あの日以来、私は綾小路くんから離れることをしなくなった。寝る時でさえも綾小路くんから離れたくない。あの日よりも前だったら、綾小路くんに迷惑を掛けちゃうから、さすがに寝る時ぐらいは離れていた。
「櫛田…」
「ご、ごめんね。でも、どうしても離れられないの」
「ああ、分かった。オレの方から平田に説明してどうにか納得してもらえうようにする」
本当に綾小路くんに迷惑を掛けてるな…。綾小路くんが側に居ないと精神が安定しない。近くに居ないと落ち着かない。本当にこんな風になってしまった自分が情けない。
「本当に迷惑を掛けちゃってごめんね。綾小路くんに迷惑しか掛けれない…」
「大丈夫だ。お前にあんな事が起こらないようにオレの側から離れるな」
「う、うん」
そして綾小路くんが平田くんに話を通してくれたようで就寝の場合もテントじゃなくて外でだけど、一緒に寝てもいいと言われた。綾小路くんを寒空に出すという罪悪感もあった。でも、今の私が寝るためには綾小路くんには側に入れてくれないと安心できない。
そんな事になればクラスの人たちも違和感を覚えるのに時間は掛からなかった。さすがに寝る時ぐらいは離れなよともいわれたが、私は離れなかった。
それからあっと言う間に時間は流れて、無人島事件が始まって数日が経過した。クラス内で色々と問題が起こったりもした。それでもお互いに手を取り合って男女はまだ生活していたほうだ。そんなクラスに大きな衝撃が走ったのは…軽井沢さんの下着が盗まれたという事件が起きてからだ。
私と綾小路くんはずっと居たので綾小路くんの無実を証明することが出来た。
「でも、櫛田さんがいくら一緒に寝ていたと言っても綾小路くんがずっと隣にいた事を証明できないんじゃない?」
この女が言うように普通であれば絶対に証明する何てことは出来ない。だって寝ているのだから隣にいると証明することは難しい。
でも――――――――――
「できる」
「なんで?」
「…私は綾小路くんに抱き着いて寝ているから。綾小路くんが私から離れたら絶対に起きない訳ないし」
「そ、そうなの」
「うん。だから綾小路くんは絶対に犯人じゃない」
それにあり得ないけど、綾小路くんが犯人だったとしても私はどんな手を使ったとしても庇う。だって綾小路くんなしじゃ私は恐怖で生きていけない。それを守るのは私がやるべきこと。
それから色々とあったけど、最終的には男の中に犯人は居なかったようだった。平田くんが言っているのならと言うことで女もそれを信じた。
短くてすいません
綾小路清隆に櫛田桔梗への恋心に近いものは生まれるのか?
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生まれる
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生まれない