もし、櫛田桔梗が綾小路清隆に一目惚れをしたら   作:主義

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気持ち

時は流れて今は五月の上旬。中間テストが迫って来た事もあってDクラスの生徒はそれぞれがテストの準備を始めていた。普通の学校であれば定期テストなんてと諦める人もいるかもしれないがこの高度育成高等学校は普通の学校と違う。この学校では赤点を取るような事があれば即退学の可能性もある。折角、入学出来たのに退学なんて誰もが望んでいないはずだ。だからこそ頑張っている。自分が退学にならないために。

 

 

それ以外にも四月に金を散財した者たちはほとんど全員が金欠に陥っている。それはこの学校のシステムについての理解が足りなかったからと言ってもいい。只の高校生に毎月十万というのがおいしい話であるのは誰が聞いても思うだろうが時には理性より感情で動いてしまう。

 

その結果、ポイントをほぼ使ってしまった生徒は五月を乗り切るために人に借りたりと色々と自分が生活していくために立ち回っている。そうしないと自分が生活していく上で不自由を強いられるから。

 

 

 

私は四月を終えた時点で多くのポイントを残していたとは言えないけど…生活していく上で不自由にならない程度には残っている。これも綾小路くんのお陰だ。四月頃に綾小路くんと話した時にあんまり無駄に使うのは止めた方が良いと言われたのでそれからは無駄な出費を抑えるようになった。

綾小路くんが言ってくれなければ私も今頃は誰かにポイントを借りることになっていたかもしれない。そこを考えると綾小路くんって本当にすごい。

 

 

 

 

綾小路くんはとてもカッコいい。これは誰が否定したとしても私は断言できる。私が生まれて初めて誰にも渡したくないと感じた人。

誰かのものに綾小路くんがなるなんて考えるだけで吐き気がする。最初はここまで一人の人間に依存してしまった私のことを個人的にも気持ち悪いと思っていたこともあったけど今ではここまで一人を好きになれたことを素晴らしいと思えるようになってきた。

 

人を好きになるという感情を抱くのがこんなに一日一日が色鮮やかにするものだとは知らなかった。

 

 

 

これからもこの夢のような日々が終わらない事を心の底から願っている。私が生まれて初めてかもしれない。これほど何かを望むのは…。

 

綾小路くんと出会ったお陰で私は初めてこの感情を知れた。本当に綾小路くんには感謝しかない。

 

 

 

 

私はこれからも絶対に綾小路くんの側にいたい。何があったとしても離れない。自分でもここまで誰かに執着するのは初めてのことで混乱しているけど、嫌な気持ちではない。

 

綾小路清隆に櫛田桔梗への恋心に近いものは生まれるのか?

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