今、彼は思い出した。自由なんてないのだと.......
現在進行形でよくわからない所に連れていかれているのだから。それも左右を年上の男の人にがっちりつかまれており逃げることなんてできない状況にあるのだから。
「あのー、先輩方これはどこに向かっているのでしょうか?」
そう問う彼の両サイドは高身長の男性二人に挟まれていた。
片方はリーゼントという特徴的な髪型をしておりもう片方は髪の毛を後ろで一つにまとめ、顎鬚の生えた男であった。
「いやー、悪いとおもってるんだぜ。練習をやめさせてれんこうしたのはな。なあ、隊長?」
「ああ、当真の言う通り悪いと思ってるんだが、俺たちにもお前に用事があって冬島隊の隊室にお前を連れてこいって真木ちゃんに言われてんだからよ。」
理佐かっ!!!俺なんかやったか?...いや計画中のものはいくつかあるがまだ実行には移していないし、ばれてないはずだ!
「今回は理佐に怒られるようなことはしてないはずなんだがなあ...」
「いや、俺らも詳しいことは聞いてないから、ほらとりあえず行くぞ。あ、こらっ何逃げようとしてんだ。行くぞ。」
「いやだああああああああああ。逝きたくなあああああああああああああい!!!!!」
冬島隊隊室にて
拝啓神様私の目の前に怖いオペレーターランキング堂々一位の真木理佐がおります。
助けてください。当真さあああああああああああああああああああああああん冬島さあああああああああああああああああああん
「理佐さん?なぜわたくしは何も知らされずにここに連れてこられたのでしょうか?」
「それはね、あなたに冬島隊に入ってもらうためよ。」
まじか、ボーダーのB級ソロとしてひとりでふらふら活動しようと思ってたのに。
「ほんとに?」
「ほんとよ。ちなみに拒否権はないからね。」
さよなら俺の気軽なフリー隊員生活よ(約一か月)
まあいいか!特に行く当てもなかったし。てか理佐のこの命令形に逆らえたことないし←
べ、別にびびってないし。理佐とかあんまり怖くないですけどお?今までの積み重ねから理佐からの命令に『拒否』できなくなっただけなんですよねぇ
「ああ、後スーパーでおばさんから頼まれている買い出し行っときなよ。」
なんで理佐に買い出しのこともばれてんだ!?てか母さんも俺のこと理佐に言いすぎだろ!!!
「はい。わかりました。喜んで入隊したいと思います。」
俺には拒否権なんかなかったんや
「おい、当真なんか真木ちゃん俺らと話してるときよりも雰囲気柔らかくねえか?」
「ああ、普段の真木ちゃんなら俺たちに対してもっと厳しい目を向けていたはずだ!」
冬島隊隊室の扉の外では当真と冬島が聞き耳を立てていた。
二人は隊室の中で行われている話を聞いて、真木ちゃんがいつもより物腰が柔らかいことに非常に驚いていた。
「ほら、二人とも外で話してないでこっちに入ってきな。」
「じゃあ、こいつは次のB級ランクから冬島隊の一員として働いてもらうから」
なんか理佐ってこの隊のトップだな。明らかに年上の人も時々理佐にビビってるし。なにしたんだよ
明らかに尻に敷いてるじゃねえか
なんかよくわからねえけどとにかくこれから頑張っていこう
俺は理佐に負けない!!!!大フラグ