生まれ変わったら死にゲー   作:さくらいJAN

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あくまで遺灰最強なだけであって実は坩堝にも負ける

整理しよう。

前回は奇しくもゲーム通りの展開になったわけだ。

とはいえ回避する方法が分からん。

 

ゲームでの私は遺灰の中では写し身との二強ではあったが、

単独で複数の刺客から逃げるなんて出来るわけない。

もちろん黒き刃に逆らっても同様。

 

ラニ様に頼るって作戦はそもそも陰謀の夜を生き残ることが前提だった。

俺は馬鹿か。

 

マリケスから死のルーンを受け取る役目は俺固定だろう。

マリカの言うことは絶対だし、いくら人間臭いとはいえ超越者。

考え有ってのことに違いない。

 

 

……いや待てよ。

俺が変に強くなったから黒き刃の一員として陰謀の夜に巻き込まれたのでは?

いっちょニートムーブかましてみるか。

 

 

 

俺は訓練で怪我をして足が動かなくなった振りをしてみた。

まだ戦えますっ!!

と言う俺の演技を信じたのか、処刑はされなかったが、

黒き刃の長の娘ということで足手まといになる可能性を考慮され地下に幽閉となった。

 

つまりマルギットとモーグと同じ扱いというわけだ。

これはどうなるんだ?

 

取りあえずモーグと仲良くなるとモーグウィン王朝を開くタイミングで

厄ネタが襲い掛かってきそうなので、距離をおくことにした。

 

マルギットは何故かマリカとゴッドフレイを慕う出来た子なので、

将来的に反目することになりそうな俺は関わらないほうがよさそうだ。

というわけで距離をおくことにした。

 

つまりボッチ。

で、ニート。

ゴッドウィン殺害の実行犯からうんこ製造機にジョブチェンジだ。

 

とはいえ逃げるだけの実力は欲しいし、

逃げ切った後、ラニ様に匿ってもらうには最低限の力が必要だ。

なので隠れてトレーニングは行う。

幸い前回で黒き刃としての技術は習得済みなので体を鍛えれば、

近いパフォーマンスまで持って行けるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

引きこもっていただけあって、特になにもなく陰謀の夜までいった。

もちろん俺は関わらない。

これを機に逃げるのだ。

母が容疑者になるわけだから俺が人質に取られる可能性もあるしね。

 

前回ほどではないが、まあまあ戦えるようになった。

ゴッドウィン死亡の混乱に乗じて逃げるぞ!

 

 

 

 

 

 

 

実行予定時間を既に30分過ぎた。

なぜか静かだ。

どういうこと?

 

 

 

翌日。

母が処刑された。

 

どうやらマリカの言葉を疑ったマリケスが死のルーンを渡さなかったらしく、

犯行は未遂に終わったようだ。

死のルーンを盗み、神殺しを企んだという理由で黒き刃は解体。

長は処刑。

という段取りだ。

 

んで、まあ国家反逆罪は一族郎党皆殺しになるというわけで。

俺も巻き添えなわけで。

 

 

拷問とか嫌なのでおもっくそ暴れて数十人ほどぶっ殺したあげく戦場で死んだ。

痛いのは嫌だけど前回の訓練でまあ慣れた。

甚振られるよか断然マシだ。

というわけで再走しまーす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エルデンリング三週目。

俺が関わらないと陰謀の夜が失敗するということは、割とハッピーエンドなのでは?

ゲームでの地獄絵図はエルデンリングが砕かれたことが原因なわけだし。

 

というわけでもう一回ニートムーブをかましてみる。

今回はモーグと仲良くなって死を偽装してもらう作戦だ。

血の君主なんて言うくらいだからなんとかできるだろ。

ゲームでもなんか2人居たし。

 

マルギットは真面目だから距離をおく。

 

んで、モーグがミケラに執着することは知っているので、

死を偽装する見返りにミケラに取り入ることにした。

 

 

というわけで作戦実行。

前回同様ニートムーブをかまして地下に幽閉されて、モーグと仲良くなる。

若いうちは大人しい良い奴だ。

でも少し考えすぎる性格なのか、色々なことに疑問をもっているようだ。

特に自分の境遇に対して。

 

角の生えた双子は忌み子だから地下に幽閉ってもう分からんもんな。

自分の責任ゼロだし。

納得して受け入れてるマルギットの方が変だ。

 

それでどこかのタイミングで自分の血を肯定して血の君主になるんだろうな。

まあ俺には関係ない。

考えが変わったタイミングで声をかけて死を偽装してもらおう。

 

 

 

 

 

 

焦ったー。

割とギリギリなのね。

 

陰謀の夜の一月前。

やっとモーグの様子がおかしくなった。

 

自分は角の生えた特別な存在だから自分こそが王になるべきなのだ、ってさ。

 

 

うんうん、良いと思うよ。

なんなら手伝うよ。

王になるには神の血が必要でしょ?

マリカの次に神に一番近いのは多分ミケラだよね?

私がミケラとマレニアに取り入ってスパイやってあげようか?

口説くのに良いタイミングがあったら教えてあげるよ。

そのかわり、私のままじゃあここ出れないし、信用もしてもらえないだろうから、

死んだ感じで偽装してくれないかな?

 

 

割と簡単に信じてくれた。

まあ嘘は無いしね。

別にブッチする気もないし。

約束は守る。

後が怖いから。

モーグめっちゃ強いもん。

 

 

というわけで俺の分身を作ってもらい、サクッと殺して俺は隠れた。

自分の死体ってなんかやだな。

 

 

俺の死体を確認しに母が登場。

前々回俺が死んだ時みたいに青ざめてはいなかった。

まあほとんど絡んでないしね。

そういうもんか。

 

無事俺は死亡と処理された。

これで自由の身だ。

 

 

取りあえず顔を隠そう。

うーん、本当はかぼちゃ頭とかにしたいけど、

ミケラとマレニアに取り入る以上まともな見た目じゃないと厳しいな。

大人しく包帯と布にしよう。

顔に傷を負ったということで。

 

 

 

さーてミケラは厄介そうだからマレニアに会いに行くぞ!

 

ミケラは成長しない生涯ショタ。

祈祷の才能はあるようだが脆弱だ。

体力筋力技量持久に一切振らない純魔や純祈祷をプレイした人なら分かるだろうが、

前衛がいれば超厄介。単独なら弱ボスというわけだ。

しかし、ミケラからはそういったステータス以上の何かを感じる。

なんか怖い。

出来れば接触したくない。

 

というわけでマレニアだ。

 

彼女は生まれながら腐敗を宿している。

そのせいで片腕を失っている。

しかし義手刀を使った剣技は狭間の地一。

実力はラダーンと互角以上。

しかし脳筋だ。

つまり御しやすい。

 

 

マレニアの騎士に志願。

特に問題なく受理。

当然だが最初から側近なんてことはない。

下っ端スタートだ。

 

時間はある。

実力を示してゆっくりと昇進しよう。

モーグとの約束破りたくないからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

陰謀の夜未然に防がれる。

母が捕まり処刑。

 

さてどうなるか?

 

ラニ様がご乱心。

マリケスから死のルーンを奪いゴッドウィンと相打った、らしい。

 

これはどうなんだ?

ラニ様生きてる?

ゲームどおり肉体だけの死になってるのかな?

 

そんな疑問を抱くも、今の俺に知る機会はない。

マレニアの騎士(下っ端)だしね。

 

 

 

 

そんでもってマリカが狂ってエルデンリングを砕き、

黄金の祝福を各デミゴットが受け取る。

 

ゴドリックとラダーンが戦国武将ばりにやる気を出し、

モーゴットが王不在の王都を守る宣言をし、

ライカードは火山館に引きこもり、

レアルカリア学院は不干渉を宣言し、

モーグはひっそりと姿を消した。

 

われらの陣営はというと、マレニアはやる気なしだがミケラはやる気満々といった感じ。

マレニアって基本受け身だよね。

おかげで武勲が立てづらいよ。

 

 

そんなこんなで破砕戦争が始まった。

 

 

まずラダーンとゴドリックが開戦。

結果はラダーン軍の圧勝。

ラダーンとゴドリックは同盟を組んで君主連合となった。

 

そして君主連合が王都ローデイルを攻めた。

王都が戦場になることを避けたいモーゴットは戦線を火山館まで押し上げた。

そこに漁夫の利を狙ったライカード軍も混ざり三つ巴に。

 

結果は引き分け。

王都を攻め切るには戦力が足りないと判断した君主連合はマレニアを勧誘。

これをマレニアが拒否。

怒ったゴドリックがマレニアに宣戦布告。

 

実力を知ってる身からすれば馬鹿か貴様って感じだけど、

まあ仕方ない部分もある。

マレニアはラダーンと違い、武勲を積み重ねたわけではなかった。

唯一の女だから勝てると思ったのかな?

 

取りあえずミケラが高ぶって先制攻撃を決めたのでストームヴィル城へ攻撃。

マレニアがゴドリックを水鳥乱舞でワンパンする前になるたけ多くの敵を倒す。

 

だが、ちょっと楽勝すぎた。

大して活躍することもなく勝利。

ゴドリックが土下座降伏して終わった。

 

 

んで、ミケラがラダーンを攻めるようにマレニアに指示。

ラダーンを倒せば戦乱は終わる、らしい。

まあ終わるけども。

 

これって破砕戦争の最終局面だよね?

マレニアが腐敗爆弾でラダーンと相打ちするやつだ。

ミケラを誘拐するなら今だ。

 

でも俺はまだ下っ端。

さーてどうするか。

 

 

 

 

 

 

 

マレニアがケイリッドに進軍。

当然下っ端である俺もついて行かなくてはいけない。

しかし、ついて行ったらマレニアの腐敗を食らう。

つまり死ぬ。

 

ここで逃げたら、まあ下っ端だし逃げ切れるだろうがモーグとの約束を破ることになる。

そうなったら確実に血の指に狙われるだろう。

つまり死ぬ。

 

 

うーむ……。

仕方ない。危険だが、これしかないな。

 

 

 

 

実は俺は祈祷を覚えている。

若きモーグと一緒に勉強したのだ。

使える祈祷は雷の槍と狙いすます雷撃と雷の武器と蠅たかりと血炎の爪痕だ。

触媒はさざれ石の聖印。

 

 

黒き刃の技術と祈祷を兼ね備えた祈祷戦士なのだ。

集団戦も任せとけ、ってことなのだ。

というわけで正面突破。

 

 

 

マレニア軍が進軍を開始した。

俺は半日ほど行軍して、休憩のタイミングで離脱。

馬にも乗らず駆け抜けてミケラの聖樹へ。

 

モーグには連絡済だ。

既に到着していたモーグと連携してミケラを守っている騎士を排除する。

絶体絶命のミケラだが、不敵な表情を崩さない。

裏切者の私にも特に声をかけることもない。

 

怖いなあ本当に。

不気味なのよ貴方。

だからさっさと誘拐されてくれ。

 

俺は祈祷と死の刃をフル活用して勝利を収めた。

ふう、紙一重だったな。

 

 

ちなみにモーグは強い。

本当に強い。

 

さーて約束を守ったことだし自由の身だぜ!

ってゴストークばりに喜んでた俺を瞬殺するくらいには強い。

 

マレニアは厄介だからな。

お前には下手人として死んでもらう。

だってさ。

 

 

糞が。

信じた俺が馬鹿だった。

所詮は忌み子か。

この穢れた血め。

 

 

死に際の言葉も無視され、

沢山血が出て俺は死んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

若い母。

小さい俺の手。

見慣れた光景だ。

 

 

 

モーグの糞野郎め。

後で絶対殺してやる。

 

これは八方塞がりか?

鬱状態になりそうだったが、ちょっと体に違和感。

 

おや?

と思いつつ何でか所持している触媒を手にしてみる。

 

祈祷が出た。

 

 

 

 

 

 

あ、これやり直しじゃなくて周回プレイだ。

 

 




蠅たかりが使えるティシ―欲しい。
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