個性『ガタキリバ』   作:プリズ魔X

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これでガタガタ!ガタキリバ!

「はい、スタート!どうしたあ!?実戦じゃカウントなんざねえんだよ!もう4人は向かっているぞ!?走れ走れぇ!賽は投げられてんぞ!!?」

 

トサカ男の言う通り、俺とウヴァ、先程の青髪の女性、そして何処かに反応出来た人物がいるようだ。もしや……いや、今はそれを考える時間じゃない。

 

俺は開けた所で立ち止まり、どうせならとオースキャナーを取り出して……

 

 

キンッ!

キンッ!

キンッ!

 

「……分身!」

 

クワガタ!カマキリ!バッタ!

 

 

ガ〜タガタガタキリッバ!ガタキリバ! 

 

「ブレンチシェイド!」

 

「よう!暴れられるぜ!あっちは頼んだぜ俺ら!」

 

「じゃあ俺らはあっちだな!」

 

「ウヴァ!中央は任せるぜ!」

 

「任せろ。中央は仕切っている壁を気にせず暴れられるいい所かもしれん」

 

俺達は左右に2人1組で別れて中央をウヴァに任せる布陣で挑むことにした。

 

 

 

「おっ!早速発見だ!」

 

『標的補足……ブッコロス!!』

 

「口悪いね……クワガタホーン!」ビリビリビリ!

 

『ガガガ……!』

 

分身の1人がクワガタホーンの電撃で1Pt仮想敵の回路をショートさせて倒す。

 

「……よし!更に二手に別れて効率よく倒そう!」

 

「思ったよりも弱いしな!」

 

次々と仮想敵が倒されていく中、ウヴァはつまらなそうに片手で3Pt仮想敵をスクラップに変えていた。

 

 

ゴシャ!

 

「……弱い!弱すぎる!まだそこらのチンピラの方がマシだぞ!?」

 

 

苛立つウヴァは腹いせにまとまっていた仮想敵を薙ぎ払うことでストレス解消をしようとしたが、それでもまだ満たされない。しかし、ウヴァは致命的なミスをしてしまった。攻撃の余波で瓦礫や仮想敵のパーツの雨を作ってしまい、他の受験生が瓦礫に巻き込まれそうになった。

 

アンチヒーローな行為は不味いのを覚えていたウヴァは救助しようとする。すると、ウヴァの後ろから桃色のベッドが飛んできて落ちてくる瓦礫やスクラップの雨から受験生を回収。ウヴァの近くに運んだ。

 

「あらあら……また出会ってしまいましたね……」

 

「貴様は……」

 

「突然で悪いのですが、協力はどうでしょうか?あなたが纏めて仮想敵を倒し、私が回収する。そうすればあなたは全力で暴れられる。悪い話ではないはずです。……どうするかはあなたが決めることです」

 

「……勝手にやってろ。ただし、しくじるなよ」

 

「あらあら……厳しいのですね」

 

「そんなに人助けをしたいならついてこい。俺が山ほど作ってやる」

 

 

「そういえばお互い名前を聞き忘れていましたね。私は甘夢 獏。個性は……『獏』です」

 

「俺はウヴァ。……俺とそっくりな奴がいただろう?そいつの個性だ」

 

「さて、自己紹介も済んだことですし連携の時間ですね!」

 

「フン!」

 

 

 

 

 

 

 

 

モニタールーム

 

暗い部屋の中に何人かの教師が座って画面を見ていた。

 

『この入試はヴィランの総数も配置も伝えてない』

 

『限られた時間と広大な敷地…そこからあぶりだされるのさ』

 

『状況を早く把握する、情報力』

 

『遅れて登場じゃ話にならない、機動力』

 

『どんな状況でも冷静でいられる、判断力』

 

『そして純然たる戦闘力…』

 

『市井の平和を守る為の基礎能力がP数という形でね』

 

『今年はなかなか豊作じゃない?』

 

『いやーまだわからんよ』

 

『真価が問われるのは……』

 

『これからさ!!』

 

ネズミのような人物があるボタンを押す。

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

「! あれが0Ptか!全員集合!コイツ倒して仁義父さんに自慢するぞ!」

 

遠巻きに0Ptを見ていた宇覇はすぐに向かった。

 

バッタレッグの機動力は非常に優秀なのですぐに集合出来た。ちょうどウヴァも同じ所にいるようだ。

 

「大方あれを倒すとか言うのだろう?俺は他を稼ぐ。あれを倒してもセルメダル1つ手に入らない」

 

そう言ってウヴァは何処かへと仮想敵を探しに行った。

 

「……えっと、ウヴァさんの主……でいいんですよね?私は甘夢 獏。先程までウヴァさんと共闘していました。……この0Pt、私と協力して倒しませんか?」

 

「うーん……まぁいいよ。俺の場合は自己満足で倒すけど、君はなんか理由があるんでしょ?」

 

「……レスキューポイントはご存知で?」

 

「!……お仲間さんって訳か!ま、とりあえずこの鉄クズを倒そうぜ?」

 

「同感です。さっさと倒して終わらせますか。下敷きになってしまいそうな人達は私が助けるので思いっきりやっちゃってください!」

 

「さて……行くぞ俺達」

 

「「「おう!」」」

 

スキャニングチャージ!スキャニングチャージ!スキャニングチャージ!スキャニングチャージ!

 

「「「「ハアアアァァァ……」」」」

 

『セイヤァァァァ!!』

 

 

ドォォォォォォン……

 

 

『しゅーーーりょーーーー!』

 

0Ptが宇覇達のキックで爆散したと同時にトサカ男の終了を告げる声が聞こえた……

 

 

転生者は宇覇君を除き8人までの予定だけど、アリ?ナシ?

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