呼び出しに応じると青い透明な姿でラニ様の塔に召喚された。
青霊召喚ってこんな感じなのかな?
すると、褪せ人くんらしき人が降りてきた。
男だ。
そしてあの特徴的な丸い鉄の頭は……虜囚の鉄仮面?
胴体装備もぼろ布だ。
縛りプレイかな?
取りあえず挨拶をする。
ラニ様と相談した結果、俺が褪せ人くんに同行することになった。
ブライヴは別行動だ。
バックボーン的に仕方ないね。
同行するにあたり軽く自己紹介。
名前は聞いたが発音が難しいので褪せ人くんと呼ぶことにした。
どうせみんなからそう呼ばれるし。
そして発覚した衝撃の事実。
なんとこの褪せ人くん、大ルーン未所持だった。
通常プレイの場合、ラニ様に会う頃にはゴドリックは倒しているはずだが、
こいつ探索大好きっ子か。
ローレッタを倒したのは裏目だったか?
これは長い旅路になりそうだ。
褪せ人くんはメリナ以外に同行者が現れたのが嬉しいのか、
真っ先にラニ様イベントを進めようとしてくれた。
しかし、リエーニエの敵相手に苦戦しているところをみるとレベルは低そうだ。
これでラダーンは無理だろう。
いくら俺がついているとはいえ、ラダーンは強い。
一発クリアなど夢のまた夢だ。
俺は死んだらやり直しなので、安定行動でいきたい。
というわけで当初から考えていた計画を発動。
褪せ人くん育成計画だ。
まずは城館近場で霜踏みの戦灰を取得。
そんでもって嵐丘のボロ屋にいるローデリカから霊くらげの遺灰を貰い、
死に触れた地下墓で打刀を入手。
円卓で打刀を冷気派生させる。
そしてそのまま鉱山へ。
武器を強化するのだ。
途中竜が出てくるがスルー。
リスク管理リスク管理。
打刀を強化してボスも倒してある程度強くなったところでケイリッドへ。
ここの敵は強いので攻略はしない。
走り抜けだ。
目的は隕石の杖と岩石弾だ。
本当は名刀月隠も欲しいのだが、今の状態で溶岩土竜に挑むのはちょいつらい。
隕石の杖を手に入れたら大人しく撤退だ。
そして宿場跡に行きボスをボコってセレンに弟子入り。
学院と王家のスクロールを回収して魔術を学ばせる。
あと、ミリエルから大剣も学ばせる。
ここまで強化すればアギールくらいなら倒せる。
クラゲをタンクにして俺が攻撃を避けつつ死の刃を放ち、
褪せ人くんがトレントで逃げながら岩石弾。
これで大抵の竜は楽勝だ。
アギールを倒したら竜の心臓を持ってケイリッドの竜餐教会へ。
腐敗ブレスを覚える。
覚えるのは褪せ人くんではなく俺だが。
竜ブレスには信仰の神秘が必要だからな。
魔術師ビルドの褪せ人くんに覚えさせるのは無駄だ。
褪せ人くんが遠距離攻撃をやってくれるので雷の槍を外して腐敗ブレスIN。
これで火の巨人みたいに馬鹿げた生命力を持っているボスにも苦戦せずにすむ。
蠅たかりで出血。
腐敗ブレスで朱い腐敗。
死の刃でスリップダメージ。
しかも見えない体と黒き刃一式装備で完全隠密行動可能。
クソキャラですねこれは。
これでゴドリックくらいは楽勝だろう。
あいつの大ルーン強いし、ラダーンの前に倒しちゃおう。
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魔術師としての禁忌を犯して投獄され、祝福が褪せてしまい、
狭間の地を追放された。
しかし、エルデンリングが砕かれたことで呼び戻され、再び祝福が宿り、
エルデの王を目指す使命を負った。
だが、元々魔術師。
しかも囚人だ。
大した装備など無く、単独での戦闘経験も無い。
しかも、巫女は既に死んでいた。
絶望しながらもなんとか進み、リムグレイブでメリナという女性にトレントを譲り受け、
ルーンを力にする手段を得た。
調子に乗ってデミゴットを倒そうと勇んでみれば、
マルギットを名乗る忌み子に襲撃され惨敗。
這う這うの体で逃げ延びた。
狭間の地が恐ろしくなった私は、望郷の念にかられ、リエーニエを目指した。
様変わりした故郷に衝撃を受けるも、レアルカリア学院を目指した。
魔術を学ぼうと思ったのだ。
しかし、レアルカリア学院は封印で封鎖されていた。
鍵がある場所が地図に示されていたが、そこにはドラゴンが陣取っていて近づけなかった。
そこで私はカーリア城館を目指した。
元はカーリア城館で育った身だ。魔術の輝剣もそこで学んだ。
向かう途中に懐かしい顔を見かけた。
王女ラニの軍師、イジーだ。
彼は私のことなど知らないだろうが、なんせ目立つ見た目だ。
カーリアに巨人は多かったが、人間ほどではないからな。
彼を見かけた時に、一つ思いついた。
カーリアに行けば王女ラニ、宮廷魔術師レナ、魔術教授セルブスの塔がある。
あそこにある本から学べば学院に行かなくても魔術を学べるのでは?と。
私は降り注ぐ魔術の槍をやりすごしつつ城館に近寄った。
正面の祝福で休息をし、城館の中へ。
巨大なユビムシや霊体の兵士に攻撃され、心が折れかけたが、
生まれた地であるという地の利を活かして、なんとかスリ―シスターズへ到着した。
ドラゴンが居たが、レアルカリア学院の鍵の場所にいるドラゴンとは違い、
動き回っていたので、隠れながら塔に近づいた。
一番の目的だったレナの塔は封印されていたが、ラニ王女の塔は数匹の狼が居るだけだった。
流石に狼に負けるほど弱くはない。
ドラゴンにバレないようにエストックで処理し、塔の中へ。
何故かある祝福で休憩しつつ、本を探す。
あまり有用そうな本は無かった。
ということは最上階か。
優れた魔術師は塔の最上階に自らの魔術の秘儀を隠すという噂を聞いたことがある。
エレベーターで上階へ行き、手すりの無い階段を慎重に昇ると、青い人形がいた。
彼女はラニと名乗った。
そんなはずはない、王女ラニは赤い髪の人間だった。
しかし、疲弊していた私は目の前の存在に敵対する事を恐れ、
適当に会話を流した。
すると、何故か彼女の従者になっていた。
なんでだろう?
用は無いと言ったのに。
でもまあ、一人で狭間の地を旅することに限界を感じていた。
メリナは祝福でしか現れないし、多くを語ることもない。
実質一人旅なのだ。
従者となった最初の命令はノクローンの秘宝とやらを探すこと。
そして、黒き刃のティシ―さんに同行すること。
これが結果として私の今後を大きく変えた。
ティシーさんは破砕戦争前から狭間の地に居ながら正気を保っている稀有な存在らしく、
多くのことを知っていた。
魔術の輝剣しか使えなかった私が、彼女と行動を共にして十日で、
輝石の大つぶて
輝石のアーク
カーリアの速剣
カーリアの大剣
岩石弾
を使えるようになった。
隕石の杖という強力な杖も手に入れたし、
魔術に対する理解も体力も大きく伸びたように感じる。
防具も商人から買って、みすぼらしい見た目も卒業した。
そして、分かったことがある。
今の私でも、ティシ―さんに勝てる可能性は0だ。
果たしてそんな未来が来るのかというくらい突き放されている。
彼女と一緒なら、いや、彼女こそがエルデの王になるのではないか?
結局、たった十日で、あれだけ手も足もでなかった忌み鬼マルギットを圧倒できた。
私が岩石弾で遠くから狙撃し、ローデリカ嬢から譲り受けたクララが毒状態を付与し、
彼女が腐敗ブレスと蠅たかりと死の刃で削る。
結果として、まったくのノーダメージで撃破してしまったのだ。
あれだけ暗かった未来が輝いて見える。
私が王になる必要なんてない。
彼女が王になれば、私の扱いも悪いことにはならないだろう。
彼女の指示を守り、使命をはたそう。
私はそう誓った。
そういえば、マルギットは彼女を見た時、明らかに驚愕していたし、
裏切者呼ばわりしていた。
憎しみすら感じた。
黒き刃といえば王都ローデイルの暗部というイメージだし、
会ったことがあるのかもしれないな。
まあ、私には関係のないことだ。
褪せ人くん レベル43
生命力 20
精神力 20
持久力 11
筋 力 11
技 量 15
知 力 30
信 仰 6
神 秘 9
右手1:打刀(冷気派生:霜踏み)
左手1:隕石の杖
防具:星見一式
タリスマン:なし
ゴドリックの撃破推奨レベルは35なので、
単体でも数回で勝てるレベルに成長しました。