いつか幸せに過ごしていた当たり前の平和も崩れる日はやって来る。大好きな人が消えるときも、大切なものを失った時も。
ただ見つめることしか出来なかった。シオ村に兄妹2人で住んでいた家も、友達の家も壊されていた。死んだ人が沢山いた。怖かった。
「もう…嫌だ!誰か助けてくれ!」
俺は叫んだ。ボロボロだった。
「・・・」
黒いフードの少女が黙って見つめていた。
「誰なんだてめぇ!」
少女はこう呟いた。
「さよなら。兄さん。早く消えなさい。そして私だけの物に……」
「は…?」
そして少年は切られた。少女によって切られ、殺されかけたのだ。走れるけど…大きな傷でいつ死ぬかも分からないんだ。
「頼む…誰か…もう無理だ…!」
そして、逃げた。俺は逃げた。遠くへ。誰も知らない場所へ。そして…
あれから7年後
ドンジ「・・・い、兄ちゃん!おーい!もうすぐ、アラマキ島に着くぞー!」
ああ…夢か…またこの夢だ…
ドンジ「随分うなされてた見てぇだが、でぇじぉぶか?」
タック「ああ、すまねぇな。たまに昔の夢をよく見るけど問題ないさ。」
ドンジ 「そうかい。ちなみに荷物は学園の寮に送ってるからよ。安心しな!」
タック 「ありがとう。それじゃな。」
ドンジ「おう!兄ちゃん学校頑張れよ!またどっかで会おうぜ!」
そうして、船の親父さん(ドンジさんという人)と別れて、学園行きの路面電車に乗った。でも…自然と涙が出ていた。
俺はタック。出身はカラアゲ島のシオ村だ。髪の色は銀色で左目が隠れてる。家族は妹しかおらず、7年前に行方不明になってしまって、今も見つかっていない。そして、ある理由で茶熊学園に転入するのだ。
ただ俺はシオ村に住んでいた頃の記憶はほとんどない。
さて、そろそろ学園に着きそうだ。
タック 「ここが茶熊学園か。一体、どんな生活が待っているのだろうな。」
すると近くに学園の人らしき熊さん(?)がいたので、教室の場所を聞いてみた。
タック 「あっすいませーん。俺のクラスの教室ってどこですか?」
カムイ 「おお!君が転校生のタック君ですね!初めましてカムイともうします。」
タック「あーどうもー。学長さんですか?」
カムイ 「ええそうです!あっ教室に案内しますね。」
タック 「おーありがとな」
教室へ向かうと看板にはタラコと書かれていた。
タック 「俺のクラスはここになるんですかね?」
カムイ 「そうです。ささっ、どうぞ入ってください。」
タック 「うぃーす初めましてー転校生です。」
ティナ 「初めまして!ティナと言います!あなたが転校生ですか?」
タック 「そうそう。」
ティナ「名前はなんて言うの?」
タック 「俺はタック。」
黒板に字を書く
タック「〖タック・ノルビス〗って言います。出身地はカラアゲ島で、趣味は読書とか発明等です。まあ宜しく。」
ティナ「ノルビスくんって言うんだ!」
タック「タックでいいよ。ところで席はどこ?」
ティナ「えっと…あの人の隣だよ。」
タックの座る席の隣には黒色と銀色の髪をした男がいた。
セイヤ「お前か?噂の転校生ってやつは。俺はセイヤだ。宜しくな。」
タック「おお。宜しく。」
ティナ「セイヤ、あんまり変なこと教えないでよね!」
セイヤ「大丈夫だって!心配すんなって!」
そして担任らしき人が入ってきた。
ソウマ「みんなおはよう!!今日から転校生のタックと言う奴が来た!みんなタックを歓迎してあげてくれ!」
こうして、俺の新しい学園生活が始まった。
その後帰りのHRが終わった後。
ソウマ「タック。すまないが君の生徒証が出来たみたいだから生徒会室まで取りに行ってくれないか?」
タック「はーい」
シャルロット「ふぅ……疲れたわぁ……」
その日の放課後、生徒会長を務めるシャルロットは生徒会室で一人ため息をつく。
彼女の前にある机の上には書類の山が出来上がっており、これを片付けるだけでもかなりの時間を要するであろうことは容易に想像できた。
シャルロット(まったく……めんどくせぇ書類ばっかだな…もう1人くらいメンバー増やしてもいいんじゃね?)
そんなことを考えながら、彼女は椅子にもたれかかり天井を見上げる。
シャルロット(それにしても、今頃あいつらは何やってんだろうな……)
シャルロット「はぁ…今日はもう帰るか!」と言いつつ教室を出ようとしたその時。
タック「すいませーんここで生徒証貰えるって聞いたんですけどー」
突然ドアが開かれ、一人の少年が入ってくる。その瞬間、シャルロットはすぐに隠れた。
タック「あれ?誰もいないのか?」
彼は教室の中を見渡し、誰の姿もないのを確認すると首を傾げた。
タック「おかしいな……間違えたか?」
そう言い残し、タックは書類の束を見た。
タック「うおっ!?なんだこれ?こんな量一人でやるもんじゃないだろ……しょうがない、あのマシン試してみるかー」
タック発明マシン第3号!書類勝手にしてくれるマシン!ちょびっとだけ解説するとハンコでも署名でもなんでも勝手に書類を終わらせるマシンなのだ!
シャルロット(なんだあれ!?何する気!?)
タックはその機械を準備し、機械に手をかざすと起動した。
タック「やれー」
すると次の瞬間、機械の目にあたる部分が光だし、自動的に書類の山を仕分けし始めた。
タック「おおっ!流石!使い道なかったから改良した甲斐があったな。使い道あればいいんだけどなー。」
数分後、全ての書類の処理が終わった。
動いていた機械がピタリと止まった。
タック「よしよし」
シャルロット「へぇ~面白そうなもの持ってるじゃん」
タック「ん?誰かいるのか?」
シャルロット「よっ!」
タック「誰だ…?」
シャルロット「あたしは2年のシャルロット・フェリエ!よろしくなー!」
タック「俺の名前はタック。タック・ノルビスだ。」
シャルロット「おっけー!タック!今度生徒会室に遊びに来いよ!色々教えてやるから!」
タック「わかった。行くかどうかわからないけど、一応覚えておくわ。」
そして二人は別れた。
タック(あっ…生徒証貰うの忘れちまったよ…)
ゲオルグ「おやひょっとして生徒会に用が?」
タック「あんたは?」
ゲオルグ「自分は生徒会副会長ゲオルグ・ランディルと言う。君は?」
タック「俺はタック・ノルビス。生徒証をもらいたいんだけど……」
ゲオルグ「ああ、君が例の生徒か。少し待っていたまえ、今用意するから。」
タック「どうも。」
しばらくして、生徒証を受け取ったタックは礼を言いその場を去った。
ゲオルグ(タック君か…試しに生徒会に誘ってみるか…」
その日の帰り道。タックはアイスクリーム屋の屋台でバニラ味のアイスを買って食べながら寮へ向かっていた。
すると…
???(こ…怖そうな人に…絡まれちゃった……)
怖そうな人「おいてめぇ!大人しくしやがれ!さもなくば痛い目にあうぜ!」
怖い人はナイフを取り出した。
???「ひっ!」
タック(オイオイあぶねーじゃん。助けるか。)
タックは怖い人の手首を掴み、捻り上げた。
タック「はいはーいそこまで。それ以上はやめた方がいいぞ。」
怖い人「いててて!!離せ!!」
タック「うるせー!てめぇのせいで俺の好きなアイスクリームが…みるみるこぼれちまったじゃねぇかぁ!」
怖い人「な……なんなんだお前……邪魔すんじゃねえよ!!」
タック「うるせー!俺はな!昔友達から甘いもの食いすぎで二日に一回しか食うなって言われてんだよぉ!」
タックは鉄の棒で怖い人を殴った。
怖い人「ぐはっ……な……何言ってんだこいつは……?ぐふ…」
怖い人は気絶してしまったようだ。
タック「大丈夫か?」
タックは少女に手を差し伸べたが、怯えきっていた少女はそれを掴もうとはしなかった。
少女「ごめんなさい……ありがとうございます……私急いでますので……失礼します。急がなきゃ…」
少女はそのまま走り去っていった。
タック「どっか行っちゃったよ。まあ物語後半くらいの伏線だろうなぁ。まぁいいや。寮に向かうか。」
タックは寮に向かった。
茶熊学園男子寮&女子寮
タック「へぇ。ここが寮か。思ったより綺麗なところなんだな。」
寮のドアを開けるとそこには1人の男性が待っていた。
ネモ「お前が転校生か。俺はネモ・カノープス。お前と同じクラスのものだ。」
タック「俺の名前はタック。よろしくな。」
ネモ「早速だが、ここにサインしてくれ。」
タックは書類に目を通した。
タック「えっと……名前、性別、学年、クラス、そして出身島。」
ネモ「この書類に記入して提出すればいい。」
タック「よし書けたぞ。ところで俺の部屋はどこなんだ?」
ネモ「一階の116号室だ。それと部屋の鍵だ。」
タック「さんきゅな。」
タックは鍵を受け取り、自分の部屋に行って部屋に入った。すると…
タック「オイィィィィ!部屋が死ぬほど汚ぇじゃねぇかぁぁ!これは掃除しないといけねぇな……」
その後しばらく部屋の片付けをした。
埃や煤を拭いたり、電球を変えたり、本棚にお気に入りの本、「円卓の騎士」「潤羽るしあちゃん大好きの本!」や「キュート!風真いろは」(なんかあったら怖い理由により名前を一部伏せています。ご了承ください。)等を置いていった。
壁にお気に入りのポスターを貼り付けて、荷物の整理をした後、部屋の片付けが終わる。
タック「うし。完成したか。っていうか俺の本とポスターに一部モザイクかかってるじゃねぇか。あれか?Vの人の名前丸々出したらえらい人から怒られる危険性があるからか?それとも作者が念の為に伏せたいだけだからか?」
タックは色々とツッコミながら話しているとノックの音が聞こえた。
コンコン
タック(ん?)
???「忙しい所すまない。食事の時間だから呼びに来た。」
タック「そりゃどーも。同じクラスの人だったな。」
ユキムラ「ああ。そうだ。俺はユキムラ・サイオンジ。美術部のものだ。」
タック「そういや飯食うんだっけ。食堂ってあるのか?」
ユキムラ「あの廊下をまっすぐ行ったところに……。」
タック「なるほど。ありがとよ。」
タックはユキムラと共に食堂へ向かった。
食堂
タック「おー旨そうな匂いだな。料理してる人の腕がまあまあわかるな。」
ユキムラ「確かにな。」
タック「おっ。ネモがいるじゃねーか。さっきぶりだな。」
ネモ「タックか。ちょうどいい所にきたな。今日はノアが作ってくれてる。もうすぐできるぞ。」
青い髪の女の子がこちらにたこ焼きを持ってきてくれている。
ノア「ゆらーり。今日は当番なので、たこ焼きを作ったのです。」
ネモ「こいつもお前と同じクラスのものだ。」
タック「おお。俺はタック。よろしくな。」
ノア「ノアはノアなのです。よろしくなのです。」
タック「うまいな。このタコの食感が最高だ。」
ノア「それはよかったのです。」
ノアはたこ焼きを食べ終わった後、どこかへ行ってしまったようだ。
タック「俺達も部屋に帰るか。また明日な。」
ユキムラ「ああ。」
タックの部屋
タック「ふぅ。疲れたな。しかし、部屋は綺麗になったな。これでゆっくり寝れるな。」
タックがベッドで横になっていると、誰か入ってきたようだ。
???「ちょっといいでしょうか?」
タック「いや誰だよお前。絶対一度きりしか登場しない系のモブキャラだろお前。」
???「お願いです!僕の友達を助けてください!」
古い倉庫場
悪い人「へへへ…てめぇを人質に取っておけば、あいつは手出しできねぇはずだぜ……」
モブォ「くそぉ…なんでこんなことに…」
その頃タックとモブキャラは人質になっているモブォを助けに向かっている最中である。
タック「えーっと!?モブキだっけお前の名前?ほんとにここに友達いるんだよなぁ?」
モブキ「はい!間違いありません!」
タック「んじゃ急いで助けて、白上フブキちゃんの配信みるぞコノヤロー。」
モブキ(最後関係なくないですか……)
タック達は急いでモブキの友の元へ向かおうとしていると、モブキの友人らしき人が倒れていた。
タック「おい大丈夫か?」
その時!
モブキ「タックさん!危ない!!」
タックの背後からナイフを持った男が襲いかかってきた!だが…… ガシッ! タックはその男の腕を掴み、そのまま背負い投げした! ドサッ! 男は地面に叩きつけられた!
タック「ふう……なんとか間に合ったな……」
モブキ「ありがとうございます!」
モブォ「うぅん…ここは…?」
タック「おっ。目が覚めたみたいだな。」
しかし…
悪い人「おっとぉ…俺を無視とはつれねぇじゃねぇか。」
タック「うわ!いたのかよ!めんどくせぇ!」
タックは咄嵯に前に出た。
タック「かかってきな。上等だ。」
タックは構えた。
すると相手はニヤリと笑いながら言った。
悪い人「ふふふ…俺のパワーをなめるなよ…喰らえ必殺のパンチッ!!!」
バキッ!!
タック「ぐぁ!!」
悪人はタックの顔を思いっきり殴った。
そしてタックはそのまま吹っ飛んでいった。
タック「やべぇ…キツイとこ食らったから前が…見えねえ……」
モブォ「タックさーん!!!」
タックはその後も相手のラッシュを食らいつづけた。
タック(やべえ意識飛びそう……。でもここで気絶したらダメだ……。負けるわけにはいかねぇんだ……。俺は……約束を守らないといけねんだ……。俺は……俺は……。)
悪い人「どうだ?もう諦めたらどうだ?まあこれ以上痛い目に遭いたくないなら大人しくすることだな!」
タック「誰が……お前なんかに……屈するかよ!」
タックはフラつきながらも立ち上がった。
タック「俺はな…いろんな人の失ったものを見てきた。辛かった。作者だって失ったものは数えきれないさ。俺も数えきれないさ。だけど!得たものや新しい友人だってできた!楽しいこともある!俺は…もう挫けねぇ…!守りてぇ!例えばこの子のようになあ!」
そういいスニャホの配信画面を見せた。しかし…
白上フブキ『今日は配信が余裕もって沢山できたから…』
配信はすでに終わっていた。
タック「…」
悪い人「あのー?まぁ…なんだ……その……元気出せよ。」
タック「てめぇ…ふざけんなよ…よくも…よくも…俺の今日まで楽しみにしてた白上フブキちゃんの今日の配信の楽しみを台無しにしやがって…よりにもよって好きなゲームなのに…許さねぇ…。」
タックの片目は赤く光っていた。
タック「今から主人公の必殺技の試作品食らわしてやる!」
タックは片手を前に出し、ジャンプした!
タック「まだ技名決めてないけどぉぉぉぉ!タック斬!(仮)」
悪い人「いだあああああああああ!」
タックの鉄の棒が男の腹に入った。
悪い人は倒れた。
タック「ふぅー。終わったぜ……」
モブキ「ありがとうございました!おかげで助かりました!」
タック「おう。気にすんなって…ははは…」
タックは倉庫から出た後空を見上げた。
白上フブキ(大丈夫!また次は見に来てください!)(幻聴)
タックは叫んだ。
タック「ぢぎじょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
こうしてタックの学園生活および日記の物語が始まる。果たしてタックはどうなるのやら!?
次回に続く!
おまけコーナー
教えて!タック先生!
タック「はーい。このコーナーでは茶熊学園の生徒でも授業の講師ができるシステムを利用し、俺がタックの日記の質問から作者やオリキャラへの質問、Vtuberに関することなどなど!なんでも答えちゃうコーナーです。質問は随時募集中です。感想の所から、「質問です!」と最初に書いてくれれば、見つけやすいと思うので、どんどん募集してくれよなー。」
ティナ「はい!タック先生!」
タック「はい、ティナ。お前は何について聞きてーんだ?まあ今回はお試しってことで。」
ティナ「えっとね……タック先生の好きな食べ物は何ですか!」
タック「はい。いい質問ですねー。お答えしましょう。俺の大好物はこれだ。」
(スッと差し出す)
ティナ「これは……?」
タック「好きなものメモ一覧でーす。まあめんどくさいのでオリキャラのプロフィールはいつか作りまーす。」
ティナ「数が多くて、読めない!プロフィール出るの待とう…」
タック「じゃあまた次回お会いしましょう。」
次回予告
タック「次回予告の時間だぞー。なんかよー生徒会にやけに誘われるんだよなぁ。ゲオルグさんがノコノコ来るんだよなぁ…なんだろう……。まあとりあえず俺は生徒会に誘われてることが分かった!次回!タックの日記!2ページ目「Vtuberはいつ炎上してもおかしくないから気をつけろ。」また見てくれよな!」
あとがき
どうもー。作者の黒鉄騎です。
今日からスタートしましたがいかかだったでしょうか? まだまだ序盤なのでこれから面白くなっていく予定です。(多分)面白くなかったらごめん。
さて、今回の話で登場したモブォとモブキは今後二度と出てきません。だってモブキャラだし。まあそれはそれとして今後も英霊などもちょこちょこ登場していくのでよろしくお願いします。さて、次回はどんな話が投稿されるのか?乞うご期待! それではまた会おう!
タックの日記第一回人気投票!誰が好き?
-
タック・ノルビス
-
沖田総司
-
狼牙え文
-
ティナ
-
セイヤ
-
ナデン
-
ムハル・ノルビス
-
シャール
-
ナルル
-
シキクラ
-
エルム
-
ヒーガ
-
シャルロット
-
ゲオルグ
-
その他(感想等にて!)