鬼の名前決め/二倍のトラウマ
ぶーくんとコンビを組んだ私は、まず、私たちの敵名を決めようということになった。
「敵名とかいる~?」
などと私が文句を言うとぶーくんは
「いるに決まってんだろ、本名で敵やるほどお前もバカじゃねえだろ」
変なところで真面目なんだよなぁ~。
「私のやつも考えなきゃだけどぶーくんはどうすんの?」
と、質問してみると、ぶーくんがこちらをみて口元をニヤリとする。
そしていきなり立ち上がり、
「だいじょうぶだ!なぜなら、俺の敵名はもともとある、俺の二倍を英語にして『トゥワイス』それが俺の敵名だ!」
とかどや顔とキメポーズしながらで言ってるけど、まあいっか。
「ぶーくんが決まってるなら私の敵名も個性関連にしようかな?例えば…鬼娘とかどう?」
私の考えた敵名に対しぶーくんはというと
「無しだな、いくらなんでも、そのまんま過ぎる、もうちょい捻ろうぜ」
そう言われ、私は頭を抱えて考えた。
一分、五分、十分、それくらい考えていると、
「あ、黒鬼姫(こっきひめ)とかどう?」
と、ひねり出した答えをブーくんに伝えると
「黒鬼姫か…いいなそれ、よし、お前の敵名は黒鬼姫だ!」
と、敵名を決めてから数週間後、
ぶーくんと銀行強盗に行って帰ってきてから数分後にいきなりぶーくんの叫び声が聞こえた。
「うわあああああ!!!!!」
「ぶーくん!どうしたの!?」
その叫び声を聞いて私が部屋の中に入ると、
その中には大量の血と泥の海、そしてその中央にぶーくんが椅子に縛られていた。
「ぶーくん!?どうして椅子に…!まさか、ヒーローn…きゃっ!?」
私が言葉を言い終わるより先にぶーくんが倒れてきたので慌てて支えるとぶーくんが小声で
「俺は…本物なのか…?」
とつぶやいた後気を失ってしまった。
「本物…?…!…それよりぶーくんを…!」
ぶーくんをベッドに横にした後、私は部屋を見渡して気付いた。
「これ、ぶーくんの個性の…それにこのナイフはぶーくんに渡してた…」
そこで私はようやく気付けた。
ぶーくんの個性で増えたぶーくんが反乱したんだ。
それで本物のぶーくんを縛り上げた後誰が本物か殺しあった…それを見た本物のぶーくんが自分が本物なのかわからなくなった。
多分こんなことだろうと思う
そんなことを考えていると、ぶーくんを寝かせていた部屋から物音がした。
考えていたことをいったん頭から締め出し、部屋の中に入った。
「ぶーくん?目覚め…何してんの?」
そこにはーーーー頭に紙袋を被ったぶーくんがいたーーーー
「こうしないと裂けちまう!、裂けやしねえよ」
「どういうこと?」
「ハァ…ハァ…気にすんな、平気だ、大変だぜ!」
「なんか…面白くなっちゃったね、ぶーくん」
どうやら、ただでさえ、大変な敵生活がもっと大変になっちゃったみたい
オリジナルの敵名がむじゅすぎる・・・
一応、原作道理にぶーくんには二重人格になってもらいました。