い意味ではなく元の世界でも、よく見るものだった。

 

「雑……炊?お米……あるんだ、ここ。」

 

ㅤさすがに具とかまで全くおなじではなく、所々紫の何かが入ってたりするが、匂いは間違いなく雑炊だった。

 

「ああ、そちらの世界にもあるのですか。それなら安心です。胃にも優しく、栄養も取れてちょうど良いかと。本当は召し上がっていただきたい物があるのですが、今はこれで我慢して下さいね。」

 

ㅤ微笑みかけながらトモが言ってくる。この人元の世界に居たらめちゃくちゃモテただろうな……と紫紅は思った。ちなみに、シハクと春輝の所には鳥料理が運ばれていた。これは……

 

「本日は”鳥のナンバン仕立て”でございます。タレ等が衣服等に付着すると落ちにくいため、気をつけてお召し上がりくださいませ。」

 

「おお!今日はナンバンか!大好物だよ!」

 

「ね、ねぇトモ?お、俺……じゃない、僕は……肉は苦手だっていつも言ってるじゃないか♪な、なんで、」

 

「たまには肉も食べないと体に悪いですよ春輝様。それに、比較的筋肉になりやすい鳥肉なんです。我慢して食べてください。」

 

ㅤチキン南蛮じゃん!というツッコミを紫紅はぐっと堪えた。ツッコンだらめんどくさい気がする。それにしても、肉嫌いなのにあの握力なのか、と本当に怖くなってしまう。体の組織構造から違うのかもしれないが、それでも先程のトモの言動通りだと、少なくとも筋力増強に肉はいいはずなのだ。なにはともあれ、春輝以外には楽しい食事が始まった。

 

「あ……美味しい。」

 

「お口にあったようで何よりでございます。」

 

ㅤ本当に、この殺伐とした魔界でどうやったらここまで美味しい食材が手に入るのか。肉はまだ見た目があれでも美味しい線があるが、問題は野菜だ。移動中、森のような場所はなかったはずだが。

 

「野菜はこの城で育てていますよ。気候がアレなので色々試行錯誤しましたが、聞く限り野菜も豊作で高品質な世界から来たあなたが美味しいと食べる。ということは大成功のようですね。嬉しい限りです。」

 

「ええ、本当に、美味しいわ。」

 

ㅤもぐもぐと食べる。必死に食べる。なんせ久しぶりの食事が美味い飯。お腹が減っていたため美味しさ倍増、美味しさカーニバルである。舌の上でとろけるように崩れる鳥肉。体に染み渡るような優しい出汁。ほくほくと芯まで出汁の染みた野菜。出汁に浸かっていながらも柔らかくなりすぎることなくしっかりと形のあるご飯。本当に最高の雑炊だった。

 

「ふう……ご馳走様でした。」

 

「ご馳走様、トモ。魔王にふさわしい食事だったよ。」

 

「ニク……モウイヤ……。」

 

「皆さんお口にあったようで何よりです。」

 

「俺の言葉聞こえてる!?」

 

ㅤ春輝が思わず素に戻って声を上げる。今気づいたが、春輝はカッコつけてる時は一人称が僕で、素の時は俺になるらしい。無理してカッコつけなくてもいいのに、と紫紅は思うのであった。

 

「さて、今日は食後の運動はいかが致しましょうか。いつも通りバトルロイヤルにしますか?それとも紫紅様も居ますしいつもとは少し違う形の催し物にしますか?」

 

「僕は今日はパス♪無理♪死ぬ♪」

 

「紫紅さんも居るし、そうだね。紫紅さん、今はフルパワー出せる?」

 

「っ……。気づいて、居たんですね。」

 

「そりゃもちろん。会話と伝わってくる魔力から、魔界に来てからスタミナ維持重視でセーブして戦ってた。ということくらいは分かるよ。なんだって魔王だからね。」

 

「私も気づいていましたよ、シハク様。」

 

「こら!そういうことほんとでも言わない!」

 

「これは出過ぎた真似を。」

 

ㅤそう。紫紅は力をセーブしていた。と言っても、転移してきて魔力量がデカすぎる上に、自分でも使い方がイマイチ分かってない状況。その中でなんとなく生み出したのが春輝に撃った『紫雷槌』。しかし、あれはさすがに丸1日戦い続け魔力の限界が来ていたため、本来の威力の10パーセントも出せていない。

 

「2つ、聞かせて。1つ、この世界の魔力の使い方はイメージと魔力量。そのふたつさえあれば身に余る魔力でなければ扱える?2つ、この戦いで殺されたりはしないわよね?」

 

ㅤ疑問に思っていた魔力についてと、この試合についての最低限のルール確認をした。答えは

 

「もちろん、両方ともYESだ。魔力に関する認識は今はそれでいい。死ぬであろう攻撃は寸止めしてあげるし、あれだ。2人が見てるから止めに入る。死ぬことは99パーセントないよ。」

 

ㅤ両方ともYESだった。魔力の認識があってるなら試したいことがある。ならばと承諾しようとしたが、ある重大なことに気づく。

 

「……あの、武器、そこのチャラ男に壊されたんですが。どうしましょ。」

 

「あ〜、それについては本当に申し訳ありませんでしたこのとおりです許してください。」

 

「ふむ、破片でもいいから何かあるかい?その残骸。」

 

ㅤ春輝が土下座謝罪という、キラキラ王子様系の土下座を見るという超レアケースを見れた紫紅はとりあえず許した。そしてメイスの欠片を取り出す。

 

「一応……ありますけど……。」

 

「少し貸してくれるかな?」

 

ㅤ何をするのか分からないがとりあえず渡した。悪いことはしないだろうと信じてのことだ。するとシハクは何かを唱えた。そして……

 

「なっ!?」

 

「これで元通り。どうぞ?」

 

ㅤなんと紫紅のメイスを瞬時に復元して見せた。驚きを隠せないまま受け取る。

 

「あ、ありがとうございます!」

 

「破壊から1日以上たっていなければ、無機物っていう条件付きで直せるよ。今からやる戦いでももし壊れたら直してあげるから遠慮なく振り回すといいさ。まあ、さすがに手を抜かせてもらうよ。得意で好きなのはレイピアだが、今回は槍で行く。」

 

ㅤ復元能力。なんと素晴らしいのか。しかし、復元能力に頼って物を粗末にするのは間違ってる気がするので、二度と壊すものか、と心に誓った。それに、手を抜かれちゃ、一泡吹かせたくもなるものだ。

 

「ええ。全力で行かせてもらうわ。」

 

「それでは、御二方、準備はよろしいですか?」

 

「いつでも。」

 

「いいわよ!」

 

ㅤ2人が承諾し、トモの「始め!」の号令とともに戦闘が開始する。

 

「『紫雷槌』!!」

 

「『魔王覇気』」

 

ㅤ小手調べの『紫雷槌』。しかしそれは魔王の覇気だけで押し返されてしまう。

 

「くっ!」

 

「『闇飛沫。』」

 

ㅤシハクが槍を一振りすると水飛沫の如く闇が迫る。そのまま受けるのはまずいと直感した紫紅は、体とメイスに魔力を纏わせ、叩き落とし、躱していく。案の定闇が触れた物は闇に呑まれ消えていったので魔力を纏っておいて正解だった。

 

「やっぱ本気出さないと一歩すら動いてくれないのね。」

 

「逆に本気出さずにこの魔王を動かせるとでも思ったか?舐めるなよ、異世界人。」

 

「だったら……フルパワーで打ち込ませてもらうわ。」

 

「待ってやる。来い。そーいうのはわかるタイプなんだ俺は。」

 

ㅤフルパワーで叩くには時間が必要だったが、待ってくれるらしい。

 

「ありがとう。ご期待に添えるよう、がんばるわ、ね!」

 

ㅤ魔力解放。筋力増強、思考加速、紫雷纏装、防御貫通、予知。とりあえず同時にイメージできる限界で能力を付与し、魔力を解放する。

 

「はぁああああああーーーー!」

 

ㅤ紫紅の目が紅く染まり、紫雷を纏う。そして、紅いオーラをまとい、髪の色が紫と赤のグラデーションとなる。

 

「ほう……?」

 

「うわぁ♪すっごいんだねあの子♪」

 

「これはなかなか……面白いですね。」

 

ㅤ三銃士が感嘆の声を上げる。

 

「くらえ!『紫雷華激』!」(しらいらんげき)

 

ㅤ具現化した4つの雷のメイスを従え、目にも止まらぬ速さで突撃する。総数49連撃。高速でメイスを叩きつける。

 

「これで……終わり、だああああああ!」

 

ㅤ最後の一撃が炸裂した瞬間、一際大きなクレーターができた。紫紅の渾身の技。今考えたにしては中々のものだったはずだ。だが、

 

「やるじゃないか……このシハク様に、かすり傷をつけるとはな。」

 

「わぁ♪兄さんが怪我してる♪」

 

「見た目以上の威力、という訳ですね。お強い方だ。」

 

ㅤ防御貫通は付与したはず。ならば、ダメージ軽減効果だろう。思ったようなダメージは与えられていなかった。

 

「うーん、やっぱダメかぁ!」

 

ㅤまだフルパワー状態のままだが、今のような大技は出せない。せめて次の攻撃を受けきるくらいはしたいところだが。

 

「よくやる方だよ……ほんとに。2人以外に傷をつけられたのは久しぶりだ。お礼に少し本気を見せてやろう。」

 

「ありがと!かかってきて!」

 

ㅤすると、シハクの槍に凍気が纏われる。しかし凍気と言っても紅い。紅き凍気を纏い、紅いの氷が現れ始める。そして、槍を構え、投擲の準備。くる、と思い紫紅は魔力を最大限纏い、受けの準備。

 

「行くぞ異世界人。」

 

「ん!」

 

「我が技の前に屈するがいい!『凍血ノグングニル』!!」

 

ㅤシハクの手から槍が高速で投擲される。デカい紅い氷の結晶の中心から凍気を纏い飛来する槍。紫紅は全力で受けることに決めた。

 

「『紫雷結界・五重』!!!」

 

ㅤ紫雷の結界を五重で展開する。逃げない、止めてみせると意気込む。槍が結界を1枚、2枚、3枚と割り、残り1枚まで迫る。

 

「負けるもんかああああああああぁぁぁ!」

 

ㅤピシ、ピシと、結界にヒビが入り始める。

 

「トモ♪」

 

「承知致しました。」

 

ㅤパリン、と結界が破れ槍が紫紅を貫くと思ったその瞬間。赤い影が紫紅を攫い、槍から逃がした。

 

「っ!?はあ、はあ。」

 

「きゅるるぅ!」

 

ㅤ紫紅を助けたのは紅くモフモフの毛皮を持つ小竜だった。

 

「お見事です、アル。これほど育てばそろそろ外に連れて行っても良さそうですね。」

 

ㅤアル。トモのペットらしい。あの一瞬で自分も怪我することなく救出するとは。かなりの速度だったろう。

 

「助けてくれてありがとね。」

 

「きゅぅ〜♪」

 

ㅤ紫紅が撫でてやると嬉しそうに頭を擦り寄せてきた。ずっと魔物という見た目の悪いものばかり見てきた紫紅にとって、この可愛さは反則だった。体の傷は癒えないが、心が癒される。

 

「よくあそこまで耐えた。褒めてやる。なかなかに楽しい戦いだったぞ、紫紅さん。」

 

「それはどうも。……なんで戦闘中は異世界人って呼んだの?」

 

「雰囲気だ。」

 

「あ、そう。」

 

ㅤどうやらこの魔王は雰囲気第一らしい。気持ちはわかるがほんとに大事な戦いの時大丈夫なのだろうか、と思うがそんなこと考えても仕方ないと割り切る。

 

「ほんと凄かったよ♪兄さんにあそこまでやるなんて♪」

 

「ええ、驚きました。本当に。」

 

「あはは、ありがと。完敗したけどね〜。」

 

ㅤタハー、と床に倒れ込む。頭が着く直前にトモが枕を敷いてくれた。気が利きすぎて逆に怖いくらいである。

 

「それで、提案なんだが。」

 

「ん?何〜?」

 

「この魔王城で修行しないか?対価はその服装通りメイドとして働く、でいい。安心しろ、師はトモだ。春輝じゃない。」

 

「どういう意味かな兄さん!?」

 

ㅤ修行。魔界から現界に行くには特定のフィールドでボスを倒す、もしくは魔王はゲートを開けるらしいが、そんな甘ったれたことはしたくないらしい。まあ、当然の反応だろう。そして修行の師はトモ。優しいけど修行になったら厳しそうだな、と思いつつも師にするにはおそらくこの中で最適。使う武器が違うのが懸念されるが、それは誰が師になっても同じことだ。魔王の元での修行。対価はメイドとして働く、悪い話じゃないと思った。

 

「そういうことなら、遠慮なく、そうさせてもらうとするわ。よろしくお願い致します。」

 

「ああ、よろしく。紫紅。」

 

「わぁ♪僕と一緒に暮らしたいだなんt……そんな怖い顔しないでよ♪」

 

「よろしくお願いしますね。紫紅様……弟子になるなら呼び捨て……いやせめてさん付けですね。紫紅さん。」

 

ㅤこうして、紫紅は魔王の元で修行することになったのだった。




今回はここまで!いかがでしたか?
いつもより長くなっちゃった……てへ♡←あたおかなう

今回は前回に引き続き魔界三銃士のみなさんの登場でした!
またツイにタグ付けしますね。

ちなみに前回言い忘れましたが、
春輝さんはカッコつけてる時は一人称僕、素の時は俺になります!ややこしくてすんません!

そしてトモさんのペット、”アル”という名前はご本人命名で、ラテン語で紅き翼という意味の”アラルブラ”から”アル”と名付けたそうです!かっけぇ。

いやはや、書くの楽しいけど難しい!

次回!第6話『ジーマ村にて』

おたのしみに!
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