Undead Of Fantasia―対不死兵魔法戦記―   作:スピオトフォズ

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まだ世界は平和です!


厄災のはじまり
第1話「都会は怖い」


 ――魔法。

 

 それは大地から溢れ、大気に満ちる”魔素”を取り込み、”術式”と呼ばれる魔法陣を媒介してある一定の効果・作用・法則を以って使用者から故意的に発せられる、人為的超自然現象の事である。

 

 術式の展開には”詠唱”と呼ばれる、言葉の音によって魔素を操り構築する方法が用いられ、その言葉の変化によって千差万別の魔法効果を発生させることが出来る。

 

 人は、魔法を使う者を魔導士と呼び、ある年を起点に魔法関連の技術は瞬く間に広まり、以後人類の歴史は魔法と共に歩むこととなる。

 過去の歴史家達は人類の歴史をそう評し、広まった起点となった年を魔法暦元年と定義した。

 

 そして時は流れ、現代・魔法暦1573年。

 ”竜と魔法の国”マリストルーク王国より、世に災厄(アンデッド)が解き放たれる。

 

――魔法暦1573年 早朝 マリストルーク王国 王都サンツマルク 貴族街 王都前大通り――

 

「おおぉ~~……、これが、噂に聞くサンツマルク王都城……! わたし、圧巻です……!」

 わたし――リゼリア・マルドレールは遠くそびえ立つ天にも届きそうな巨大な王都城に感動しました。

 いえ、”天にも”は言い過ぎですね、感動のあまり誇張表現になっています。

 ですが全七階層を誇る建物はとても故郷の村ではお目にかかれない憧れのものだったので、とてもわくわくしています!

 

 辺境の田舎村、メルメスを飛び出して早10日。

 ようやくたどり着きました。

 本当に長かったです……、がついにその苦労も報われる時が来ました。

 都会は怖い所とお父さんやお母さんは散々言っていましたが、道行く人も皆良い人そうです。

 

「ふふん、ふふ~ん、さぁ、これでいよいよ私も魔法使いかぁ~~!」

 思わず浮かれてしまい、わたしは無意識にここに至るまでの経緯を思い浮かべます。

 

 始まりは、おばあちゃんの残した一冊の魔導書を見つけた時からでした。

 凄い魔法使いだったおばあちゃんに憧れていたわたしは、それをどんな絵本よりも真剣に、隅々まで読みました。

 魔素や魔法陣の仕組みを勉強し、呪文だって唱えられるようになりました。

 ただ、魔法を使う為には血筋と杖が必要です。

 血筋は大丈夫です。亡くなったおばあちゃんが凄い魔法使いでしたし、お父さんも元魔法使いなので、娘であるわたしにも受け継がれているはずです。

 

 しかし杖は、王都城に行って正式に魔法使いとして認められなければ貰う事は出来ません。

 ところが、わたしのお父さんもお母さんもわたしが魔法使いになる事は反対でした。

 

 なぜなら、王都で魔法使いになるという事は、王国魔法教会の魔導士になる事、つまり兵士になって戦争で戦うという事になるからです。

 それでも、わたしは憧れだったおばあちゃんみたいに魔法を使いたくて、反対を押し切ってここまで辿り着きました。

 

 とはいえ、王国軍が魔導士を募集する日は決まっています。

 それまでここで暮らさなければならないので、まずは住むところと仕事探しから始めなければいけませんね。

 わたしはマルドレール家というあまり良い所の家ではありませんが、一応貴族の端くれなのでそれなりに扱ってくれるところはあるはずです。

 

「お嬢ちゃん? ちょっとお願いがあるんだけどいいかな?」

 お、さっそく声をかけられました。

 数人の学者風の方ですが、何故か杖を持っています。

 

「はい! なんでしょお?」

「ちょっとこの杖を握ってもらえないかい?」

「えっ、いいんですか!? 喜んで!!」

 ま、まさか王都について一日も経たず杖を握らせて貰えるなんて!!

 お母さん、お父さん、都会はとってもいい所です!

 

 わたしは杖を握ると、杖の先端にある宝石が光り輝きます!

 

「……光ったぞ。適性はある」

「色は白。光属性……! やったぞ! ようやく当たりだ!!」

「よし、なんとか期限までには間に合う可能性が出てきた……。あとは城勤務の魔導士の娘とかじゃなければいいんだがな……」

「なに、足がつかなきゃ構わないさ。一応聞いとくか?」

 学者風の人達がなにか話していますが、周囲の喧騒が強くて良く聞こえません。

 都会は賑やかですが、ちょっとうるさいかもしれませんね。

 

「君、名前を伺ってもいいかな?」

「ええ、わたし、リゼリア・マルドレールと申します!」

「そうか、ありがとう」

 名前を答えると、また聞き取れないひそひそ話を始めます。

 

「マルドレール家、知ってるか?」

「いや、城の魔導士にそんな奴はいなかったはずだ」

「魔法の素養があるなら貴族だろうが、多分田舎の村とかだろう。最後のチャンスだ、この子しかいない」

 目の前でひそひそ話とは、なんだかちょっと失礼ですね。

 都会の人たちは礼儀がなっていないのかも知れません。

 そのわたしの視線に気づいたのか、学者風の方はこちらに向き直って話します。

 

「いやぁ、目の前ですまない、仕事の話でね。少し急だが、君を魔導士として城で歓迎する事が決まった。今魔導士がどうしても必要でね。特に君の素質は素晴らしい! どうかね? 来てもらえるだろうか」

 学者風の方は目を輝かせて身振り手振りで語ります。

 その言葉で、わたしもとても嬉しくなって先の失礼な内緒話なんて吹っ飛んでしまいます。

 

「本当ですかっ!! よろこんで!! わたし、南のメルメスという村から来たんです! 魔法使い――魔導士になりたくって! それが、こんなに早く叶うなんて! 嬉しいですっ!」

 すごい、凄い、素晴らしい。

 わたしはなんて幸運なのだろう!

 王都について一日と経たずにこんな幸運が巡って来るなんて!

 ああ、やっぱり無理をして飛び出してきてよかった。

 お父さん、お母さん、わたしは本当に幸せ者です!

 

 ……この時は、本当にそう思っていたのです。

 だから、そんなうまい話も急な話もある訳ないとか、正規の募集じゃないから怪しいとか、正門じゃなく地下へ続く裏口に案内された事とか、少しも……少しも気にならなかったんです。

 だって、本当に嬉しかったんです……。

 

「へ?」

 おかしいと思ったのは、地下の研究室? に連れてこられて両手両足を縛られて棺に押し込まされそうになった時です。

 いやごめん、もっと前から思ってたよ!?

 でも、これ我慢したら魔法使いになれるのかな? って思って!

 

「あ、あの! さすがにコレおかしいと言うか……わたし、こんなので本当に魔法使いになれるんですか!? あの!」

「棺の用意は出来たな? よし、入れろ」

「杖と魔鉱石も忘れるなよ? 回復の術式を構築しやすくなる」

「時間は2時間。それ以上は取れないぞ」

「些か不安だが……もうやるしかない。閉めるぞ」

 わたしの言葉は無視されて、棺の蓋が締まっていく。

 

「ちょっと!! ……あれ、なんか眠く……」

「やっと薬が効いてきたか。心配するな。次に目覚める時、君は――もう人ではなくなっている」

 最後に怖い言葉を残して、棺は閉められました。

 

 ああ、お父さん、お母さん。

 やっぱり都会は……怖い所、でした……――。

 

――――

 

「ぅ、う~ん……はッ!!」

 暗闇の中から、突然意識が覚醒しました。

 どれぐらい眠っていたのでしょう、あんまりお腹が空いていないので、そう長くはないと思います。

 

 外にはまだ学者風の方たちがいるかも知れない。

 そう思ってわたしは、息を殺しながら手足の拘束を解こうとします。

 これでも体は柔らかい方、縄もそうきつく結ばれていなかったので、時間はかかったし手足も痛かったですが、なんとか縄を解きます。

 

 とにかく、されるがままは非常にまずい予感がするので、どうにかしてここを出たいと思います。

 そーっと、棺の蓋を開けます。

 別に鍵がかかっている訳ではないようです。

 

「……? だれも、いない……?」

 蓋を全部開けて、棺の外に出ます。

 びっくりです、本当に誰もいません。

 地下室で空気が淀んでいるのか、ちょっと息苦しくて変な臭いがしますが、誰もいません。

 みんな寝る時間だったのでしょうか?

 

「なら、とにかく今がチャンス……」

 わたしは少し迷いましたが、棺に入っていた杖を持ち、恐る恐る部屋の外に出ます。

 勝手に持っていったら怒られると思うのですが、わたしだって勝手にあんなことされて怒っています。

 ちょっとの勝手は許されると思うのです。

 

 廊下に出ますが、光の魔鉱石に照らされて見えた床は、

 

「ひゃあ! うわぁ……、血じゃん……」

 血で濡れていたのです。

 しかも、とっても濡れています。

 

「な、なにが……、あったの? これ……」

 なにかとんでもない事が起こっていて、でもそれが何か分からなくて不安と恐怖で頭がいっぱいになります。

 ああ、都会は本当に怖い……、というか、もはやこれは都会とか関係ない事態かと思いますが。

 こんな事が日常的に起こるようなら、もう村に帰ります。

 できれば杖だけは持って帰りたいですが。

 

「そうだよ……、もうコレあれば魔法使いになれるんだし……。うぅ、村に帰りたいよぅ……」

 王都についてから一日も経たずにホームシック。

 いや、これはもうしょうがないです、お父さん、お母さん、許してください……。

 

 そんな事ばかり考えながら少しずつ歩いていきます。

 靴裏を濡らす血だまりが大変心地悪いですが、お城から出るにはきっとこちらへ行くしかないのです。

 今になってわたしが連れてこられた裏口を思い出しますが、こんな状況なのにただでさえ薄気味悪い裏口を通りたくありません。却下です。

 

 ただ、こうして廊下を進んでいくと奇妙な事に気付きます。

 こんな出血量なのに、死体が一体も見当たらないのです。

 いや、別に見たい訳ではないのですけど、やはり不自然です。

 この血を流した人は、一体どこへ消えたのでしょう。

 

 奇妙な静けさを、ひどく不気味に感じます。

 まるで、わたしを残した全ての人が、血だまりに変わってしまったように思えて、とても心細いです。

 

 しかし立ち止まる訳にはいきません。

 とにかく何か変化を求めて、私は薄暗い廊下を歩きます。

 

 ……階段を上に上がります。

 裏口の地下道を通ってきたときは階段を二階分くらい下ったので、多分もう一階分上に上がれば地上に出られるはずです。

 少し希望が見えてきました、が。

 

「あっづい! えっ……火事!?」

 (恐らく)地下一階から地上部分へ出る階段の先は、炎に包まれていました!

 火事です! ここから先は完全に炎で覆われているので、出る事は出来ません、最悪です!

 

「ふおぉぉ、なんという……! せっかくここまで来たのに! ちょっと酷すぎます! 理不尽です! あ、そうだ!」

 余りの理不尽な現実への怒りで変な声が出ますが、名案を思い付きます。

 今のわたしは杖を持つ、既に魔法使い!

 なら、魔法で消せばいいのです!

 

「ふっふっふ。ついに魔法を使う時が来たようですね……! 蒼穹なる水よ――アクエス!!」

 わたしは呪文を唱えますが、魔法陣も構築されなければ杖から魔法も解き放たれません。

 

「ぬ、パッとしませんね。どうやら水属性の適性はないようです。あちち! もうここにはいられませんね、向こうの裏口へ行くしか――ん?」

 魔法は各属性の適性が無いと使えません。

 そういえば先ほど学者風の方たちに光属性とか言われていたような?

 わたしのおばあちゃんも光の魔導士でしたし、同じ属性というのは嬉しいものです!

 

 そう思っていたら、炎の先に人影のようなものを見つけました。

 誰かいるかも知れません、大声を上げます!

 

「おーい! おーーーい!! 誰かいますかぁ!? あの、ちょっと助けて欲しいんですけど!」

 できれば炎を消してもらえると助かります。

 そういうつもりで言ったのですが、人影は声に反応すると、シャーっと雄叫びを上げて一目散にこちらへ走ってきます。

 

「へっ? うそでしょ!?」

 訳の分からない危機感を感じ、階段を飛び降りて距離を取ります。

 瞬間、炎を通り抜けた人が燃えながらわたしを掴もうとしますが、失敗して階段を転がり落ちます。

 

「ふえぇぇぇ!! なんなの!? きゃぁーー!!」

 奇声に奇声を重ねます。

 更に炎を通り抜けた二人の人が走ってきたのです!

 わたしは堪らず走り出します。

 

 よくわかりませんが、とても正気の人達ではありません。

 更に驚くことに、炎を通り抜けた後でも、体の一部を燃やしながら、両手を前に突き出してわたしを走って追ってきます!

 

 もしかしたら、助けを求めてるのかもしれない。

 そう考えるべきだったのかも知れませんが、わたしは本能で敵意を感じ、追ってくる人達を倒す決意をします。

 

「えぇと……、確かおばあちゃんの魔導書に治癒魔法の応用があったはず……」

 記憶を探ります。

 確か手書きのメモで残されていたはずです。

 光属性の魔法は治癒魔法しか本に載っていなかったのですが、おばあちゃんがメモを書き残してくれいたのです。

 

「あれ? でも、走りながらだと地面固定型の魔法は使えないじゃん……」

 魔法は基本的に術式魔法陣を地面に構築して使うので、基本的に走りながらの発動は想定されていません。

 

「てゆー事は空中構築型のやつだから……うん、あれが行けるかも……でも高さが無いから横向きに……? うそ……それを最初にやるの……!?」

 走りながら、頭が緊張と恐怖で固まりながら、息を切らして記憶を頼りに必死に状況を打破する魔法を考えます。

 

 高い所から光の十字架を落とす魔法ですが、高さが足りないので魔法陣を横向きにして射出しなければいけません。

 最初から余りの難易度に愕然とします。

 

 でも、きっとあれに捕まってはいけないのです。

 ただの勘ですが、昔から勘だけは鋭いと言われてたので自分を信じます。

 

「……ふぅー、よし! け、穢れ無き聖光よ! 正しき世界に仇なす罪人(つみびと)に、救いの十字架を与え賜え! えー、我が意のままに、その力を目前へ射出せよ――」

 持ってきた魔法の杖を空中に翳し、走りながら詠唱と術式の変則構築を同時に行います。

 普通空中に術式を展開し、落下させる効果タイプの魔法に一フレーズ即興で編み出し、横向きに展開するように魔法陣を組んでいきます。

 

 言葉と発音、そして頭の中での計算がそのまま反映され魔法陣が空中に構築されていきます。

 今までの練習やイメージ通り丁寧に編んでいき、やがてそれは幾何学的な形を持つ魔法陣として空中に固定されます。

 構築完了です。

 あとは魔力を形作り、射出するのみです。

 

「――ルークスホリア!!」

 

 杖を振るうと、構築された魔法陣から、身の丈ほどもある光の十字架が縦向きに射出されました。

 光の十字架は、追ってくる人2、3人を巻き込み押しつぶした後魔素粒子として霧散しました。

 

「はぁ、はぁ……、たお、したの……?」

 多分、倒したと思います。

 十字架がぶつかった時、擬音にしたくないような嫌な音がしたので、追ってきた人は多分死んだ、いや――殺したと思います。

 

「うぅ……、吐きそう……。でもとにかく、ここから出なくっちゃ、ですね……」

 状況が分からない緊張、死ぬかもしれない恐怖、初めての魔法と全力疾走による疲労で、もうホントに辛いです。

 

 こんなつらい状況は間違いなく今まで無かったので、絶賛最辛記録を更新中です。何も嬉しくない……。

 できれば今後は更新しませんようにと祈りながら、杖を付いて運ばれてきた裏口の地下道を通ります。

 

 幸い、もうさっきの人達は追ってこないようです。

 それだけでもちょっとだけ安心が心に戻り、体力もほんのちょっとだけ回復したので気も少し楽になりました。

 

「そういえば、初めての魔法上手くいきましたね。えへ、えへへ……」

 こんな感じにニヤけるくらいは元気が戻ってきました。

 そして。

 

「やった……! 外、外だぁーー!! 生きてる! ひゃっほーい!! バンザーイ!! やったー!!」

 外の雑木林に出て、喜びを叫び地面を転がります。

 ちょっとチクチクしていたいですが、気になりません!

 

「ふぅ。とはいえ具合悪いです……。ひとまず街に戻りますか……」

 一通り騒いですぐに現実に戻ります。

 いつまでもはしゃぐほどお子様ではないのです。

 

 しかし、意味不明な何かが起こっている事には全く変わりません。

 ふと王城を見上げると、城の至る所で火事があって、時折爆発も起こっています。

 

 王城は建国以来の国の象徴と教わりましたが、今とんでもなく大変な事が起こっているようです。

 今まで考える余裕も無かったのですが、これは敵国の攻撃なのでしょうか?

 

 戦争の事は良くわかりませんが、王城への直接攻撃となるとこの国の戦況はもう絶望的です。

 考えたくありませんが、多分戦争に負けて略奪や暴行が相次ぐかも知れませんね。

 戦争に負けるという事は、きっとそういう事なのです、お父さんに教わったのでなんとなくわかります。

 

 ああ、そういえばお父さんやお母さん、村のみんなは無事だろうか。

 大して何にもない村ですが、王城がこの有様であればもう何も信じられません。絶望です。

 

 そうやって暗い考えに支配されて病んできたところで、再び大きな爆発音が聞こえて頭上を見上げます。

 

 壁面の一部が剥がれ落ち、人が落下してきました!

 

「ぐあぁッ!!」

 鈍い音で地面に墜落し、悲鳴を上げます。

 

「だっ、大丈夫ですか!?」

 どう見ても大丈夫ではありません!

 

 どうやら、先ほどの意味不明な人ではなく王国軍の騎士の格好をした男の人です。

 鎧は既にありませんし瀕死です。助ける事にしました!

 

「光よ! 彼の者に聖なる活性を――エイド!」

 瀕死の彼の下に術式魔法陣が展開して、少しずつ傷を癒していきます。

 おぉ、これが治癒魔法……我ながら感動です。

 ようやく人の役に立ったみたいですね。

 

「……凄いな。傷がもう癒えている。すまない、本当に助かった。感謝する」

 手を握ったり開いたりして傷の治りを確認してから、向き直ってお礼を言われました。

 うわぁ、普通に格好いい人ですね……。

 紫陽花みたいな紫の髪と綺麗な青い瞳を持った、村では見ないタイプの美丈夫でした。

 

 これが、わたしと彼、シルヴィス・フォン・レイナード様の出会いであり、

 この国の、そして世界の在り方が変わった日でした。

 




ふぅ、とまあ最初はこんな感じでいきなりヒロイン?の話から入っていきます。
次は世界観の説明とかがメインになるかも……。
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