負の感情を喰らう転生竜と騎士   作:ボルメテウスさん

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ドンブラザーズでリュウソウジャーの出番も多く、不定期更新ながら、新たにリュウソウジャーでの転生シリーズを書かせて頂きました。
勝手に言っていますが、私の「特典を奪う怪盗団」を初めとした転生者と戦うスーパー戦隊シリーズの事を転生シリーズと言わせて貰っています。
今後ともよろしくお願いします。

また、レギュラーキャラに関しても活動報告で募集しております。
皆様の応募、お待ちしています。
https://syosetu.org/?mode=kappo_view&kid=278320&uid=45956


リボーン!竜装着!

6500万年前に繰り広げられた悪の戦闘民族ドルイドン族と地球を守ろうとする選ばれしリュウソウ族の騎士たちの戦いで、ドルイドン族は巨大隕石の飛来により宇宙へ逃れ一旦戦いは終結した。

 

そして、それから6500万年後、宇宙に逃れていたドルイドン族が力を増して戻ってきた。

 

だが、選ばれた6人のリュウソウ族の若者達の活躍のおかげで、地球の脅威は去って行った。

 

それから、数年後、再び地球の脅威が迫り始めていた。

 

それは同時に1人の少年の物語の始まりでもあった。

 

「それじゃ、行ってきます!」

 

どこかの街の平和な景色。

 

その街の中で自宅から飛び出した1人の少年が走りながら、学校へと向かっていた。

 

見た目は小学生と間違える程の小柄ながら、肩まで伸びている金髪。

 

そして、飄々とした笑みを浮かべる少年。

 

彼の名はメリオダス。日本生まれではあるが、イギリス人の血が濃く受け継がれており、今は日本の高校に通う留学生である。

 

彼はこの春から高校生になるのだが、今日は入学式ではなく、始業式の日であった。

 

本来ならば、こんな朝早くから登校する必要はないはずだが、彼にはある目的があったのだ。

 

(やっぱり、まだ残ってたか)

 

それは数日前に起きたとある出来事。

 

空から謎の流星群が降ってきた事件だった。

 

被害はそれ程なかったが、メリオダスは偶然だが、隕石が落ちたと思われる場所を見つけた。

 

誰も近寄らない。

 

しかし、日常から抜け出したような出来事に、メリオダスは笑みを隠せなかった。

 

「さぁて、面白いのはないかな?」

 

そんな事を呟きながら歩いていると…… ドカッ! 何か硬い物がぶつかる音が聞こえてきた。

 

「ん?なんだ?」

 

音の方に歩いて行くとそこには何かが突き刺さっていた。

 

どうやら岩のようなものらしい。

 

「これは……なんだろう?まあ、いいか」

 

そう言ってメリオダスはその物体を引き抜こうとした瞬間。

 

「っ!」

 

後ろからの殺気。

 

普段は感じないはずのそれを受けると共に、メリオダスはすぐにその物体を手に取りながら、避けた。

 

すると、先ほどまで自分が立っていた場所に化け物がいた。

 

二本脚で立っており、大きな角が二本、頭から生やす。

 

その容姿はまさにミノタウロスを思わせるものだった。

 

「こいつは……」

 

『ヴオォオオ!』

 

ミノタウロスの雄叫びと同時に、手から炎の玉を作り出し、メリオダスに向けて投げる。

 

「マジかよっ!?」

 

メリオダスはそれをなんとか避ける。

 

ミノタウロスはそのまま追いかけてくる。

 

どうやら逃すつもりはないようだ。

 

必死に走るメリオダスだった。

 

掠める炎。

 

「もしかして、こいつを狙っているのかっ」

 

そう良いながら、その手に持つ物体を目に向ける。

 

それは一本の剣。

 

しかし、ほとんど岩と変わりないそれを見る。

 

「似ているよな」

 

かつて、見たことのあるそれを、メリオダスは捨てる事はできなかった。

 

捨てれば、確かに助かる可能性はある。

 

しかし

 

「あの人が持っていた物かもしれないっ」

 

それは、かつてメリオダスの命を救った戦士。

 

その戦士が持つ剣によく似ており、捨てる事ができなかった。

 

そうしている間にも、ミノタウロスは迫っていた。

 

「っ」

 

やがて、目の前には行き止まりだった。

 

既に逃げ道は塞がれていた。

 

そして追いつかれた。

 

ミノタウロスの腕の振り下ろし攻撃を咄嵯に手にしていた剣で受け止めるが、力負けして吹き飛ばされてしまう。

 

「ぐあっ!!」

 

壁に叩きつけられ、地面に倒れる。

 

すぐに起き上がろうとするが、背中の痛みと衝撃により立ち上がれない。

 

「くそっ!」

 

ミノタウロスが迫る。

 

命の危機に陥り、朦朧とする意識。

 

だが、それでもメリオダスは立ち上がる。

 

「ソウルを一つにっ」

 

それはかつて救ってくれた戦士が言った言葉。

 

その言葉が、メリオダスに襲う痛みと恐怖を振り払い、勇気をくれる。

 

同時にその手に持つ剣が光輝く。

 

「えっ、これって?!」

 

驚くメリオダスを余所に、襲い掛かろうとしていたミノタウロスは、その光に目をやられて、その場で停止する。

 

岩によって覆われていたそれは、真の姿を見せる。

 

それはかつてメリオダスを救ってくれた戦士の持つ武器であり、まるで恐竜を思わせる柄頭が特徴的な剣。

 

その名はリュウソウケン。

 

「なんで、これが」

 

『なるほど、ソウルは受け継がれていたか』

 

同時にリュウソウケンの口が開き、喋り始める。

 

「剣が、喋った!?」

 

驚くメリオダスだが、そんなメリオダスを余所にリュウソウケンは喋り続ける。

 

『それよりも、どうする少年。

 

お前に戦う勇気はあるのか』

 

「えっ?」

 

突然尋ねられた事。

 

そうしている間にもミノタウロスは目が慣れ、徐々にこちらに視線を向ける。

 

未だに命の危機な状況は変わらない。

 

それでも

 

「戦う。

 

もしも、この剣があの人と同じ剣ならば、俺は勇気を出して、戦わなければならないんだ」

 

『英雄願望か。

 

まぁ戦う勇気がないよりはマシだな』

 

その言葉と共に、メリオダスの腕には恐竜の頭部を模した形状したブレスだった。

 

そして、もう一つの手には恐竜の頭部を模した赤いアイテム。

 

「これは」

 

『リュウソウチェンジャー。

 

それにレッドリュウソウルを挿入し、リュウソウジャーに変身すれば、マイナソーと戦える』

 

「マイナソー。

 

あのミノタウロスみたいのか」

 

『あぁ、いわば、ミノタウロス・マイナソーだ』

 

その言葉に頷きながらも、メリオダスはそのままゆっくりと手に持ったレッドリュウソウルを展開する。

 

「リュウソウチェンジ」

 

【ケボーン!ワッセイ!ワッセイ!そう!そう!そう!ワッセイ!ワッセイ!ソレ!ソレ!ソレ!ソレ!】

 

リュウソウチェンジャーにレッドリュウソウルを挿入する。

 

同時にメリオダスの周りにはレッドリュウソウルが変身者を取り囲むように複数出現しダンスを踊る。

 

それに囲まれながらも、ゆっくりと構えたメリオダスはそのままリュウソウチェンジャーのレバーを回転させてバイザーにする。

 

【リュウSO COOL!!】

 

鳴り響く音声と共に、鎧のように変化したリュウソウルのパワーが全身を包み込み、メリオダスの姿が変わっていく。

 

先程まで子供を思わせたその姿は、リュウソウルの力なのか大人と変わらない身長へと変わり、リュウソウケンを構える。

 

「これは一体」

 

そう言いながら、メリオダスは、今の自分の身体を確かめるように見つめる。

 

その手には、リュウソウケンが握られており、全身は赤と白のスーツに包まれている。

 

未だに何が起きているのか、分からない。

 

しかし、その姿には確かに見覚えがあった。

 

そんな困惑に陥っているメリオダスに対して、ミノタウロス・マイナソーはその手に持つ斧を振り下ろそうとする。

 

「っ!」

 

瞬間、メリオダスはその手に持った剣で受け止める。

 

先程まで地面を簡単に割る事が出来た斧を正面から受け止めた。

 

「なんだっ、これっ!

 

力が、漲ってくる!」

 

同時に、メリオダスが足に力を込め、迫り来る斧を跳ね返すと共に、手に持った剣でそのままミノタウロス・マイナソーを斬る。

 

その一撃を受け、片方の角は折られたミノタウロス・マイナソーはそのまま後ろに下がりながら、警戒するように、メリオダスを見つめる。

 

『騎士よ。そのリュウソウケンを持ち、マイナソーを倒せ』

 

「えっ」

 

聞こえてきた声。

 

どこからの声が気になるメリオダスは周りを探すが、そこには人影はなかった。

 

しかし

 

『あのマイナソーから、人々を守れるのは、今はお前だけだ。

 

戦え、勇猛の騎士!リュウソウレッド!』

 

「リュウソウレッド。

 

あの人と同じっ」

 

声は聞こえなくなり、未だに不安は残る。

 

それでも

 

「勇猛の騎士!リュウソウレッド!!」

 

メリオダスは、自身の新たな名を宣言するように、構え、走り出す。

 

メリオダスの接近にミノタウロス・マイナソーは反撃するように、その手から次々と火球を放っていく。

 

しかし、放たれた火球に対して、手にしたリュウソウケンで切り裂きながら、メリオダスは一気に距離を詰めていく。

 

「はぁ!」

 

ミノタウロス・マイナソーに近づくと共に、手に持っていたリュウソウケンを横一線に振るう。

 

「ぐっ」

 

ミノタウロス・マイナソーは瞬時に、その手に斧を手に取り、リュウソウケンを受け止める。

 

しかし、その威力を殺しきれず、吹き飛ばされてしまう。

 

だが、その勢いを利用し、空へと舞い上がり、距離を取る。

 

その動きを見て、メリオダスも同じように飛び上がり、リュウソウケンを振り上げる。

 

リュウソウケンと斧をぶつけ合う事で、二人は互いに押し合いを始める。

 

拮抗する力と力。

 

しかし、メリオダスはリュウソウレッドへと変身してから、未だに湧き上がる力を感じており、徐々に力を込めていく。

 

それに対し、ミノタウロス・マイナソーは徐々に押されていく事に焦りを覚え、必死に押し返そうとする。

 

「がああぁぁ!!」

 

怪物を思わせるミノタウロス・マイナソーの叫び。

 

「負けるかああぁ!!!」

 

そして、メリオダスの魂の叫び。

 

二つの叫びを交差させながら、互いの武器がぶつかり合い、火花を散らし、金属音を響かせる。

 

やがて、地上に降り立ち、互いに距離を置く。

 

1分にも満たない攻防だった。

 

それでも、これまで戦いを行った事のないメリオダスにとっては酷く体力を消耗する事であり、肩で息をする。

 

対して、ミノタウロス・マイナソーの方は、多少の傷は負っているものの、まだまだ余力はあるように見える。

 

このままでは、いずれ自分が敗北するかもしれない。

 

そう感じながらも、メリオダスは決して諦める事はなかった。

 

「グウウウゥ!!」

 

力では上のはず。

 

しかし、ミノタウロス・マイナソーは目の前にいるメリオダスに恐怖している。

 

それが獣であるはずのミノタウロス・マイナソーは苛立ち、その手に巨大な炎を作り出す。

 

その巨大な炎を前にしながらも、メリオダスはゆっくりとリュウソウチェンジャーにあるリュウソウルをリュウソウケンに装填する。

 

【ソレ、ソレ、ソレ、ソレ!その調子!剣ボーン!】

 

その音声が鳴り響くと同時にメリオダスの後ろには巨大なティラノザウルスの頭部を象ったエネルギー体が現れる。

 

「ディーノスラッシュ!」

 

その宣言と共に、エネルギー体であるティラノサウルスと共に走り出すメリオダス。

 

それは目の前にいるミノタウロス・マイナソーに向かって走っており、ミノタウロス・マイナソーは慌てて炎をメリオダスに向けて放つ。。

 

その瞬間に、ティラノサウルスの頭部のエネルギー体が噛みつき、炎を砕いた。

 

それにより、一瞬で炎を失ったミノタウロス・マイナソーは驚きの表情を浮かべる。

 

そんなミノタウロス・マイナソーに対し、メリオダスはそのまま赤い斬撃で切り裂く。

 

「ぐっ、があああぁぁ!?」

 

ミノタウロス・マイナソーの悲鳴が響き渡る中、その体は光となって消え去る。

 

「倒せたのか」

 

先程までミノタウロス・マイナソーがいた場所には、白い騎士竜のリュウソウルが落ちていた。

 

それを拾い上げた後、メリオダスは元の姿に戻り、その場に倒れ込む。

 

「これは一体」

 

何が起きたか理解出来ずに戸惑いながら、ゆっくりと拾い上げる。

 

『よく、やった』

 

「えっ?」

 

聞こえた声。

 

それはリュウソウケンから聞こえた声。

 

振り返ると共に、そこにいたのは、巨大な顔だった。

 

先程の戦いの時に出てきたティラノサウルスのエネルギー体と同じ存在。

 

それがメリオダスを見下ろしている。

 

「お前がオレを呼んだのか?」

 

『そうだ。

 

お前には、これからリュウソウジャーとして、マイナソーと戦って貰う』

 

「マイナソーって、一体何なんだ。

 

それにお前は」

 

『今は時間がない。

 

ただ、言える事したら、我の名はディノミーゴ。

 

お前の相棒だ』

 

「ディノミーゴ……」

 

ディノミーゴの言葉を最後に、ゆっくりとメリオダスも意識が途切れていった。

女幹部は

  • 顔出し女性幹部
  • 着ぐるみ女性幹部
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