個性『ガタキリバ』   作:プリズ魔X

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深海からの転生者

「13号は生徒の避難を!ここは俺とオールマイトでやる!」

 

 

「先生、侵入者用センサーは!」

「もちろんありますが…!」

 

八百万がセンサーについて聞くが、13号からはセンサーが反応しなかった事を告げられる中、轟が冷静に分析する。

 

「現れたのはここだけか学校全体か…、何にせよセンサーが反応しねぇなら向こうにそういったことができる個性やつがいるってことだな。校舎と離れた隔離空間、そこにクラスが入る時間割…、バカだがアホじゃねぇ、これは何らかの目的があって用意周到に画策された奇襲だ」

 

「13号避難開始!学校に連絡試せ!センサーの対策が頭にある敵だ、電気系の個性が妨害している可能性がある。上鳴お前も個性で連絡を試すんだ!」

「っス!」

「先生とオールマイトの2人で戦うんですか!?あの数じゃいくら個性を消すっていっても!!イレイザーヘッドの戦闘スタイルは敵の個性を消してからの捕縛だ、正面戦闘は……「大丈夫だ緑谷。先生達を信じろ」……分かった!」

 

「緑谷、よく覚えておけ。ヒーローは一芸じゃつとまらん

 

そう言って相澤先生は階段を飛び降り、次々とオールマイトが取りこぼしたヴィランを捕縛してはヴィラン同士をぶつけたりなどして気絶させる。

 

「皆さん!早く避難を!!」

 

 

『させませんよ』

 

 

13号が生徒を避難させようとするが無情にも黒い靄のヴィランが生徒達の前に瞬時に移動して立ちはばかる。

 

『初めまして。我々は敵連合。僭越ながら…この度ヒーローの巣窟、雄英高校に入らせて頂いたのは……

 

 

 

 

平和の象徴オールマイトに息絶えて頂きたいと思ってのことでして』

 

 

 

 

 

突然の敵のカミングアウトに生徒達は思考が停止する。何せあのオールマイトを殺すと言ったのだ。

 

「本来ならば今頃オールマイトとあなたの相手をしているのですがイレイザーヘッドがいる……何か変更があったのでしょうか?まぁ…それは関係なく…私の役目はこれです」

 

と同時に靄が噴き出そうとするが待ったをかけた生徒がいた。爆豪と切島だ。先に攻撃を仕掛けるが相手は霧状なので攻撃は通用しなかった。

 

「はぁ……黒霧さん、とりあえず私を水難ゾーンへ飛ばしてくれ。いいか?」

 

身長150cmほどの非常に色白で顔に真っ黒なマスクと奇っ怪な帽子をつけた白髪の少女が黒霧と呼んだ人物にUSJの水難ゾーンへのワープを頼む。

 

『煉黒さん……分かりました。そこが貴方のホームグラウンドですからね。いいでしょう。』

 

「2人とも下がって下さい!あとは僕に……」

 

黒霧が煉黒と呼んだ少女をワープさせると同時に13号がそう言うと13号の指先にある蝶番がガチャリと動き指先のブラックホールを起動すると、ヴィランの霧がみるみるうちに13号の指先へと吸い込まれていく……

 

『甘いですね!積極的にヴィラン退治をしなかったツケが回ってきたのでは?』

 

だが、相手の方が1枚上手だった。ヴィランは自身を構成している霧を展開、そして13号の背中にワープゲートを開けて13号の指先近くにいる自らと繋ぐ。

 

「しまった!……吸い込まれる……!」

 

最初こそブラックホールの吸引に耐えていた13号のコスチュームだったが、すぐに背中の部分にヒビが入り、背中と一緒に引き裂かれてしまい13号はドサリと倒れてしまう。

 

「や、やられた……!」

 

『さて、守っていた盾はこれで倒しました。貴方達は邪魔なので…散らして、嬲り、殺す』

 

狼狽えていた生徒の大半をドーム状の霧で包んだヴィランは無作為にワープさせられて、残ったのは障子と、たまたま範囲外だった瀬呂、芦戸、砂藤、麗日、飯田の6人だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇◇水難ゾーン◇◇◇

 

「さて、ここまでは予定通りですね……皆さん乗ってください!」

 

「あっぶねぇ!」

 

「ケロッ!」

 

「クッション!?ありがとうドレミーちゃん!」

 

「うわわっ!」

 

水難ゾーンにワープさせられたドレミーと宇覇、蛙吹、峰田に緑谷はドレミーの作りだした数個のベッドに乗せられて近くの船に軟着陸した。

 

「さて……要注意人物は先程の少女ですね……あの幹部格と思わしき人物に名前で呼ばれているという事は相当の実力かと」

 

そう言うとドレミーは水上に浮かんでいる先程の白髪少女を指さす。

 

「……いや、最初は様子見だ。あそこで襲わなかった理由があるはずだ」

 

「……本気ですか宇覇さん?相手は堂々と此処に侵入してきた奴なんですよ?」

 

「あいつ……なんか違和感がある。まるで俺達雄英生を襲うのを嫌がっていたような……」

 

「……分かりました。皆さん聞いていましたね?やっぱり予定変更です。あの人物はまだ立ってこちらを見つめるだけ……敵ではない可能性もあります。あの人物は私が見張るので他のヴィランを仕留めましょう。幸いにも相手はこちらの個性は把握していない。そして此処にいるということは水棲系の異形型が殆どでしょう。なのでこちらには情報アドバンテージがあります。……頼みましたよ梅雨ちゃん、宇覇さん。キーはあなた達です」

 

「梅雨ちゃん、俺をエサにして釣りをするように垂らしてくれ。……大丈夫だ。息は止めておく」

 

「分かったわ宇覇ちゃん。ケロッ……」

 

蛙吹はベロを宇覇の腰に巻き付けて釣竿のように水中に垂らしてヴィランを誘う。

 

 

 

「へっへっへっ……生贄捧げば許してくれると思ってるぜあいつら!」

 

「俺の牙でグチャグチャのソースにしてやるよ!」

 

鮫の個性のヴィランが宇覇の頭を食いちぎろうとする。そこにビリビリと電流が走り……

 

BZZZZZZZZZZ!!

 

「ギャアアアアアア!!!」

 

「あ、あ、あ……」

 

宇覇のクワガタホーンの電撃で白髪少女を除き水難ゾーンのヴィランは全滅。白髪少女は耐電性のブーツでも履いているのかケロッとしてそのままこちらに近づいてきた。

 

「……大丈夫よ。あなた達に危害を加えるつもりは無いから。……目的はただ1つ。私を雄英で暮らさせてほしいの」

 

ある意味ヴィラン達よりもビックリな事を言った少女は一礼をして敵意が無い事を伝える。

 

「……ちょっと待っていてください。貴方とそっくりな子の夢をこの手帖に書いた気がするので、もしかしたらこの子が本当の事を言っているか分かるかもしれません」

 

そう言ってドレミーは青い手帖をパラパラと捲り夢の記録を探る。この手帖には全ての人の夢が夢の世界のドレミーにより勝手に記録されているのだ。ただ、こちらの世界のドレミーは実際に見るまで記録が分からない。手帖には1度夢の記録を見た人物をイメージすると勝手にページが捲られてその人物の所で止まる機能がついているのですぐに見つかる。

 

「分かったドレミー。……動くなよ?お前をまだ信用した訳じゃない。何者か分かるまでそこで待っていろ。…攻撃したと判断したらこちらから仕掛ける」

 

「……貴方の名前は?」

 

「煉黒 鬼姫。最近まで小笠原諸島の近海に住んでいたわ」

 

「……個性は深海棲艦で合っていますね?」

 

「えぇ。貴女の個性で分かるのね?」

 

「はい。……皆さん、この人の言っている事は本当です。」

 

ドレミーは手帖をパタンと閉じて彼女の潔白を証明した。

 

「よかったわ。信じてくれて。早速で悪いけれどまずは広場にいる相手の切り札を潰しましょ?」

 

「……貴女は生まれ変わりって信じますか?」

 

「そうね……信じるわ。でも何故聞いたのかしら?」

 

「いえ、最後の確認ですよ。先程までの質問はその気になれば私に合わせられますからね。なのでこのような確認をしました」

 

「そう……」




以下、意見バコからのプロフィールの(ほぼ)コピペです。
リン・オルタナティブさんの案が採用されました!

名前:煉黒 鬼姫(れんごく きき)
年齢:不明
性別:女性
身長:約150cm
体重:個性の影響により測定不可

原作知識:職場体験編まで

概要
 家族とクルーザーでの航行中、嵐によって不幸にも溺死してしまった少女。住処は小笠原諸島に存在する深海。
 住処にいるときや、陸上へ外出する際の容姿は、白い髪を背中まで伸ばし、左目が青、右目が赤色のオッドアイを持つただの少女として陸上へ進出する。なお、通常でも口元を漆黒の甲殻らしきもので覆っている。
 水中を漂う中で、ふと艦これの深海棲艦になってみたいなと思いながら死が訪れたわけなのだが、目を開けるとそこは文字通りの深海。
 深海棲艦になったのだと直感で悟ったのはいいものの、個性と化した自身の能力に振り回されながらも、最近まで海上と深海をフラフラと放浪していた。
 なお、彼女は前世では大学を卒業していたためそれなりに知識はあるが、深海棲艦となってからは一度も学校へ行ったことはないらしい...。

個性:深海棲艦(異形型)
個性詳細
 文字通りの個性で、既存の深海棲艦に変身できる。ぶっ壊れやん!と思うが、当然弱点もある。
 まず変身できる数が3枠のみ。そしてすでにその枠も空母ヲ級、戦艦レ級、重巡ネ級と埋まってしまっているため、これ以上増やす事ができないということだ。
 次に艤装だ。水上では無類な戦闘能力を誇るが、陸上ではただの重い鉄の足枷となってしまう。それなら艤装なしの方が遥かに動きやすい上に殴りやすい。
 さらに装甲も厚いため、無駄に攻撃を受ける事になる。ただし、艤装を装着した状態の彼女へ攻撃が通るかと言われたら、それも否であるが。

 デメリットがある個性だが、勿論恩恵も存在する。
 まず筋肉繊維の密度が濃くなったのだ。これは脚が故障しにくくなったのもあるが、生身での攻撃が非常に強力になったようだ。ただし、ちょっと手を振るうだけで岩が砕けてしまうのが玉に瑕。陸上で戦闘する際の基本フォームでもある。
 そして炎への耐性も獲得している。一般人なら焼死してしまうような熱さの炎でも、やすやすと耐えきることができる。水中での呼吸や移動ははもちろんのこと、水上移動もお手の物である。


-個性で変身できる深海棲艦と、具体的な能力-

[空母ヲ級]
 鬼姫お気に入りの深海棲艦であり、海上での戦闘における基本フォーム。艦種は空母。変身できる姿で唯一陸上にて艤装のバッドステータスなしで戦闘できるフォーム。
 ヲ級の特徴は優れた統率能力と、味方を能力向上バフにより強化する点である。向上バフ...正確には全ステータス大アップを範囲にいる味方へ付与する、というもの。その味方判定は鬼姫と仲良くなった人が前提条件になる。ただし、ヴィランに限ってはどんなに友好的になってもバフは乗らない模様。
 装備は帽子に搭載された2門の2連装砲とステッキ。連装砲で撃ったり、手に持ったステッキで相手をホームランしたり殴り倒したりするが、ヲ級最大の武器は、帽子の口から吐き出されるように発艦する大量の航空戦力。
 偵察機、爆撃機や雷撃機、果てには神風特攻隊のような機体まで何でもござれである。

[戦艦レ級]
 弩級重雷装航空巡洋戦艦と一部界隈では名付けられている。仮面ライダーで言う最強フォーム、または最終フォームに当たる。ただし、彼女は最後に使うとは言っていない。
 強いの一言だけで片付くほどに強い深海棲艦。艦種は戦艦。陸上でのバッドステータスをもろに受ける代わりに、難攻不落の要塞と化す。その戦闘能力は正しく悪魔そのもの。
 数々の提督たちを轟沈させてきたその実力は本物で、大火力による制圧射撃を得意とする。ただし、部分的な援護射撃などは苦手らしい。【撃つなら撃つ、やるなら徹底的に】がレ級でのモットーらしい。
 なお、戦艦と言っておきながら、航空戦力も多少なら使えるらしい。だがヲ級のように種類はない上大雑把な事しかできない。

[重巡ネ級]
 一言で言い表すなら、レ級の下位互換のような深海棲艦。艦種は重巡洋艦。仮面ライダーでは強化フォームに当たる。ただし、鬼姫の場合はネ級を飛び越してレ級になることが多いため、当たり表向きな出番はない模様。哀れネ級。
 だが、その影の薄さを利用した奇襲性は高く、初見殺しにも相応しい戦闘能力を持つ。
 二叉の尻尾ような形状の器官が生えているが、高所でのバランサーとして働くらしい。武装は尻尾のような器官に装備された計8門の単装砲。
そしてある能力を秘めているようだが………?
 

ちょっとした小話
 鬼姫の血の色は、深海棲艦の影響を受けて青色である。

転生者は宇覇君を除き8人までの予定だけど、アリ?ナシ?

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