個性『ガタキリバ』   作:プリズ魔X

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進撃のドレキング

「そんな図体なら動きはとろいよな!そんな騎馬の1000万回収なんて楽な仕事だよなぁ!」

 

「そのハチマキはB組が貰う……」

 

B組の騎馬が何組か突撃するが、開幕攻撃は予想していた3人。まずはドレミーが対処する。

 

「あらあら……ドレキング砲、射撃開始!」

 

メェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェ!!

 

「「「羊!?の、呑まれる……!」」」

 

鉄哲の騎馬はドレキングの砲門から放たれた羊の大群に呑まれて煉黒達の騎馬から大きく引き離されてしまう。

 

『羊!?甘夢の奴、変身だけじゃなくて羊まで出せんのかよ!』

 

「柔造!こいつら柔らかくできないのか!?」

 

「……ダメだ。生物扱いなのか柔らかくできない。頑張って乗り越えよう」

 

鉄哲が骨抜に個性で羊を柔らかくできないか聞くが、骨抜の個性は生物には効かないので、『夢に出てくる生物』扱いのドレミーの羊はそのままおしくらまんじゅうの要領で鉄哲の騎馬を封じ込めようとする。

 

骨抜は柔軟な対応で羊を踏み台にして進もうとするが、ドレミーは自分が作った物に限り性質を弄れる為、ある羊は踏むと羊のパーツが顔にかかるほどの勢いで破裂し、またはある羊は靴越しでも痛く感じるほどの足つぼになっていたりと1歩進むだけでも一苦労であった。結局鉄哲チームが動けるようになったのは騎馬戦の終盤であった。他の騎馬も何組か巻き込まれて一時的に行動不能になった。

 

今度はこちらが動く番だ。狙いは当然物間で、理由はウザイからコピーが厄介だからだ。もし物間が自分達のコピーした個性のうち、物間が使えるであろう個性は宇覇のガタキリバ(単体)、煉黒の深海棲艦、そして梅花の倍加だ。騎馬のドレミーは悪夢をストックしていないと強みである物質創造とドレキングの変身ができない為唯の力持ちにしかならないので除外。そんなウザ……厄介な個性の物間チームはさっさと封殺しておくのが吉。

……断言しよう。決してウザイからではない。

 

 

 

「艦載機発進!目標…物間チーム!」

 

異形の艦載機が煉黒のヲ級の帽子から大量に発艦し、物間の騎馬に機銃(ゴム弾)、魚雷(ブート・ジョロキアエキス入り爆弾)、爆弾(目くらまし用ペイント入り)が雨あられと降り注ぎ、円場と回原の個性で防ぐが、しばらくすると追加の艦載機が編隊飛行を組んでやってきて、物間(だけ)にゴム弾やブート・ジョロキアエキス入り爆弾、目くらまし用ペイントが当たっていく。

 

「なんで僕だけなんだよぉ!!」

 

「「「なんかウザいから(です)!」」」

 

「A組……なんて野蛮なんだ!」

 

ブート・ジョロキアエキス塗れになってその直後にハチマキを取られたのにまだこちらを煽る物間。ホントはお前洗脳の個性なんじゃないかって程の根性だ。これがツンデレとかだったら良かったが、拳藤のテンプレ手刀のイベントがよく発生している所を見るにそれはきっと無いだろう。

 

 

「分身野郎!ウザ顔!マスク女ァ!ついでにモブ!死ねぇぇぇぇ!!」BOMB!BOMB!BOMB!

 

「ついでにモブ!?」

 

「マスク女!?」

 

((意外としっくりくる……))

 

梅花と煉黒は爆豪のネーミングに少し傷ついたが、宇覇とドレミーは何処かこのネーミングに納得してしまっていた。

 

「甘いぜ爆豪!俺らは地獄の特訓を経て一皮剥けたんだよ!」

 

そう言うと宇覇の分身がドレキングの首周りのモコモコの部分から上半身だけ出してカマキリソードを構え……

 

「痺れろ!蟷螂電刃(とうろう でんじん)!」

 

「当たるか!」

 

爆豪は危険を察知して爆破で方向転換をして宇覇のカマキリソードを空振りさせるが、帯電したカマキリソードの外を流れる電流が爆豪に接触。瞬く間に爆豪を感電させて動きを止めるが、瀬呂のテープで地面に落ちるすんでのところで回収された。

 

「痺れる……爆豪!次アレ食らったらもう助けられないぞ!この電撃すげぇ残る!」

 

「動けねぇから一旦下がるぞ!その間くそ髪とハンバーグは前方を荒らせ!」

 

「くそ髪じゃなくて切島な!?」

 

「誰がハンバーグみてぇな頭じゃ!」

 

なんと爆豪の騎馬は前騎馬が切島と破巌の2人の超攻撃型の騎馬だった。瀬呂がテープ回収をし辛いが器用にやってのけている。

 

爆豪が他の騎馬を切島と破巌を突撃させて体が痺れる中ハチマキをどんどん回収していく。やはり爆豪は才能も素晴らしいが、対応力の高さが最大の強みだろう。

 

 

 

「さてお次は……緑谷達か!」

 

「その1000万よこしやがれください!目立つにはその1000万が必要なんです!」

 

「発目さん!?……とりあえず1000万はいただくよ!煉黒さん!」

 

「梅花!俺の頭に触れろ!」

 

「了解!」

 

「行け黒影(ダークシャドウ)!狙うは1000万だ!」

 

『アイヨ!』

 

「無駄無駄無駄無駄ァ!クワガタホーン!」

 

BZZZZZZZZZZ!!!

 

『グエッ!』

 

「常闇君!今回は下がって別の騎馬を狙おう!」

 

「……了解だ。黒影、下がれ!」

 

『チョット休マセテ……』

 

常闇が黒影を出してハチマキを取らせようとするが、梅花の倍加で強化されたクワガタホーンの電光で黒影が怯んでしまい緑谷達は黒影を常闇の体内に仕舞わせて1時撤退をする。

 

「やっぱり緑谷の騎馬は機動力高いな!あれは無理に追わない方が吉だな!」

 

「ですね。……さて、1番厄介なのが来ましたよ」

 

 

 

「そう言われて光栄だぜ!」

 

「俺らが1位を取る……!」

 

「挑戦させてもらうぞ!宇覇君、煉黒君、ドレミー君!」

 

「勝つのは私達ですわ!」

 

ドレミーの声と共に轟の騎馬がやってくる。やはり上鳴と轟の高火力、飯田と八百万の汎用性が厄介だ。

 

「だけど……騎手が手抜きの奴に負けるつもりはないね!」

 

「手抜きだと……?」

 

「お前は全力で戦ってないだろ?だから勝てない。さっさと失せろ!」

 

「上鳴、アレやれ。八百万は準備できてるな?」

 

「喰らえ必殺……無差別140万V!」

 

BZZZZZZZZZZ!!!

 

「甘いですね。ウォールメェメェ!」

 

「ネーミングセンス!」

 

上鳴の無差別140万Vを変わったネーミングセンスの技……羊の壁で防ぐドレミー。だが、ここで突破されるのは轟達にとって想定内。すぐさま二の矢をつがえていた。

 

「レシプロバースト!」ドドドドドドドド!

 

「わーとられたー……」

 

飯田の切り札、『レシプロバースト』で轟チームが回収したハチマキは……

 

「なっ……!1000万じゃない!これは鉄哲チームのハチマキだ!」

 

「タイムアップ!全ての騎馬は止まりなさい!」

 

ボコッ!

 

「ふぅ……サンキュ!ドレミー、こんな事思いつくとはね……」

 

「はい。ドレキングの中身って空洞があるんですよ。悪夢をストックするタンクの部分に騎手の1人である宇覇さんの分身が1000万つけて入って頭のクワガタホーンだけ出しておけばヒントはあるから取れなくはない1000万の出来上がりです♪」

 

なんと騎手が複数なのを利用して煉黒が取られるフリをして騙し、本命の宇覇はドレキングの体の中に隠れていたのだ。しかもその気になれば引っこ抜けたのでミッドナイトはセーフと判定している。そして集計が始まって次の種目の進出チームの発表が始まる。

 

『1位!隙を生じぬ2段構えで1000万を守りきった煉黒チーム!2位!最後の最後で一杯食わされた轟チーム!3位!怒涛の攻撃でハチマキを奪い去ったまさに重戦車の如き動きをした爆豪チーム!4位!拳藤……あれ!?いつの間に入れ替わったんだ!?心操チームがランクイーン!そして5位!ギリギリセーフで滑り込みした緑谷チーム!』

 

「ワオ、清々しいまでに原作通りの順位。さて、1位になったからなにか有利な展開になるらしいけど一体何かな……?」

 




変更になったガチンコバトル進出騎馬一覧

爆豪チーム
芦戸の枠が破巌になり、前騎馬2人の超攻撃型に変化。瀬呂は相変わらずテープで回収の役割をこなし、前騎馬2人と爆豪で相手の騎馬にゴリ押しで勝つという脳筋戦法を取る。シンプルだからこそ強い。ただし、機動力はあまり高くない。騎馬との距離が離れすぎていると攻めが爆豪1人になってしまうのが欠点。ちなみに芦戸は葉隠チームに入った。

心操チーム

庄田、尾白は変わらず。青山が耳郎に変わり、葉隠チームに青山が入った。




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