「あっ、やっぱりゴン太だ。」
「オッスゴン太久しぶり」
ゴンザレス太郎達が魔物の町の入り口で作戦会議をしていると、町の中からアイアンとホネオがゴンザレス太郎に気が付きやって来た。
学校の社会見学でクラスの一同で来ているらしい。
遠くから偶然ゴンザレス太郎を見かけたので見に来たとのことだ。
ゴンザレス太郎はここにホネオが偶然にも居る幸運に感謝するのであった。
ホネオのユニークスキル『望遠眼』は望遠鏡を覗くように直線上であればかなりの距離まで見れるのだ。
「ホネオ!頼みがある!」
ゴンザレス太郎はホネオに30分ぐらいごとに魔海の向こうを確認して、金髪の天使の姿をした何かが飛んできたら知らせてほしいと告げた。
ゴンザレス太郎は心ない天神達が必ず自分を目掛けて飛んでくると確信していた。
あの時、創造神のマリスは言ったのだ。
『この赤砂の正体は魔物の核、これが有る限り無限に魔物は僕の思うままに産み出せ、僕自身このお気に入りの体も作れる』
つまり心ない天神は魔物なのである。
もう一つ、マリスは言っていた。
『ステータスは全てMAX!』
つまり感知もMAXの筈なのだ。
100億を超えるレベルを全てステータスに振ったゴンザレス太郎でさえまだステータスは伸ばし続けられる事を理解しており、心ない天使の理論値まで上げられた感知は必ずここに居る自分を見つけて追って来ているはず。
そう考えていたのだ。
そしてそれは正解で、あの場にいた一匹も残らず全ての心ない天神達はかなりの速度でこちらに向かって来ていた。
「なんだかよく分からないけど分かったよ」
そして彼等は作戦に必要なあの男を訪ねるのであった。
「な…なんだありゃ?!」
ホネオがゴンザレス太郎に頼まれた確認を数回行った時にそれは見えた。
空に浮かぶ金の物体。
それはみるみる空を埋めつくし魔海を渡っていた!
「来た!来たぞー!ゴン太来たぞー!」
こちらへ向かう心ない天神達の金髪が空に輝いていたのだ。
到着まで約30分、ゴンザレス太郎達はホネオの報告を受けて町を出て親指をくわえながら3倍の速度で魔海の海岸に辿り着き準備に取り掛かる。
泣いても笑っても勝てば存続、負ければ異世界の終わり。
ゴンザレス太郎は一人砂浜に立ち叫ぶ!
「スキル『プロアクションマジリプレイ』発動!」
各々はそれぞれの決めた役割を果たすため配置に着く。
そして、射程に入った一匹の心ない天神から放たれた消滅の光をゴンザレス太郎は避けた。
それを合図にラストハルマゲドンが今始まる!