【小ネタ集】俺は、スーパーザンクティンゼル人だぜ?   作:Par

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長く何も投稿しないのも自分が我慢できなくなってきたので、ホワイトデーイベントみてふと思いつき書いた「メデュのじゃ」漫才の小ネタを一つ……。

諸注意
・キャラ崩壊
・ほぼ台詞のみ。
・会話の区切りとして行を開けてます。
・太文字、拡大文字等の特殊タグを一部に使用。


御笑寄席”演是楽” メデュのじゃ

 御笑寄席“演是楽(えんぜら)

 ──まったくどう言うわけか、突然騎空団内のリクリエーションとして“お笑い”をしようと言う流れになった。まったく意味が分からないが、そう言う事になりスムーズに事は進んでしまったのだ。

 毎度の如く、団長の俺が理解する暇もなく。

 

「そういうわけで始まった御笑寄席“演是楽(えんぜら)!!」

「どういうわけで?」

「投票システムは、面白いと思ったらボールを投票ケースに転がして入れるだけだぜ!!」

「いつの間にこんな投票システム用意したの?」

「よろず屋が一晩でやってくれたぜ!」

「あの人関わってんのかよっ!?」

 

 B・ビィがサクサク蝶ネクタイまでつけて司会をするものだから、隣に立たされた俺も参ってしまう。

 なにはともあれ一組見て見よう。

 

 ■

 

 星晶漫才【メドゥのじゃ】

 

 ■

 

「──どーもどうも、皆の衆!! 光り輝く神鳥、ガルーダじゃ!!」

「──すべてを石にする魔眼を持つ、誇り高き星晶獣メドゥーサよっ!!」

「まあ、今日はそんな星晶獣要素関係ない漫才なわけじゃけど」

「急に切り替えないでよ」

 

「さてさて、メドゥ子よ。突然じゃが妾は、最近アルバイトをしたくなったんじゃ」

「ほんっっと突然ねえ……。どういう風の吹き回しよ」

「うむ。騎空団に入って妾も人間の営みにふれ強い興味を抱いた。そこで一つ人間の店でアルバイトをしてみれば、これまた人の暮らしの理解も深まろうと思ったわけじゃ」

「星晶獣が騎空団入ってる時点で大概だけどね。まあいいんじゃないかしら? 考えとしては、殊勝な心掛けじゃない。で、どんな店で仕事したいのよ?」

「ツンデレ喫茶」

「突飛ぃ~」

 

「実はもう面接通ったんじゃ」

「通ったのっ!?」

「星晶獣でツンデレ初心者OKの店があったのじゃ」

「アルバイト募集の想定が広いんだか狭いんだか……」

「じゃが実のところ妾は、ツンデレをいまいちわかっておらん」

「よく面接通ったわね……」

 

「そこでメドゥ子よ。おぬしには、妾のアルバイトの練習に付き合って欲しいのじゃ」

「ツンデレ喫茶のっ!? やあよそんな練習!! もっとこう言うのって別のアルバイトネタじゃないの!? よろず屋(コンビニ)とかさあ!?」

「そう言わんで付き合ってくれぇい。おぬしなら妾よりツンデレに詳しかろう?」

「いつアタシがツンデレに詳しいとっ!?」

「だってツンデレの星晶獣じゃろ?」

「ツンデレ司ってるみたいに言わないでくれるっ!?」

 

「のう頼むぅ!! 練習させてくれぇい!!」

「やぁよっ!!」

「もう店にシフト週5で入れてしまったんじゃ!!」

「仮にも騎空団団員がアルバイトシフト週5入れてんじゃないわよっ!?」

「お願いじゃぁ!! ツンデレ喫茶やりたいんじゃぁっ!!」

「あんたツンデレ喫茶に人生の何を賭けてるのよっ!? ツンデレ喫茶の何があんたをそこまでさせんのっ!?」

 

「……まあそこまで頼まれたら無下にはできないわね。面倒だけど一応付き合ってあげるから感謝しなさい!!」

「はぁー……勉強になるのう」

「まだ何もしてないんだけど?」

 

「とりあえずあんたの思うようにやってみなさい。アタシ客やるから」

「のじゃ」

 

「──ちょっとなによ、いつの間にエンゼラにツンデレ喫茶なんて出来たの。ちょっと入ってみましょ」

「いらっしゃいませえぇーっ!!」

「わぁっ!?」

「喫茶ツンデレにようこそぉーっ!!」

「ちょ、声大き……!?」

「どうもお客様ぁ!! ご注文は何お決まりですかーっ!!」

「うるっさ……!? 待って違う違う」

「のじゃ?」

「……なにこれ?」

「喫茶ツンデレ」

「おバカっ!! あんたがやりたいのは、“ツンデレ喫茶”でしょ!? “喫茶ツンデレ”じゃただの店名!! 店長がツンデレかなんかなわけ!?」

「ツンデレかは知らぬが、店長はツインテールじゃった」

「喫茶ツンデレだっ!?」

 

「って違う違う、店長は置いといて……ツンデレはジャンルッ!!」

「なんと!?」

「なんとじゃないわよ。第一こんな威勢のいい喫茶店いやよアタシ、スシ屋か」

「いや、勢いでつい……じゃがメドゥ子に確認してもらって良かったのじゃ」

「出来ればアタシが確認する前に気付いてほしかったわ……」

 

「わかってるだろうけど、ツンデレってもっとこう、入り口は歓迎しないけど満更じゃない風でやらないとでしょーが」

「ふむふむ……理解した。次やるぞ!!」

「大丈夫かしら……」

 

「──あらツンデレ喫茶、ちょっと入ってみましょうか」

「……なんで帰ってきたんじゃ」

「えぇ……(しっぶ)いのが出た……」

「もう(うち)のぉ……敷居は跨がせない、そう言ったはずじゃがのう……」

「家なのここ?」

「あの日ぃ……」

「あの日?」

「お前が家業を継ぐのが嫌だと家を飛び出て」

「アタシの家業ツンデレ喫茶じゃないけど……」

「もう帰ってこぬとばかり……まあよい」

「良いんだ……」

「……何をしておる、入るなら入れ……早う座れ」

「え、あ……うん」

「部屋は、そのままにしてある……ふん、掃除が面倒だっただけじゃ……」

「そこはツンデレっぽくするのね……」

「積もる話もあるじゃろうが……まずは……ご注文は何にしましょう!!」

「いや、温度差がきっつい!!」

 

「はて、また違ったかのう? ちゃんと歓迎しないけど満更じゃない風にしたが」

「そうだけど、そうだけどちーがーうーでーしょーっ!? 歓迎しないけど満更じゃない感が喧嘩別れして数年後の不器用な親子のそれじゃない!? 嫌よこんな入店の度もどかしい雰囲気出されるツンデレ喫茶……いや最早ツンデレでも喫茶でもないけどね!?」

「また違ったのじゃ……」

 

「もっとこう、歓迎しないけど満更じゃない生意気な小娘って感じにしなさい」

「歓迎しないけど満更じゃない生意気な小娘……ガッテンッ!!」

「ガッテンって……」

「ようしわかった。こんどこそバッチリじゃぞ!!」

「大丈夫かしら……いい? やるわよ?」

 

「──ツンデレ喫茶三軒目だわ。ちょっと入ってみましょうか」

「あら、なによあんた?」

「ん? んっ!?」

「あんた客? 別に来てほしいとか思ってないけど……ふん! いいわ、ちょうど暇だし適当に座ってなさいっ!! ふんっ!!」

「そ、そうそう……それよそれ!! 口調完全に変わってビビったけどいいじゃないの!!」

 

「で、なに頼むの? 頼むなら早くしなさい、暇じゃないんだから!! ふんっ!!」

「今暇って言ってたじゃない……いや、まあツンデレっぽいわ。うん。じゃあ、これ……パンケーキセットお願い」

「パンケーキセット……面倒なのよね。って、誰も作らないとは言ってないでしょ!! ふんっ!!」

「アタシ何も言ってないけど……」

「水でも飲んで待ってなさい!! ふんっ!!」

「“ふんっ!!”の多用が過ぎるわねぇ……」

 

「ほら、出来たわよ!! 温かいうちに食べなさいよね!! ふんっ!!」

「ねえこう言うのってトッピングとかするもんじゃない?」

「トッピング……ふんっ!! しかたないわねぇ!! やってあげるから感謝しなさいよね!! ふんっ!! それじゃあ、トッピングにクリームを……のじゃのじゃキュンッ!!

「うわ、むっかつくぁ……」

 

「うんじゃあ、これでお会計って事にしましょう」

「な、なによ帰るの? 追加注文(おかわり)とかいいわけ?」

「いやいらないわよ」

「ふんっ!! まあ別にいいんだけどさ……じゃあ、気を付けて帰りなさいよね!! べ、別にまた来てほしくなんかないんだからね!! ふんっ!!」

 

「──どうじゃ!!」

「……うん、まあいいんじゃない? 前二つに比べたら格段にツンデレ喫茶だわ」

「にょほほ!! そうじゃろうそうじゃろう!!」

「まあ“ふんっ!!”の多用が凄いけども。えらい鼻息荒いツンデレ喫茶よここ」

「些細なことよ」

 

「いやいや……それにしても急に良くなったじゃないの? なんかコツつかめたわけ?」

「なに、おぬしに言われて良いお手本に気付いたんじゃよ」

「お手本?」

「うむ。歓迎しないけど満更じゃない……」

「うん」

「生意気な」

「うん」

「小娘、つまり」

「うん?」

「おぬしのことじゃ」

「いい加減にしなさい!!」

 

「「どうもありがとうございましたぁー」 ──誰が小娘よっ!?」「ネタじゃってば」

 

 




寄席”演是楽”ネタは、思いついたら続けます。

短い小ネタも、たまに投稿するかもしれません。
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