Cランク以上の冒険者が集められ、受け付け前の奥の会議室みたいな場所へ次々と入っていった、一気に人が減ったギルド内は静けさを取り戻す。
マジメの3人もBランクの為に奥へ進み、先程の見掛けない男と共に入っていった。
どうやらさっきのもCランク以上の冒険者の様だったがゴンザレス太郎は見たことが無い。
高ランクの冒険者のみが集められたこの事態に何事かと誰もが固唾を飲み、ギルドの運営が一時停止した為に動きがあるのを待っていたのだが…
暫くして会議室の方が騒がしくなり、逃げるように何人かの冒険者が飛び出していった。
その光景に嫌な予感を感じた低ランクの冒険者達が後を追うようにギルドを去る。
野生の勘と言うのか危険を察知して逃げたのであろう、こういう時に勘に頼るのはやはり冒険者の危機察知能力として大切な事なのであろう。
暫くして会議室のドアが開き、まるで覚悟を決めたような冒険者達が次々に出てきた。
物々しい雰囲気を纏った冒険者達はそのまま隣の店にアイテムを求めに行った。
誰も何も言わず、聞ける雰囲気ではないのでそれを誰もが見守る…
そんな中、受付は一ヶ所を残して閉鎖された状態で営業を再開し、冒険者ギルド内は物々しい雰囲気を漂わせている。
人が一通り出終わり、少ししてからマコトだけが出てきた。
キョロキョロと何をしてるのかと思った矢先、ゴンザレス太郎を探し見つけて近寄ってくる。
「ゴンザレス太郎とフーカ、大変なことになった。すまないが協力を頼みたい、来てくれ」
普段の態度からは想像も出来ない真面目なマコトの顔と態度に少し気圧されたが、何か事情があるのかと思い大人しく付いていく。
そして、会議室に入ると…
「ん?お前らは?!」
「へっ?あっ!?ヤバイさん!」
そこに居たのは数名の冒険者で、その中に学校の課外授業で教え役をしてくれたヤバイさんがいた!
何故か緑と紫色のハチマキをしている…センスがヤバい!
「おいマコト!こいつらがお前の言う秘密兵器なのか?」
「はい、きっと我々の力になってくれると思います!」
その後、ギルドマスターと呼ばれる老人から先程連絡があった通り現在ランクSSSクラスの魔物が一匹ここへ向かっていると聞いた。
はっきりいってSSSクラスの魔物は人間の手に負える相手ではなく、この件の解決法として提案されたのが、ここに居る精鋭で町の被害を最小限に押さえて相手の目的を果たさせて帰って貰うか、秘宝『封印石』でその力を封印してマコトの持ってる『キメイラの羽』を使って住んでいたところに無理矢理戻すという2つが荒業が提案されていた。
どちらにしても勝率の低い命懸けの作戦である、冒険者が逃げ出すわけだ。
「それで僕達がその作戦にどう役立つと?」
「第3の選択として二人の未知の力を借りたい」
そう告げてきたのはギルドにマジメの3人と共に帰ってきたあの男であった。