個性『ガタキリバ』   作:プリズ魔X

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最近評価バーがオレンジになるとぬか喜びしていたらどんどん評価値が下がっていってて落ち込んでるので高評価をしてくれると嬉しいです。


皆で妥協してガタキリバ

「スターーーート!!」

 

合図と共に生徒が押し合い圧し合いしながら前へ前へと進み始める。

 

『さぁ実況はプレゼント・マイクと、解説のイレイザーヘッドでお送りするぜ!Are you ready?』

 

『ところで序盤の見どころってなんだ?』

 

『……今だよ』

 

ビシッ!ビシビシッ!

 

「予定通り!」

 

「凍結は地面にしか来ないので浮けば問題なしですね」

 

『Change Abyss Beetle!!』

 

イレイザーヘッドの言葉と共に、突然足場が凍結して、大半の生徒は身動きが取れなくなってしまった。それを知っていた3人は予め決めていた方法……宇覇はスタート地点の壁を蹴って移動、ドレミーはベッドに乗る、煉黒はしなやかな動きができるネ級に変身して装甲をパージ。身軽になった状態で生徒を踏み台にして凍結を回避する。

他の生徒も何人か凍結を回避、或いは突破したようで先頭の轟を猛追する。

 

「さて、最序盤の篩は突破した……お次はやっぱり……」

 

『さぁ!早速第1関門!迫り来るロボ軍団!誰彼構わず襲い来る!ロボ・インフェルノ!ヒーロー科の入試のロボが相手だ!』

 

轟達先頭集団が見上げると、そこには入試の0Pt仮想敵まで混じっていた。しかも見ただけで少なくとも四~五体はいる。

 

「これが入試の0Pt……もっとマシなもん用意してくれればよかったんだがな……」

 

「ホントに邪魔ですね……こういう図体だけのノロマは避けるに限ります」

 

「火力でねじ伏せてもいいけど避ける方が早く先頭付近に戻れる!」

 

「……まぁ前に倒したんだし無視しよ」

 

轟は凍結で0Ptを凍らせるが、3人は構うだけ無駄と判断して迂回して進む。3人とも機動力抜群なので動きの鈍い0Pt達仮想敵の間をスルスルとすり抜けていく。

 

「轟……よっしゃ!俺もいっちょ…どデカい1発キメるか!」

 

そう言うと破巌の腕が黒曜甲に覆われて緑色の粘菌を纏い、脚を恐竜のもののように変化させて0Pt目掛けて飛び上がり……

 

「時限式爆砕拳!」

 

破巌の一撃は0Ptの装甲をへこませたが、辛うじて0Ptは動いた。しかし、粘菌の色が徐々にオレンジ色に変色して爆発を起こす。今度こそ0Ptは動かなくなり、機能を停止する。

 

「決まった!よし、竜人形態!」

 

破巌は遅れを取り戻す為に体力温存の為に取っておいた竜人形態であっという間に先頭に合流する。

 

しばらくすると先頭集団が一瞬足を止める。彼らの目の前に広がっていたのは……

 

『この関門ちょろすぎたか?じゃあお次は第2関門!』

 

『落ちればアウト!それがイヤなら這いずりな!ザ・フォール!

 

「跳べばOK!ハァッ!!」

 

「ベッドに乗ってれば勝手にゴールしてくれるので楽ですね。妨害はこちらの操作で避ければいいので、まるでマリオカートをやっている気分になります」

 

「ジャンプ力……よし、足りるな!」

 

先頭で妨害されるのを避けた3人はそれぞれバッタレッグ、ベッド浮遊、ネコの姿勢での跳躍であっという間に渡りきり先頭になる。

 

「……ドレミー、煉黒。俺思ったんだよ」

 

「なんですか?……次の騎馬戦で何か変化でもあるのとでも言うのですか?」

 

「あー、俺はその次のガチバトルの事考えてた。……今年からヒーロー科が22人じゃん?だから騎馬戦以降のセーフラインが緩くなるんじゃないかな〜って。俺らみたいにずば抜けている奴がいるからシードがあるかもしれないじゃん?」

 

「だったら戦闘回数を減らせる可能性の為にここで1位取っておいて騎馬戦で1000万ポイント取りつつ暴れるという訳ですか……わざわざ1000万を奪うのも面倒ですし、なにより面白そうですね。その話乗りました!協力して1位を取りましょう!」

 

「……まぁ、暴れられるならいいや。騎馬戦にしてもちょうど私たち相性いいだろうし。んじゃ、予定変更してヲ級で後ろのメンバーにちょっかい出しておくよ」

 

さらに先を見据えて騎馬戦で協力する事を決めた3人はドレミーのベッドに乗り、宇覇は次に備え、煉黒はヲ級に変身して後続を艦載機で妨害する。

 

『オイオイ!突然先頭の3人が協力しだしたぞ!どういう事だ!?』

 

『あいつら……1位を取る事にはあまりこだわっていないようだな。だがヒーローとしては協力する事は重要だ。そういう意味ではいい方法だな。極論1位で通過しなくても次は通れる。それを見越してあいつらは協力をしているんだろ』

 

プレゼント・マイクは先頭で発生した突然の協力に困惑するが、イレイザーヘッドは合理的だと評する。

 

本来なら先頭で争ってるはずの爆豪と轟は煉黒の艦載機に絶妙なタイミングで攻撃されてなかなか距離を詰められない。それどころかどんどんドレミー達に距離を離されてしまうではないか。

 

『さて第3関門!辺り一面地雷原の怒りのアフガン……なんだが、先頭のあいつら浮いてるから地雷無視するだろうし、用意する予定だった対空ミサイルは寮建てちゃったから予算が足りなかったんだよな……あ、地雷原は殺傷性はないから踏んでも問題ないが、音と吹っ飛び方は派手だから踏むと大幅ロスになるかもだぜ!』

 

「さて……仕上げに俺も参加するぜ!ブレンチシェイド!」

 

「お前も俺にならないか?……そうか、残念だ。俺にならないなら殺す!」

 

「何訳わかんねぇ事言ってんだ分身野郎!」

 

「さぁ、俺と永遠に戦い合おう!」

 

「邪魔だ……!」

 

 

BOMB!

 

「あっごめーん!地雷踏んじゃった!」

 

「そんな……読まれてたなんて!」

 

宇覇が三体の分身を出して爆豪達に殴り掛かり妨害する。もちろん緑谷には緑谷が溜めた地雷を踏んで起爆して妨害。1位になる奴らの可能性を徹底的に潰した。

 

「うーん、ここは煉黒が1位になるか!騎手で力を発揮しやすいのは煉黒が1番だろうし、煉黒が適任の筈だ!という訳で投げるぞ!あそ〜れっ!」

 

「!? きゃぁぁぁぁ!!!」

 

『!?宇覇の奴が煉黒をぶん投げたぞ!?』

 

『いまいち意図が掴めんな……』

 

そのまま煉黒、ドレミー、宇覇の順にゴールインしてしばらくすると、轟、爆豪、破巌、飯田、切島の順に入着していった……




ちゃっかりガタキリバの予算に直接攻撃ネタを突っ込んできた障害物競走はこれにて終了です。(予算不足の原因は煉黒ちゃんの部屋。つまりMVPは煉黒ちゃん)いかがでしたでしょうか?

ネ級の新たな能力:キャストオフ

個性伸ばしにより以前の能力に加え、新たにキャストオフ能力を獲得。ネ級変身時にマスクを左右へ割るようにスライドさせると、全身に装着されている装甲をパージ。戦艦棲姫の角が額の真ん中から生えてくる形でキャストオフが完了する。本家カブト同様にパージした装甲で攻撃を防御することも可能となる。
 ネ級変身時、且つキャストオフを発動した際に右首筋に3つのボタンが現れる。それを下から順番にボタンを押してマスクを戻し、最後に再度マスクをスライドさせることで、擬似的ながら、深海棲艦の力を込めた蒼い光を纏った回し蹴りor飛び蹴り(ライダーキック)を繰り出す。

 余談だが、キャストオフした際、マスクに搭載されたスピーカーから【Change Abyss Beetle!!】と発音するが、コレは生えてきた戦艦棲姫の角が、カブトムシの様に見えることから、深海のカブトムシ(Abyss Beetle)となったらしい。
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