「よし!今日は分身の訓練をするぞ!」
覆面のコスチュームを着た仁義父さんが威勢よくそう叫ぶ。(覆面をつけている理由はベストジーニストにコワモテだからつけた方がいいと言われた為)バイバイン事務所での訓練だ。事務所と言ってもまだ1人ではあるが、仁義父さんはそれなりに名前は知られているのできっと、そのうちサイドキックも来るはず……!
「いいか?俺の場合増やすのにはまず、自分を知らなきゃいけねぇ。体の隅々をメジャーで測ってようやく増やせるんだ。大事なのはイメージだ!イメージが曖昧だと個性ってのは上手く使えねぇ!」
「「なんか無意識に増えられる!」」
「よし!……って、それはマズイ!無意識にいきなりできるって事はコントロールできていない証拠だぞ!」
イメージ……イメージ…か……そうか!ドラ〇もんのバイバインでイメージしよう!
「「イメージしながらできた!」」
「上出来だ!そうだな……コントロールも兼ねてそのまま分身を維持して俺と組手しよう!」
「「押忍!」」
「「片方は頼んだぜ!俺!」」
「「あいよ!」」
互いの分身が声を掛け合うのと同時に戦いの火蓋が切られる。
「くらえ!クワガタホーン!」ビリビリビリビリ!
片方の宇覇の分身体がクワガタホーンで電撃を放ち、仁の分身と本体をまとめて仕留めようとする。
「「甘いわ!メジャー避雷針!」」
「「メジャー!?道具使うなんて卑怯だぞ!?」」
「「宇覇の体なんて全身武器みたいなもんじゃねぇか!変わんねぇよ!」」
「「そうだった!」」
「さぁ!そっちが大層な武器使ってんだからこっちは数で対抗させてもらうぜ!
「手加減なしだぜ!」「そうゆう事だ!」「くらえ!」「アンパンチ!」「数には更に上の数で押し切るぜ!」「アンキック!」「ライターキック!」「お前らキックしすぎだろ!俺もするけど!」
「「くうぅぅぅぅ……多すぎる!」」
数が同じなら更に増やせばいいという理論で分身を増やしていく仁。部屋を埋め尽くさんと増える仁の分身に2人の宇覇は次第に押されていく……
「「くっそー……そっちが増えるならこっちも増えちゃうもんね!」」
「「「「もっと増えるのか!?」」」」
宇覇の宣言に仁が焦る。仁の個性『二倍』で生み出される物は基本的に『劣化』してしまいコピー元より脆くなる。
「「更に分し……うぅ……!」」
「「「「大丈夫か宇覇!」」」」
分身を増やそうとする宇覇が突然苦しみだして倒れてしまう。近くにいた分身の仁がすぐに駆け寄り、介抱して事務所のベッドに運ぶ。
結局俺はその日目が覚めずに気絶したまま倒れていたようで、その後病院での検診では個性の反動で体がキャパオーバーを起こしたとの事らしい。
まだまだ精進しなければ……!
さすがにまだ50人も増えたりは出来ないです。10歳でやれたらやれたでヤバいですが……
転生者は宇覇君を除き8人までの予定だけど、アリ?ナシ?
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アリ
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ナシ