パニッシャーが人類最後のマスターと共に戦うようです 作:ドレッジキング
廊下に響く二つの狂気の笑い声が、凍てついた空気を引き裂いた。カーネイジと森長可が対峙する。二つの異形が睨み合う様は、まるで地獄の底から這い上がってきた魔物同士の対決のようだった。
カーネイジの真紅の肉体が蠢き、その表面から無数の触手と刃物が飛び出す。その姿は人間の形をしているとは言い難く、むしろ悪夢から抜け出してきた化け物そのものだった。
一方の森長可は、その巨躯を震わせながら狂ったように笑い続けている。彼の目は血走り、その表情には人間らしさの欠片も見当たらない。
「ヒャハハハハ!てめぇ、面白ぇ奴じゃねぇか!」
森長可の声が廊下に響き渡る。その声には人間離れした狂気が滲んでいた。
カーネイジは森長可の言葉に反応することなく、ただ無言で牙をむき出しにする。その目には獲物を捕らえた捕食者特有の冷たい光が宿っていた。
突如として、カーネイジの体から無数の触手が飛び出し、森長可に向かって襲いかかる。その動きは目にも留まらぬ速さで、通常の人間なら一瞬で八つ裂きにされるほどの威力を持っていた。しかし、森長可はその攻撃を易々と躱す。彼の動きは、その巨躯からは想像もつかないほど軽やかだった。
「なんだぁ?そんなモンかよ!」
森長可は嘲笑うように叫ぶと、手にした巨大な槍「人間無骨」を振り回す。その一撃は空気を切り裂き、轟音と共にカーネイジの体を貫く。
通常の生物なら、この一撃で即死するはずだった。しかし、カーネイジの体はまるでゴム細工のように伸び縮みし、致命傷を回避する。
「キヒヒヒヒ!痛いじゃねぇか、このクソ野郎!」
カーネイジの口から発せられた言葉は、人間のものとは思えない狂気に満ちていた。その声は廊下中に響き渡り、聞く者の背筋を凍らせる。
森長可は一瞬驚いたような表情を見せるが、すぐに狂気の笑みを浮かべる。
「面白ぇ!もっとやれよ!」
森長可の叫び声が響く中、カーネイジの体が再び変形する。今度は全身が鋭利な刃となり、森長可に向かって飛びかかる。その攻撃は、まるで肉の壁が襲いかかるかのようだった。鋭利な刃が森長可の肉体を切り裂き、血飛沫が廊下中に飛び散る。
しかし、森長可はその痛みを楽しんでいるかのように笑い続ける。
「ヒャハハハハ!いいぜ、いいぜ!もっとやれよ!」
森長可の狂気の笑い声が響く中、二つの狂気の化身の戦いは更なる激しさを増していく。
カーネイジの体から飛び出す無数の触手と刃が、森長可の肉体を切り刻んでいく。しかし、森長可はその痛みを全く気にする様子もなく、むしろ楽しんでいるかのように見える。
「キヒヒヒヒ!お前の血、うめぇぜ!」
カーネイジの口から発せられた言葉に、森長可は更に狂ったような笑みを浮かべる。
「てめぇこそ、うめぇ獲物だぜ!」
森長可は「人間無骨」を振り回し、カーネイジの体を何度も切り裂く。しかしカーネイジの体は瞬時に再生し、その傷跡すら残らない。二つの狂気がぶつかり合う様は、まさに地獄絵図そのものだった。廊下は二人の血で染まり、壁には無数の傷跡が刻まれていく。この狂気の戦いは、一般人が目にしたら発狂してしまうほどの凄惨さを呈していた。しかし、二人はその状況を心から楽しんでいるかのように見える。
「もっとだ!もっと血を見せろ!」
森長可の叫び声が響く中、カーネイジの体が更に巨大化していく。その姿は人間の形をした怪物というよりも、まさに殺戮の化身と呼ぶにふさわしいものだった。
カーネイジの体が、まるで生きた粘土細工のように変形していく。その姿は人間の形を完全に失い、無数の触手と刃物が絡み合った異形の怪物と化していた。真紅の肉塊が蠢き、その表面から鋭利な刃が飛び出す様は、まさに悪夢の具現化そのものだった。
「お前の肉を食らってやる!」
カーネイジの狂気に満ちた声が響き渡る中、その巨大化した体が森長可に襲いかかる。無数の触手が鞭のように空気を切り裂き、森長可の周囲を取り囲んでいく。
森長可は「人間無骨」を構え、迫り来る触手の嵐に立ち向かう。その巨大な槍が空を切る度に、触手が切り裂かれ、真紅の血飛沫が舞い散る。
「ヒャハハハハ!こんなモンか?もっと本気でかかってこいよ!」
森長可の挑発的な言葉に、カーネイジの狂気がさらに増幅されていく。その体から突如として無数の刃が飛び出し、森長可に向かって射出される。
鋭利な刃の雨が森長可を襲う。彼は「人間無骨」を振るって防御を試みるが、その数があまりにも膨大で、全てを防ぎきることはできない。刃が森長可の肉体を貫き、血しぶきが宙を舞う。
「ぐっ……!このクソ野郎!」
痛みに顔をしかめながらも、森長可の目には狂気の炎が燃え続けている。彼は負傷した体を押して反撃に出る。「人間無骨」が空を切り、カーネイジの肉塊に深々と突き刺さる。
しかし、カーネイジの体は瞬時に再生し、むしろその傷口から新たな触手が生み出されていく。それらが「人間無骨」に絡みつき、森長可の手から引き離そうとする。
「テメェの槍、もらったぜ!」
カーネイジの嘲笑が響く中、森長可は必死に「人間無骨」を掴み続ける。しかし、徐々にその握力が緩んでいくのを感じる。
突如として、カーネイジの体から巨大な顎が形成される。それは森長可を丸呑みにしようとするかのように大きく開かれ、鋭い牙を剥き出しにする。
「食らえよ!このクソ野郎!」
カーネイジの叫び声と共に、巨大な顎が森長可に襲いかかる。森長可は咄嗟に身を翻すが、その動きは明らかに鈍くなっている。顎が彼の左腕を噛み千切り、鮮血が噴き出す。
「ぐああああっ!」
激痛に森長可が悲鳴を上げる。しかし、その目には依然として狂気の炎が燃え続けている。彼は残された右腕で「人間無骨」を握り締め、カーネイジの顎に向かって突き刺す。
槍が真紅の肉塊を貫く。しかし、カーネイジの体は瞬時に再生し、むしろその傷口から新たな触手が生み出されていく。それらが森長可の体を捕らえ、締め付けていく。
「ヒャハハハハ!まだまだぁ!」
森長可は狂ったように笑いながら、「人間無骨」を振り回す。その一撃一撃が空気を切り裂き、カーネイジの肉体を引き裂いていく。しかし、その傷はすぐさま再生され、むしろ新たな攻撃の起点となっていく。
カーネイジの体が再び変形し、今度は無数の鋭利な刃となって森長可に襲いかかる。その攻撃は防ぎようもないほどの速さと威力を持ち、森長可の体を次々と切り裂いていく。
「ぐっ……くそっ……!」
森長可の体が切り刻まれていく。しかし、彼はその痛みを快感に変えているかのように、狂ったように笑い続ける。
「もっとだ!もっと血を見せろよ!」
森長可の叫び声が響く中、カーネイジの攻撃はさらに激しさを増していく。その真紅の体が森長可を完全に包み込み、まるで生きた牢獄のように彼を締め付けていく。
「お前の命、いただくぜ!」
カーネイジの狂気の笑い声が響く中、森長可の体が徐々に真紅の肉塊に飲み込まれていく。しかし、その瞬間――
「人間無骨」が突如として輝きを放つ。その光が真紅の肉塊を切り裂き、森長可の姿が再び現れる。
「てめぇだけには、負けねぇんだよ!」
森長可の叫び声と共に、「人間無骨」が再びカーネイジの体を貫く。今度はその一撃が、カーネイジの体を真っ二つに引き裂く。
しかし、カーネイジの体は瞬時に再生し、その分裂した二つの部分がそれぞれ独立した存在として森長可に襲いかかる。
「まだまだ終わりじゃねぇぜ!」
カーネイジの狂気の笑い声が響く中、新たな局面を迎えた戦いが続いていく。二つの狂気の化身の戦いは、まだ終わりを告げる気配すら見せない。
カーネイジの体が再び蠢き始めた。今度はその姿が一瞬にして変化し、細身ながらも筋肉質な人型へと戻る。その赤黒い体表には、まるで生きているかのように蠢くシンビオートが這い回っていた。
「キヒヒヒヒ!お前、強いな!でもな、俺様はもっと強いんだよ!」
カーネイジの狂気に満ちた笑い声が響き渡る。その目には人間離れした狂気と、底知れぬ力への渇望が宿っていた。
森長可は「人間無骨」を構え直し、警戒の眼差しでカーネイジを見据える。しかし、その瞳の奥には、戦いへの昂揚感が隠しきれずに燃え上がっていた。
「ヒャハハハハ!やれるもんならやってみろよ!」
森長可の挑発的な言葉が飛ぶ。その瞬間、カーネイジの姿が一瞬にして消え失せた。次の瞬間、森長可の背後からカーネイジの姿が現れる。その速度は目視できないほどの速さだった。カーネイジの拳が、音速をも凌駕する速度で森長可の背中を襲う。
「ぐおっ!」
森長可の体が宙を舞う。その一撃の威力は、彼の巨躯をも軽々と吹き飛ばすほどの破壊力を持っていた。壁に叩きつけられた森長可の体から、血しぶきが飛び散る。
「どうだ?この力、すげぇだろ?」
カーネイジの声に、狂気と歓喜が混ざり合っていた。彼のシンビオートが蠢き、その腕が巨大な斧へと変形する。
森長可は壁から身を引き剥がし、よろめきながらも立ち上がる。その体には無数の傷が刻まれ、鮮血が滴り落ちていた。
「くそっ……こんなモンで、俺様が倒れると思うなよ!」
森長可は「人間無骨」を振り上げ、カーネイジに向かって突進する。しかし、その動きは明らかに鈍くなっていた。
カーネイジは軽々とその攻撃を躱し、変形させた斧で森長可の腹部を切り裂く。鮮血が噴き出し、森長可の悲鳴が響く。
「ぐああああっ!」
しかし、森長可はその痛みをも快感に変えているかのように、狂ったように笑い続ける。彼は傷だらけの体を押して、再び攻撃を仕掛ける。
カーネイジは、その攻撃を片手で受け止める。彼の腕が瞬時に巨大化し、「人間無骨」の刃を素手で掴む。
「なっ……!?」
森長可の目が驚きで見開かれる。カーネイジの怪力は、彼の想像を遥かに超えていた。
「ヒャハハハハ!この程度か?もっと面白くしてくれよ!」
カーネイジの声が響く中、彼の体が再び変形する。今度は全身が無数の触手と化し、森長可の体を捕らえていく。
森長可は必死に抵抗するが、その力は徐々に弱まっていく。触手が彼の体を締め付け、骨を軋ませる音が響く。
「ぐっ……くそっ……!」
森長可の苦悶の声が漏れる。しかし、その目には依然として狂気の炎が燃え続けていた。
カーネイジの触手が、森長可の体を宙に持ち上げる。そして、全力で地面に叩きつける。衝撃で床が砕け、森長可の体が地面に埋まっていく。
「どうだ?俺様の力、すげぇだろ?」
カーネイジの狂った笑い声が響く。彼の体が再び人型に戻り、地面に埋まった森長可に近づいていく。
森長可は、痛みに顔を歪めながらもなんとか体を起こす。その姿は惨憺たるものだったが、その目には依然として戦意が燃えていた。
「まだ……まだ終わっちゃいねぇぞ……!」
森長可の声は弱々しかったが、その意志は決して折れていなかった。彼は震える手で「人間無骨」を握り締め、立ち上がろうとする。
「キヒヒヒヒ!その意気や良し!でもな、お前じゃ俺様には敵わねぇんだよ!」
カーネイジの体が再び変形し、今度は巨大な鎌となって森長可に襲いかかる。その一撃は、まさに死神の鎌のごとく、森長可の命を刈り取らんとしていた。
森長可は最後の力を振り絞り、その攻撃を「人間無骨」で受け止める。しかし、その力はあまりにも強大で、彼の体が徐々に押し込まれていく。
カーネイジの目が狂気に満ちた輝きを放つ。その瞳には、これから行う残虐な行為への期待が滲み出ていた。彼の体が再び変形し、腕が異常なまでに伸長する。
「さぁ、お前の顔面を壁紙にしてやるぜ!キヒヒヒヒ!」
その言葉と共に、カーネイジの手が閃光のごとく森長可の後頭部を掴む。森長可が反応する間もなく、彼の顔面がカルデアの廊下の壁に叩きつけられる。
鈍い衝撃音と共に、壁に血しぶきが飛び散る。しかし、カーネイジはそこで止まる気配を見せない。
「行くぜぇ!壁紙づくりツアーの始まりだ!」
カーネイジは森長可の頭を掴んだまま、廊下を猛スピードで疾走し始める。森長可の顔面が壁を這う様は、まさに人間の鉋のようだった。壁を削り取る音と、森長可の悲鳴が廊下中に響き渡る。カーネイジの狂った笑い声がそれに重なり、地獄絵図のような光景を作り出していく。
「どうだ?壁の味は格別だろ?」
森長可の顔面が壁を削り、その跡に赤黒い筋が残されていく。カーネイジはその光景を心から楽しんでいるかのように、さらにスピードを上げる。
「ぐああああっ!」
森長可の悲鳴が響く。しかし、その声にはどこか快感めいたものすら混じっているように聞こえた。
カーネイジは廊下の端まで到達すると、そのまま壁を駆け上がる。森長可の顔面が壁を這い、赤黒い模様を壁一面に描いていく。
「壁紙アートの完成だ!お前の血でカルデアを彩ってやるぜ!」
カーネイジの狂気に満ちた声が響く。彼は天井まで到達すると、今度は反対側の壁を駆け下りる。森長可の体は、まるで人間の筆のように扱われ、カルデアの廊下全体を赤黒く染め上げていく。
「ヒャハハハハ!もっと血を見せろよ!」
森長可の声が響く。その声には痛みと共に、狂おしいほどの昂揚感が混じっていた。
カーネイジは再び床に降り立つと、森長可の体を宙に放り投げる。森長可の体が宙を舞う間に、カーネイジの腕が巨大化し、ハンマーのような形状に変化する。
「お前の顔を叩き潰して、地球の裏側まで突き抜けさせてやるぜ!」
その言葉と共に、カーネイジの巨大な拳が森長可の顔面目掛けて振り下ろされる。衝撃で空気が震え、森長可の体が床に叩きつけられる。
床が大きく凹み、ひび割れが走る。森長可の体から大量の血しぶきが飛び散り、周囲を赤く染め上げる。
「まだまだ!お前の顔面を肉団子にしてやる!」
カーネイジは容赦なく拳を振り下ろし続ける。その一撃一撃が、森長可の顔面を更に変形させていく。しかし、森長可はその痛みを快感に変えているかのように、狂ったように笑い続ける。
「ヒャハハハハ!もっとだ!もっと叩きのめせよ!」
森長可の叫び声が響く。その声には痛みよりも、むしろ歓喜の色が濃かった。
カーネイジはその要求に応えるかのように、さらに激しく拳を振り下ろす。その動きは目にも留まらぬ速さで、まるで機関銃のように森長可の顔面を打ち続ける。
「貴様の顔面を宇宙の彼方まで吹き飛ばしてやる!キヒヒヒヒ!」
カーネイジの狂気の笑い声が響く中、彼の拳は止まることを知らない。森長可の顔面は、もはや原形を留めないほどに変形していた。
しかし、それでも森長可は笑い続ける。その姿は、まさに狂気の権化そのものだった。
「もっと!もっとだ!この程度で俺が倒れると思うなよ!」
森長可の声が響く。その言葉に応えるかのように、カーネイジの攻撃はさらに激しさを増していく。二つの狂気がぶつかり合い、その衝突が廊下全体を震わせる。この狂気の饗宴は、果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。
カーネイジの狂気に満ちた笑い声が廊下に響き渡る中、彼の体から無数の赤黒い触手が伸び出す。それらは蛇のように蠢きながら、森長可の口元に向かって這いずり寄る。
「キヒヒヒヒ!お前の内臓を掻き回してやるぜ!」
その言葉と共に、触手が一斉に森長可の口内に侵入する。森長可の目が驚愕で見開かれるが、抵抗する間もなく、触手が彼の喉奥へと潜り込んでいく。
森長可の体が激しく痙攣し始める。触手が彼の体内を蹂躙し、内側から引き裂いていく。彼の口から大量の血が噴き出し、床を赤く染め上げる。
「ぐぼっ……がはっ……!」
森長可の悲鳴にも似た呻き声が響く。その声には、これまでの狂気めいた快感すら消え失せ、純粋な苦痛だけが残っていた。
カーネイジは森長可の苦悶を楽しむかのように、さらに触手を伸ばしていく。その残虐な行為は、まさに悪魔の所業そのものだった。
しかし、その時だった。
青い閃光が廊下を駆け抜け、カーネイジの側頭部を強烈に蹴り上げる。衝撃で彼の体が宙を舞い、廊下を転がっていく。その場に現れたのは、青水色の鎧に身を包んだ少女の姿をした妖精、メリュジーヌだった。彼女は優雅な動作で着地すると、森長可を庇うように立ち塞がる。
「マスターが休んでいるんだから、あまり騒がしくしないでくれるかな」
メリュジーヌの声は冷たく、そこには一切の感情が感じられなかった。彼女はゴーグル越しにカーネイジを見据える。その姿は、まさに氷の彫像のように美しくも冷徹だった。
カーネイジは体勢を立て直すと、狂気に満ちた目でメリュジーヌを睨み付ける。
「テメェ……邪魔すんじゃねぇぞ!」
その叫び声と共に、カーネイジの体が再び変形する。彼の腕が鋭利な刃となり、メリュジーヌに向かって猛然と突進する。
しかし、メリュジーヌはその攻撃を軽々と躱す。
彼女の動きは、まるで風のように軽やかで、カーネイジの目にすら捉えられないほどだった。
「動きが単調だね。もう少し工夫が必要かもしれない」
メリュジーヌの冷ややかな声が響く。彼女は優雅な動作でカーネイジの腕を掴むと、そのまま彼の体を宙に放り投げる。
カーネイジの体が壁に叩きつけられ、大きな衝撃音が響く。しかし、彼はすぐに立ち上がり、さらに激しい攻撃を仕掛ける。
「テメェなんかに、俺様が負けるわけねぇだろ!」
カーネイジの体から無数の触手が飛び出し、メリュジーヌを捕らえようとする。しかし、彼女はそれらを難なく躱し、逆に触手を掴んでカーネイジを引き寄せる。
「僕は最強種だからね。君程度では敵わないよ」
その言葉と共に、メリュジーヌの拳がカーネイジの顔面に叩き込まれる。衝撃で彼の体が大きく後退し、壁に叩きつけられる。
カーネイジは痛みに顔を歪めるが、すぐに狂気の笑みを浮かべる。
「面白ぇ!お前、すげぇ強ぇじゃねぇか!」
彼の体が再び変形し、今度は全身が刃となって襲いかかる。しかし、メリュジーヌはその攻撃をも易々と躱す。
「君の攻撃、全て読めてしまうんだけど」
メリュジーヌの冷たい声が響く。彼女の動きは、まるで水の流れのように滑らかで、カーネイジの攻撃を完全に封じ込めていた。
「くそっ……!なんでだよ!」
カーネイジの焦りの声が響く。彼の攻撃は徐々に乱雑になり、その動きにも隙が目立ち始める。
メリュジーヌはその隙を逃さず、カーネイジの胸部に強烈な一撃を叩き込む。衝撃で彼の体が大きく後退し、壁に叩きつけられる。
「これで終わりかな」
メリュジーヌの声には、わずかな失望の色が混じっていた。彼女はカーネイジに背を向け、森長可の元へと歩み寄る。
「大丈夫?無理はしない方がいいよ」
メリュジーヌは森長可を抱き起こす。森長可は血まみれの顔で彼女を見上げ、かすれた声で言う。
「てめぇ……勝手に首を突っ込みやがって……」
その言葉にメリュジーヌは僅かに首を傾げる。
「僕は只々、マスターの安眠を守っただけだよ」
その時、背後から異様な気配が漂う。カーネイジが再び立ち上がり、狂気に満ちた目でメリュジーヌを睨みつけていた。
「まだ終わっちゃいねぇぜ……!」
森君が弱いんじゃなくてカーネイジが糞強いんだよね……。そして更にその上を行くメリュ子ってマジのバケモンなんだよな……( ̄▽ ̄;)