ぶーくんが落ち着いてから数日後、ぶーくんの知り合いである『義蘭』という人が私たちに会いに来た。
「成程な。増えた自分に殺されかけたせいで、精神狂っちまったと」
「そうなんだよ。このせいぶーくんと話すの大変だもん」
義蘭さんと会話している今も、
「話すのくらい楽だろ、難しいさ!」
「なかなか面白くなってんじゃねえか、分倍河原」
「だがこの分だと前教えたことはできなさそうか?」
今のぶーくんを面白いという義蘭さんに対し文句を言おうとすると気になることを言ってきた。
「面白いって…てか義蘭さん、ぶーくんに教えたことって何?」
面白いことという内容が気になって聞いてみた。
すると義蘭さんが、
「あぁ、お前も名前を知ってるはずの天下のヒーロー育成高校『雄英高校』に喧嘩を売ろうって輩が出てきたんだ」
「ふーん…それを教えて何をしたかったの?」
雄英高校といえば、ヒーローに憧れてた時に何回も調べたことがある場所だ。
もちろん敵になった今となっては調べるどころか思い出すこともあまりなかった。
しかし、天下の雄英高校に喧嘩を売ろうなんて…余程の馬鹿か作戦を練りに練ってるのか…
「もちろん、ただケンカを売ろうって程バカじゃねえ」
自分の考えてることを当てられてびっくりしてる私を他所に義蘭さんは話を続けた。
「もし、興味があるなら明後日、灯篭町の裏道で説明会があるらしい」
「それじゃ、分倍河原の事よろしくな。嬢ちゃん」
そう言い去り、義蘭さんは出て行った。
「とか言ってたけど…どうする?ぶーくん」
「決まってんだろ!行くさ!行くわけねえだろ!」
最近分かったけどぶーくんの『アレ』は、前半が本音みたい。
「そうと決まれば準備しますか」
私とぶーくんは立ち上がり明後日の説明会とやらに参加する準備をすることにした。
~~~二日後~~~
来る日に私とぶーくんは燈籠町の裏路地に来ていた。
思った以上に人が多かったので、集めたのがすごい人なのかそれほどまでに暴れたい人が多いのかとどうでもいいことを考えていると、
「皆さん、お集まりいただきありがとうございます」
そんな言葉が聞こえてきたと思ったら、誰もいなかったはずの場所に黒い靄みたいなものが現れた。
それに驚いたのもつかの間、その靄の中から体中に手を付けた気持ちわ…もとい、変な人が現れた。
その人が変なことを話している間私はぶーくんに
「私たちやここにいる人たちを集めたのってあの二人なのかな?」
「まあ、見た感じそうだろ、ンなわけねえよ」
そんな風に話をしていたらいきなり
「「「「うおおおおお!!!!」」」」
集まっていた人たちがいきなり吠え出した。
いきなり吠え出した人たちに私とぶーくんはびっくりして固まってしまった。
その後、日程を教えてもらい帰ろうとすると、
「すみませんがそこのお二人、もしやあなたたちが義蘭さんの紹介した方々でしょうか」
「もしそうなのであれば、今後とも長い付き合いになると思いますのでよろしくお願いします。本日はありがとうございました。それでは」
私たちにそう言って、黒い靄のような人と手が体中にたくさんついた人はいなくなってしまった。
結局、決行は一か月後らしい。
しかし、噂によると雄英高校の教師にNo⒈ヒーローのオールマイトが着任したという。
どうやってオールマイトを突破するのか…まあ、私とぶーくんさえ無事ならいいや。
「何やってんだよ玲、帰るぞ、出かけよう!」
「あ、ごめん。帰ろっか」
こうして私とぶーくんは家に帰り、一か月後の準備をするのだった。
なんかノリにのってたら2000文字以上書いちゃった…
次回ついに雄英高校とバトルが始まる…かも!?
※誤字報告受けて直しました。誤字報告ありがとうございまいた