個性『ガタキリバ』   作:プリズ魔X

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ウヴァの完全体の能力? は基礎スペックの上昇なので、コアメダルなどの探知能力も上がるのではと考察し、オリジナル要素として探知能力の上昇を追加します。

原作グリードのセリフは『』で統一します。
ウヴァのセリフがどっちなのか紛らわしくなるので……


錬金術師の脅威

「ウヴァ、グリードの座標は分かる?」

 

宇覇の雰囲気が急変して、ウヴァにグリードの座標を聞く。

 

「問題ない、少し待ってろ…人数は……4。コアメダルの数からして、全員完全体じゃねぇ…。場所は雄英付近、多分USJだな……あ? 俺がいるだと…?」

 

ウヴァが少し面食らっていると、宇覇が考察を始める。

 

「……つまり、平行世界から完全体グリードが来て、少なくともその中にもう1人のウヴァがいるって事か……ウヴァ、その中に恐竜グリードはいないよね?」

 

「あぁ、恐竜グリード特有の気配はしない。……?おかしい、奴ら、セルメダルの数が異様に少ないぞ? 身体を維持できる最低限しかねぇ。まるで何かに襲われたかのような……」

 

ウヴァがグリード達の違和感で何かを考え込んでいると、ドレミーが宇宙色の渦を作り出し、雄英に繋いで擬似的なワープゲートを開き終わる。

 

「宇覇さん、雄英への近道は作りましたよ! ……まだ免許持ってないので反省文も覚悟しましょう!」

 

「あ……まぁいいか! 映司、俺は先に行くよ!」

 

宇覇は倒れているカマキリヤミーを叩き起してワープゲートに飛び込む。

 

「……よし!」

 

続いて映司もワープゲートに飛び込み、姿が消える。

残ったのはウヴァとアンク、そしてゲートの操作権限を持っているドレミーの3人。

ウヴァは何かの理由でアンクを待っていて、アンクは少し入るのを渋っている。

 

「……あ、もしかしてビビってますか?」

 

「……あ゙?」

 

「仕方ないですよね、未知のゲートなんですから。ブラックホールみたいで怖いですよね?」

 

「フン、こんなものに恐怖するとは、グリードの恥晒しめ」

 

「……あまりこういうのにいい思い出が無いだけだ」

 

ドレミーとウヴァのちょっとした挑発にも乗らずにアンクもワープゲートに入る。

2人は顔を見合わせてクスリと笑い、ワープゲートに入った。

 


 

まだ所々修理が追いついていないUSJに、ひとつのワープゲートが開く。

宇覇、カマキリヤミー、映司、アンク、ウヴァ、ドレミーの順に出てきて、ワープゲートは閉じられる。

 

そこでは4体のグリード、猫系のカザリ、重量系のガメル、水棲系のメズール、そして昆虫系のウヴァがやや混乱しながらもセントラル広場に集まっていた。

だが、何処かおかしい。カザリは両腕の爪が刃こぼれしていて、ガメルは角などが所々欠けており、メズールはマントがボロボロに。

ウヴァだけは目立った外傷は無いが、セルメダルが足りないのか、明らかに疲弊していて座り込んでおり、4体の中で1番満身創痍であった。

 

「よっと。……さて、グリード達のお出ましだな」

 

「……間違いなく私の主の方のウヴァだ。……貴様には話さねばならない事がある。が、その為にはウヴァ達から許可を貰わねばならない。少し待っていろ」

 

そう言ってカマキリヤミーはウヴァの下へ向かい、カマキリヤミーは跪いて何かをウヴァに話して、ウヴァが頷いた後に額に触れられて分解される。

 

ウヴァは他の3体にセルメダルを分けて、こちらに近づく。

 

『テメェが俺のヤミーを助けたこの世界のオーズだな? ……それに、火野 映司、アンク、……そして平行世界の俺。もう1人は誰か知らんが、俺達は今、厄介な奴に追われている。……錬金術師ガラだ』

 

「ガラだと!? 奴は王に封印された筈だ。」

 

アンクが驚くのは無理もない。

錬金術師ガラ。嘗てオーズを苦しめた強敵で、グリードすら圧倒する力を持っている恐るべき敵だ。

別の仮面ライダー、仮面ライダーフォーゼの乱入、仮面ライダーバースのブレストキャノン、そしてグリード達のコアメダルを総動員してようやく倒せた相手と言えばどれ程の強さか分かるだろう。

 

「……爬虫類系のコアメダルはある?」

 

『いや、少なくとも俺達の世界のオーズは変な男の出した奴の妨害が原因で負けた。……お前の言う爬虫類系コアメダルもガラの体内にある』

 

「そんな……爬虫類系コアメダルが無いとアレが出来ません!」

 

倒し方を知っている宇覇達は困った。

そのガラを倒す方法には、映司の肉体の限界も考慮すれば爬虫類系のコアメダルによるコンボは必須と言っても過言ではない。

 

時間さえかければ宇覇単独でも倒せるが、如何せん消耗が激しすぎるし、何より相性が悪い。

最悪、宇覇のコアメダルを取り込まれて、相手の戦力が大幅に上がってしまう。

 

宇覇がガラから爬虫類系コアメダルを奪い返す為の算段を考えていると、今までに見たことも無い大きさのオーロラカーテンが開かれる。

 

『……どうやらタイムアップみたいだな。頼んだぞオーズ!』

 

そう言って平行世界のウヴァ達は、近くの足場に乗り移って様子見に徹する。

 

『GAAAAAAAAAAAAA!!!』

 

すると、オーロラカーテンから遂に怪物態のガラが出てきて、凄まじい雄叫びを上げる。

 

「来やがったな……! 錬金術師ガラ…相手にとって不足なし!…と言いたいけど、世界がぶっ壊されるのは困るんでね! アンタのコアメダルを全部ぶっ壊すぐらいの覚悟でやらなきゃな!」

 

「宇覇さん。私はコアメダルの抜き取りと皆さんのサポートに徹します!」

 

「……映司、どうやら奴は様々なコアメダルを取り込んでいる。タトバを軸にメダルチェンジで戦うぞ。コンボはどれかしらと相性が悪いからな」

 

「うん、アンク、メダル!」

 

「おい、宇覇。……死ぬなよ」

 

映司がオーズドライバーにタカ、トラ、バッタのコアメダルをはめ込み、オースキャナーで勢いよく読み込む。

 

キン!

キン!

キン!

 

「変身!」

 

タカ!

トラ!

バッタ!

 

 

タトバのコンボソングが響き、戦いの火蓋が切られた!

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