パニッシャーが人類最後のマスターと共に戦うようです   作:ドレッジキング

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今回はパニッシャーさんの幕間の物語です。サーヴァントでもないのに幕間を作る意味ってあったんでしょうか……?(^_^;)

パニッシャーさんのオリジンにロリンチちゃんが立ち会う形となります
藤丸君とマシュにやらせてるべきだったかなぁ?

それとクリントさん暴言はいけませんよ……

ヒーロー集団のアベンジャーズよりもカルデアの方がパニッシャーさんの理解者が多いように思える。藤丸君やマシュも何だかんだでパニッシャーさんを受け入れそうなイメージ


パニッシャー 幕間の物語 在りし日の記憶①

ダ・ヴィンチに抱き抱えられて食堂に言ったハチワレの猫は、そこにいたアナスタシア、ブーディカの2人から身体を撫でまわされていた。

 

「あの不愛想で仏頂面の男が、こんなに可愛い姿になるなんてね」

 

アナスタシアはハチワレの猫を膝の上に乗せ、優しく撫でる。するとハチワレの猫はゴロゴロと喉を鳴らしながら気持ち良さそうな表情を浮かべる。その様子を見た他の女性陣は羨ましがり、猫になったパニッシャーに近付いてきた。

 

「わ、私にも抱かせてください!」

 

アルトリア・キャスターはアナスタシアから猫を借りると、それを抱っこして頬擦りをする。カルデアにはフォウ以外の小動物はおらず、ましてや猫など飼育されてはいなかったが、パニッシャーが誰かの魔術で猫にされた事により、この通りサーヴァント達から可愛がられまくっている。

 

「ほら、こっちおいで。よしよーし……あぁ、モフモフだ……」

 

ブーディカは猫となったパニッシャーの顎の下を指でくすぐる。

 

「ニャ―」

 

「はいはい、もうちょっと我慢ね」

 

ブーディカはパニッシャーの頭をナデナデする。

 

「ん~、かわいいねぇ。ふふ、この子の名前はどうしようかな」

 

ブーディカは目を細めて微笑む。

 

「ブーディカさん、この子はパニッシャーさんですよ」

 

マシュは苦笑いしながら言う。

 

「あぁ、そうだったね……。彼が猫に変身させられているとはいっても、やっぱり可愛いもんは可愛いからつい名前を付けちゃいそうなんだよ」

 

「へぇ、あの男も随分と人気者じゃない。ま、項羽様の方がずっと素敵だけど」

 

虞美人は腕を組み、フンッと鼻を鳴らす。この前パニッシャーから喧嘩を売られた事を根に持っているのか、虞美人は猫になったパニッシャーに触ろうとはしなかった。

 

「そういえばパニッシャー君はアベンジャーズの面々とは知り合いなのに、あんまり彼等と会おうとはしないよね」

 

ダヴィンチは不思議そうに言うと、アベンジャーズのメンバーであるホークアイが声を掛けてくる。

 

「そりゃ当たり前だろ。ソイツは犯罪者とくれば見境なく殺すイカれた野郎だからな。俺等としてもソイツを視界に入れたくない」

 

ホークアイの物言いに、ダヴィンチはムっとなって反論した。

 

「イカれた野郎ってのは少し言い過ぎじゃないかな?パニッシャー君は悪い奴じゃないと思うけど。そりゃサーヴァント達に喧嘩を売る事はあるけど、根は良い人だと思うよ。それに、彼は自分の信念に基づいて行動しているだけなんだから」

 

しかしダ・ヴィンチの言葉にホークアイは首を横に振る。

 

「ヒーローってのは殺しはNGなんだよ。相手が犯罪者だろうがなんだろうが、人を殺すような真似は絶対に許されねぇ。それがヒーローってモンだ。だが、コイツは違う。自分の欲望を満たす為に犯罪者を殺し、ヴィランならば無抵抗だろうと射殺してくる。そんな奴がヒーローであるはずがねぇだろ。犯罪者といえども司法の裁きに委ねるのがセオリーだからな。だが、コイツはそんな事お構いなしだ。法律を無視して犯罪者を殺し回っているような奴はそんな姿になるのがお似合いさ」

 

クリントの物言いに対してブーディカは反論した。

 

「そういう言い方は良くないよ。確かに彼の行いは褒められたものじゃないかもしれない。でもね、彼は自分の正義の為に戦っている。自分の信じる正しさを貫くために戦っているんだ。その気持ちは私も分かる」

 

「民主主義と人権が尊重される現代じゃパニッシャーみたいな真似は許されねぇ。お前みたいに民主主義すら生まれてない時代に生きていたヤツには言われたくねぇよ」

 

あからさまにブーディカを侮辱するクリントの態度に対して、ダヴィンチは真っ向から対立した。

 

「それは君がパニッシャー君の事を理解していないから言える事だよ。彼は決して悪人なんかじゃない。自分の信じた道を進んでいるだけなんだ。ただ、その手段が過激っていうのは否めないけど……」

 

パニッシャーの行う正義が褒められたものではない事ぐらいはダ・ヴィンチとて理解はしている。だからと言ってパニッシャーの信念や正義をヒーローの立場から一方的に糾弾しているクリントの姿勢には納得できなかった。

 

「自分の独善的な正義の為に犯罪者を処刑し回るパニッシャーが何で受け入れられると思うんだ?そんなのはカルト教団と変わらねぇ。自分が気に食わねぇから殺すなんてのはテロリストと一緒だ」

 

「……ヒーローっていうのは相手を理解したり歩み寄ったりする姿勢すらも見せないのかい?いくらなんでも彼の事を悪く言い過ぎだよ。そんなんじゃ、彼が可哀想じゃないか」

 

ブーディカはクリントの暴言に対して苛立ちを募らせる。やり方が過激というだけでここまで悪く言われてはパニッシャーに同情してしまう。

 

「お前等は随分とソイツの肩を持つじゃねぇか。ま、極悪人のサーヴァントまで抱えているこのカルデアなら確かにパニッシャーの野郎には居心地がいいかもな。なにせ、このカルデアは悪党の掃き溜めみてぇなもんだからよ。もしくは生前の未練タラッタラな亡霊共の巣窟か?」

 

「ホークアイさん、その発言はこのカルデアにいるサーヴァントの皆さんに対する侮辱です!撤回して下さい!!」

 

マシュはクリントの発言に激怒し、思わず席から立ち上がる。

 

「オイオイ、俺は本当の事を言ったまでだぜ?」

 

マシュとクリントは睨み合うが、その様子を見たブーディカは二人の間に割って入る。

 

「ちょっと、喧嘩は止めなよ。ここは食堂なんだよ。そんなところで揉めていたら他のサーヴァント達に迷惑がかかるでしょ?」

 

「マシュ、ブーディカの言う通り喧嘩はよそう。今は仲間同士で争っている場合ではないんだ。それに、君はさっきからパニッシャー君に辛辣すぎる。彼にも彼なりの事情があるんだ。それを察する事ができないのかい?」

 

「アイツの事情なんざ知ったこっちゃねえ。ヴィランっていう扱いじゃないだけで、実際は警察に追われている犯罪者だ。法律ガン無視で犯罪者を殺すヤツなんて歓迎されないんだからよ」

 

そう言ってクリントはその場を立ち去った。立ち去るクリントの後ろ姿を見ながらブーディカは悪態を突く。

 

「何よアイツ。ホンット感じ悪いわね!」

 

「仕方ないよ、パニッシャー君が元いた世界ではこっちとは色々事情が違うんだろうし」

 

ダヴィンチが言うと、ハチワレの猫がダヴィンチの足元に身体を擦り付けてきた。

 

「ニャー」

 

「おや、どうしたんだい?私の足に顔を押し付けて」

 

「ニャオ~ン♪」

 

ハチワレの猫は甘えた声で鳴いた後、食堂のテーブルの上に飛び乗り、香箱座りをした。ダヴィンチも席に戻り、テーブルの上でリラックスしているハチワレの猫の背中を撫でる。

 

「良い毛並みをしているねパニッシャー君♪」

 

「ニャー、ゴロゴロ……」

 

パニッシャーが喜ぶと、ダヴィンチも笑顔になる。そしてそんな時、食堂のテーブルの向かいにドクター・ストレンジが座った。

 

「同席よろしいかなフロイライン?」

 

紳士的な態度でストレンジはダヴィンチや他のサーヴァントに挨拶する。

 

「おや?ドクター・ストレンジじゃないか。どうしたんだい?」

 

「私はこのノウム・カルデア……彷徨海に辿り着いてから色々とこの建物の事を調べて回ったよ。すると興味深い事が分かってね」

 

「興味深い事……?」

 

「このノウム・カルデアは不可思議な現象が起きる可能性を秘めている。現象というのは例えば空間が不自然に歪んでいたり、あり得ない物が見えていたりといった具合だ。既に何人かのサーヴァントが不思議な体験をしたとも言っているからね。元々この場所はそういった現象が起きる事は珍しくないのかね?」

 

「うん、様々なサーヴァントに加えて特異点で回収した複数の聖杯まで保管してあるからね。サーヴァントの中には持っている能力や霊基の変質の影響で意図せずして周囲に被害を与えたしまった者もいる。不可解な現象でいうなら南極のカルデアでも珍しくはなかったよ」

 

ダヴィンチが答えると、ストレンジは顎に手を当てながら考え込む。

 

「不可解な現象の原因はサーヴァントや聖杯だけではないようなのだ。言うなれば”別の並行世界"が身近に感じ取れる。本来なら行き来する事ができない世界と世界の隔たりが薄くなっているような……」

 

至高の魔術師たるドクター・ストレンジはノウム・カルデアで起きている謎の現象について話した。まだ何人かのサーヴァントが体験したというだけではあるが、それが更に大きくなる前に対策を打っておいた方が良いとダヴィンチに助言する。

 

「この事はゴルドルフ君やホームズにも伝えてあるんだね。分かった。私も他のサーヴァントと協力して調査してみよう」

 

ダヴィンチはハチワレの猫を抱っこすると、食堂から立ち去って行った。

 

 

 

 

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自分のマイルームへと戻ったダヴィンチは、シャワーを浴びて寝間着に着替えると、明日の作業に備えてベッドに入った。残る異聞帯は南米のみとなり、いよいよ最後の戦いが目前に迫っているのだ。最後の戦いだからこそ手を抜かずに万全を期したいダヴィンチはつい作業を夜遅くまで続けてしまい、こんな時間に寝る事になってしまった。

 

「ふぁあ~、今日も疲れた。もう夜中か。そろそろ寝ないと明日の作業に支障が出てしまうね」

 

そう言ってダヴィンチは電気を消した。そして目を瞑って眠りに就こうとする。そしてハチワレの猫がダヴィンチのベッドに潜り込んできた。

 

「おや?パニッシャー君は私と一緒に寝たいのかい?」

 

『ニャオ♪』

 

ダヴィンチがハチワレの猫を抱きかかえると、猫は嬉しそうな鳴き声を上げた。これが人間の状態であったなら色々と問題があるのだが、猫の姿となっている今だからこそできる行為であった。

 

「パニッシャー君も甘えん坊だなぁ。まあいいか。一緒に眠ろうか」

 

ダヴィンチは猫のパニッシャーを抱いたまま、そのまま横になって目を閉じる。そしてすぐに深い眠りに就いた。

 

 

 

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「あれ……?何で私はここに……?」

 

気が付くとダヴィンチは広い公園のど真ん中に立っていた。周りには大勢の人がいて、その人達は何かを話していた。しかしダヴィンチが話しかけても誰も反応せず、まるで自分だけが世界から切り離されてしまったような感覚に陥った。

 

「ここはどこだろう……」

 

仕方なくダヴィンチは歩く事にする。公園の外にある建物と街並みを観察すると自分が今どこにいるのかが容易に分かった。そう、ニューヨークのセントラルパークだ。

 

「何で私がセントラルパークにいるんだろう……。まさかレイシフト!?藤丸君が夢の中でレイシフトをする時と同じ状況じゃないか!?しかし何でまた私なんだ……?」

 

ダヴィンチは自分が藤丸のように夢の中でレイシフトをしているのではないかと推測したが、何故自分がその対象に選ばれたのかさっぱり分からなかった。その時、ダヴィンチは視界の端に誰かがいる事に気づいた。そちらに視線を向けると、そこには自分の知っている人物が。

 

「あれはパニッシャー君……?」

 

視線の先にはパニッシャーの姿があった。しかし彼の服装はいつもの黒いロングコートと防弾チョッキ、黒いズボンに銃器類を武装している姿ではなくごくごく普通の服装をしていた。そしてパニッシャーは女性と子供が座るシートの方へと掛けていく。

 

「マリア、待たせたな」

 

「フランク、食べましょう。お腹が空いたでしょう?ほら、リサもデビッドも」

 

そう言うと小さい女の子と男の子がマリアが用意した弁当を食べ始めた。

 

「ねぇパパ!一緒に食べよう!」

 

「分かった分かった。それじゃパパも食べるとするかな」

 

そしてパニッシャーもシートに座って家族と共に持ってきた弁当をを食べる事にした。そしてそんなパニッシャーの様子を遠くからダヴィンチは眺めている。

 

「へぇ~、パニッシャー君もあんな笑顔が出来たんだね。ちょっと意外だったよ」

 

ダヴィンチはパニッシャーの意外な一面を見て少し驚いていた。普段の彼は不愛想で無表情で何を考えているか分からない印象が強いが、今の彼が家族に向けている顔は優しい夫であり二児の父親の顔をしていた。そしてそんなパニッシャーの顔を見たダヴィンチは何故か胸が締め付けられる思いになった。

 

(……何だろう、この後凄く嫌な事が起きるような気がする。それに何だかこの光景を見たくないと思ってしまうのはどうしてなんだろうか?)

 

ダヴィンチはこれから起こるであろう出来事に対して不安を抱く。そしてその不安がダヴィンチをパニッシャーとその家族に近付けさせた。ダヴィンチは間近でパニッシャーの家族を見ようと歩を進める。そしてパニッシャーの息子であるデビッドが近づいてくるダヴィンチに気付いた。そしてパニッシャーもダヴィンチの存在に気付く。そしてパニッシャーは普段からは想像もできない程に優しい態度でダヴィンチに声を掛けた。

 

「どうしたんだい?迷子にでもなったのかい?」

 

「えっ、あっ、うん。そんなところだよ」

 

ダヴィンチはパニッシャーに優しく声をかけられた事で戸惑う。

 

「もしよかったら私達と一緒に食事をしない?多く作り過ぎちゃったから食べきれないかもしれないの」

 

パニッシャーの妻であるマリアはダヴィンチを昼食に誘う。相手の好意を無碍にするわけにもいかないのでダヴィンチはパニッシャーの家族が座るシートに上がる。

 

「失礼するよ~。いやぁ、今日は良い天気だねぇ。ピクニック日和って感じじゃないか」

 

「ふむ、確かにそうだな。ところで、君の名前を聞いていなかったな。俺はフランク、フランク・キャッスルだ」

 

(フランク・キャッスル……それがパニッシャー君の本当の名前なのか……)

 

「私はレオナルド・ダ・ヴィンチ。万能の天才さ」

 

「レ、レオナルド・ダ・ヴィンチ……?」

 

フランクと彼の家族は呆気に取られていた。それはそうだろう、年若い少女の姿をして自分の名前をレオナルド・ダ・ヴィンチと名乗っているのだから戸惑うのも無理はない。

 

「私はマリア。フランクの妻よ」

 

「あたしはリサ!」

 

「僕はデビッドだよ!」

 

フランクの妻、娘、息子も自己紹介をする。そしてダヴィンチはフランクの家族と共にサンドイッチを食べる事にした。

 

「はい、あなたもどうぞ。沢山あるから遠慮せずに食べてね」

 

「ありがとう。それじゃあ、お言葉に甘えて頂こうかな」

 

ダヴィンチは渡されたサンドイッチを口にする。その味はまるで本物のようだった。

 

(凄いな。これは本当に美味しい。それにしても、この光景は一体何なんだ?これはパニッシャー君の心象風景なのか……?)

 

ダヴィンチは夢の中で自分の目の前に広がる光景がパニッシャーの過去だと理解する。

 

(けどさっき公園の人達に話しかけても誰も私に反応しなかった……。何故パニッシャー君と彼の家族とはこうして話し合ったりできるんだ?)

 

ダヴィンチは疑問を抱くものの、とりあえずはサンドイッチを堪能する。家庭的な料理の味も体験してみるべきだと思ったからだ。

 

「あら、もう食べないの?もっと食べるといいわ」

 

「ああ、ありがとう。とても美味しくてつい食べ過ぎてしまったようだ」

 

ダヴィンチは笑顔で答える。そしてフランクの息子のデビッドがダヴィンチの着ている服に興味を示した。

 

「お姉ちゃん変わった服着てるね!もしかして外国の人!?」

 

「えっ、あっ、うん。そうだよ。これは私の自前なんだ」

 

ダヴィンチは幼いデビッドの頭を撫でる。

 

「へぇー、そうなのー!」

 

「ところで、君はこの国の言葉が上手だけど、お父さんとお母さんに教えてもらったのかい?」

 

「うーんとね、独学で学んだんだ。こう見えて私はイタリア出身でね、外国語は幼い頃から勉強しているのさ」

 

咄嗟に出た嘘ではあるが、ダヴィンチ自身が天才というのは本当だ。

 

「お姉ちゃん、僕と遊ぼう!」

 

デビッドがダヴィンチの手を取る。純粋無垢な幼い瞳で見つめられてはダヴィンチも断れない。

 

「もちろん、喜んで」

 

ダヴィンチはデビッドと遊ぶ事にした。

 

「ねぇねぇ、これであそぼーよー!」

 

そう言うとデビッドは用意した凧を取り出した。

 

「おや?凧で遊ぶのかい?それじゃ私に任せたまえ!こういうのは得意分野なんだ」

 

ダヴィンチは凧を糸で結び、空へと飛ばす。すると凧は綺麗に風に乗り、高く舞い上がった。

 

「すごいすごーい!!お姉ちゃん凧の揚げ方知ってるのー!?」

 

「ふふん、天才である私にとってこのくらい朝飯前さ」

 

ダヴィンチはドヤ顔で胸を張る。

 

「次は私がやるー!!」

 

今度はデビッドの姉のリサが凧を揚げる。デビッドはリサが飛ばした凧をキャッチしようと追いかける。だがデビッドは転んでしまい、凧は落ちてしまう。

 

「大丈夫かい、デビッド?」

 

ダヴィンチはデビッドの駆け寄り、手を差し伸べる。

 

「うぅ、痛い……」

 

デビッドは泣き出しそうになるが、ダヴィンチは優しく頭を撫でる。

 

「よし、泣かなくて偉かったぞ。ほら、立てるか?」

 

ダヴィンチはデビッドに手を貸し、立たせる。

 

「うわぁ、ありがとう!」

 

デビッドは笑顔で礼を言う。

 

「どういたしまして。さて、遊びの続きといこうか!」

 

そう言うとダヴィンチは凧を持つと再び揚げ始めた。




その先は地獄……。そして彼が壊れる切っ掛けが……


ちなみに公式設定ではパニッシャーさんはイタリア系アメリカ人です。
パニッシャーさんの家族に対する愛はガチ

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