「ふむ、これがスイーツか」
そう言いながら、目の前に広がっているスイーツの山を見ながら、ゆっくりと食べている女性の名はエルザ。
前回の戦いを終えた後に、現在のリュウソウブラックと名乗った彼女はその後ワイズルーを連れて、そのまま姿を消した。
その翌日、学校の帰り道の途中でユウナと一緒にいた俺を連れて、とある喫茶店にいた。
そこには俺とユウナ以外にもリュウソウグリーンとなって一緒に戦ってくれた零士さんも一緒にいた。
その横には、学校の中でも噂になっている藤井蓮もなぜかいた。
「えっと、これは一体どういう集まりなんだ」
未だにどのような集まりなのか分からない中で、零士さんが代わりに聞いてくれた。
「そうだった。
この集まりについてだが、簡単に言うと現在のリュウソウジャーのメンバーという事だ」
「えっ、ここにいる5人がリュウソウジャーなの」
エルザさんの一言に驚きを隠せないユウナと共に、俺が目に向けてのは藤井蓮だった。
「という事はもしかして、あの時のブルーか?」
「あぁ。
だが、エルザさん、俺はまだこの3人をリュウソウジャーと認めた訳ではない。
第一、この3人はリュウソウ族じゃないだろ」
リュウソウ族?
聞いた事のない単語に俺達3人は疑問に思い、首を傾げる。
「私を初めとして、リュウソウジャーとなる者達の一族だ。
見た目は人間と変わらないが、高い身体能力を持ち寿命も人間より遥かに長いなどの特徴があり、現代でも多くのリュウソウ族がいる」
「そして、本来ならば、リュウソウジャーになれるのは、リュウソウ族だけだ。
それが、なぜ普通の人間が3人も」
「レン、それ程睨み付けるな」
俺達に対しての疑問と共に、レンはこちらを見る。
「あの、聞きたいんですけど、アスナさん達や他の元リュウソウジャーの皆さんは今は」
「ふむ、そうだな。
まぁ現状は各々の事情があるが、アスナさんやバンバ師匠にメルトさんは現在はリュウソウ族の里で様々な研究を行っている。
コウさんとトワさんは世界を見る為に旅に出ている」
「そうか、今は旅に出ているのか」
「トワさんもリュウソウジャーだったのか」
その話を聞き、俺と零士さんは同時に呟く。
「2人は知り合いなのか?」
その事に疑問に思ったのか、エルザはこちらに話しかける。
「俺は、そのコウさんが命を助けられて」
「俺はトワさんに悩みを聞いて貰って、それで悩みを聞いてくてな。
今はなんとかな」
以外な繋がりに俺は思わず驚きを隠せなかった。
「まさか、このような繋がりがあるとはな、不思議だな。
いや、だからこそなのか」
そうしていると、エルザは何か納得するように頷く。
「今は良いだろ。
それにしても、マイナソーも厄介だからな」
その言葉と共にマイナソーについての話題が出る。
「確かワイズルーが言っていた転生者だったけ?」
「あぁ、奴らの言葉をどこまで信じたら良いのか分からないがね。
だが、そこから考えても、おそらくこれから出るマイナソーは先代のリュウソウジャー達が戦ってきた時よりも強敵だろう」
「確か転生者だっけ?」
その言葉と共に先日の言葉を生み出す。
「マイナソーは人間の中にある負の感情を増長させて誕生する生命体だ。
ドルイドン族はそのマイナソーを生み出すクレオンを部下にする事で先代のリュウソウジャー達と戦っていた」
「あぁ、それはワイズルーから聞いた。
けど、その転生者のマイナソーがなんで、そこまで強いんだ?」
「人の恨みというのは残酷だ。
それが死を迎える程の恨みならば、通常のマイナソーよりも強く作り上げるだろう。
だからこそ、私の予測では前世という僅かな記憶を持つ人を狙っていると予測するが」
「問題は奴らはどうやって、そんな人々を見つけたかだ。
そもそも、敵の正体が本当にドルイドン族なのか」
未だに正体が分からない敵。
今はそれしか言えず、悔しさに手を握り締める。
「これは」
同時に心臓が握り締められたような悪寒。
それと共に、俺は立ち上がる。
「メリオダス先輩?」
「マイナソーが暴れている」
「えっメリオダス!?」
何か嫌な予感がした。
それと共に、俺は走り出した。
「一体何が」
それと共に後ろから聞こえるエルザの声。
同時に起きた爆発。
その煙が何を起きたのか察したように
「まさか、本当に」
「とにかく急ぐぞ」
その言葉と共に、俺達は煙のある場所へと向かって走り出す。
リュウソウ族で戦っていた事もあってか、走っている俺に追いつく事が簡単なようで、俺の横でエルザが並び走る。
「1つ聞きたい事がある」
「なんだ?」
「君は一体何の為に戦うんだ?」
「決まっている。
俺は俺と同じ恐怖を他の人に味合わせたくない。
それだけだ」
「シンプルな答えだな。
しかし、嫌いではない」
エルザはその笑みを浮かべながらも、その腕にはリュウソウチェンジャーを構える。
同時に目に見えたのは、まさしく伝説に出てくるドラゴンを思わせるマイナソーだった。
通常ならば人と同じ程度の大きさのはずのマイナソーは、既に宿主から生命エネルギーを吸い取っているのか、その大きさは普通の一軒家と変わらない程の大きさへとなっていた。
鱗はエメラルドの輝きと共に、鋭い目は周りにある全てを破壊しようとばかりに輝いていた。
地面を大きく揺らす雄叫びと共に、ドラゴン・マイナソー。
そんなドラゴン・マイナソーに立ち向かうように、俺達もまた立っていた。
「「「「「リュウソウチェンジ!」」」」」
並び立ち、同時に俺達は自分達の変身アイテムであるリュウソウルをリュウソウチェンジャーに装填する。
【ケボーン!ワッセイ!ワッセイ!そう!そう!そう!ワッセイ!ワッセイ!ソレ!ソレ!ソレ!ソレ!】
それと共にリュウソウチェンジャーから現れた赤、青、ピンク、緑、黒。
5色のリュウソウルが俺達の周りで踊りながら鼓舞するように回る。
そのままゆっくりと構えながら、俺達はそのままリュウソウチェンジャーを回す。
【リュウSO COOL!!】
その音声と共にリュウソウルは各々に纏うと共に、細かい部分が見られるが、同じ特徴を持つリュウソウジャーへと変わる。
同時にそのまま手に持つリュウソウケンを構える。
「勇猛の騎士!リュウソウレッド!」
戦いの宣言を行うように、俺は自信の名と共に叫ぶ。
「叡智の騎士!リュウソウブルー!」
そんな俺に続くように、レンが変身するリュウソウブルーの誓い。
「剛健の騎士!リュウソウピンク!」
彼らに続くように俺の後輩であり、人助けの為に戦う少女ユウナが変身するリュウソウピンクの決意。
「疾風の騎士!リュウソウグリーン!」
そんな彼らを見守るように戦う、零士が変身するリュウソウグリーンの静かな呟き。
「威風の騎士!リュウソウブラック!」
そして、彼らを纏め、一番の実力者であるリュウソウ族の女性であるエルザが変身するリュウソウブラックの言葉。
種族も、性別も、年齢も。
多くの違いがある彼らだが、今その思いは同じであり、各々が持つリュウソウケンを重ねる。
「正義に仕える五本の剣!騎士竜戦隊リュウソウジャー」
それは人々を守る決意であり、それに合わせるように名乗りをあげる。
「俺達の騎士道、見みせてやる!」
俺がその言葉と共に、暴れ回るドラゴン・マイナソーに向かって、走り出す。
ドラゴン・マイナソーはその口から溢れるばかりの炎を俺達に向けて放つ。
逃げる為に捨てられた車はドラゴン・マイナソーの炎に当たると共に爆発しながら、宙に舞い上がる。
その光景を見ながらも、俺達はそれに怯む事なく、ドラゴン・マイナソーにリュウソウケンで切り裂く。
俺はリュウソウケンを振るいながら、ドラゴン・マイナソーに叫ぶ。
「はあぁぁぁぁ!!!」
俺の声を聞いて、ドラゴン・マイナソーは翼を広げて空に飛び立つ。
しかし、そのドラゴン・マイナソーの翼には既に零土とエルザがリュウソウケンで切り裂く為に、攻撃していた。
リュウソウケンでの攻撃により、ドラゴン・マイナソーの羽はボロボロになりながらも、それでも空を飛ぶことを止める事はなく、今度は俺達に攻撃をしてくる。
空中からの火球の雨、そして尻尾を振り回しての薙ぎ払う。
「アワアワソウル!」「タックルソウル!」
同時に懐から取り出したリュウソウルをそのままリュウソウケンに装填する。
【リュウ、ソウ、そう、そう!この感じ!】
鳴り響く音と共に炎に対してレンはそのまま前に出る。
【アワソウル!】
レンはそのままリュウソウケンを一閃。
それと共にアワアワソウルから溢れ出る泡は迫り来る炎を包み込むと共に鎮火させる。
【タックルソウル!】
それと共に炎が鎮火した事によってユウナはタックルソウルの力を身に纏うと共に、尻尾の攻撃を正面から受け止める。
「先輩っ!」
「任せろ!」
その間に俺はドラゴン・マイナソーの真下まで移動する。
俺はリュウソウケンを構えながら、落下するドラゴン・マイナソーに狙いを定める。
その時、ドラゴン・マイナソーはメリオダスに気づき、その長い首を伸ばしてくる。
「タテソウル!!」
【タテソウル!】
メリオダスはそれを見て、タテソウルの力を使い、リュウソウケンから巨大な光の盾を作り出し、防ぐ。
しかし、その衝撃に耐えきれず、地面に叩きつけられる。
それと同時に、ドラゴン・マイナソーはそのままメリオダスを踏み潰そうとする。
それを見ていたレンはリュウソウケンを握り締めると、そのままジャンプし、リュウソウケンでドラゴン・マイナソーを斬りつける。
リュウソウケンで斬られた事で、ドラゴン・マイナソーは悲鳴をあげ、地面を転がっていく。
「まだ、いけるだろ」
「っあぁ」
レンはそのまま倒れているメリオダスに手を伸ばす。
同時にメリオダスも笑みを浮かべながら、そのまま立ち上がる。
「お前達、一気に決めるぞ」
同時に降り立ったエルザの言葉を聞くと共に、各々の変身用のリュウソウルをリュウソウケンに装填する。
【ソレ、ソレ、ソレ、ソレ!その調子!剣ボーン!】
それと共に、それぞれの刀身にリュウソウルの力を纏う。
「息を合わるぞ!」
「「「「あぁ」」」」
エルザの言葉に合わせるように、5人が一斉にリュウソウケンを振るうと同時にドラゴン・マイナソーへ斬撃を飛ばす。
斬撃には俺達のパートナーである騎士竜達を模しており、そのまま真っ直ぐとドラゴン・マイナソーに直撃する。
「ガアァァァァ!!」
その身体は徐々に崩れていき、最後に爆発した。
その後、戦いが終わった事を確認してから、俺は変身を解除した。
「これで、倒せたのか?」
「まだだ、油断するな!」
その言葉と共にエルザはドラゴン・マイナソーに向けて睨む。
同時にドラゴン・マイナソーの身体は先程以上に巨大になり、ビル程の大きさになっていた。
「ディノミーゴ!!」
それを見た俺はすぐに叫ぶ。
同時に空から隕石が真っ直ぐと落ちてくる。
それに向けて、俺は飛び、そのままキシリュウジンへと合体する。
「「完成!キシリュウジン」」
合体したキシリュウジンはそのまま地面へと降り立つ。
ビルの隙間から照らし出す夕日。それと共に現れるのはビルの大きさ程のドラゴン・マイナソーとキシリュウジン。獣のような雄叫び声がドラゴン・マイナソーが叫びながら、
キシリュウジンはナイトビュービューソードを構える。
そして戦いが始まる。
ドラゴン・マイナソーが炎を吐くが、それをかわすキシリュウジン。
しかしドラゴン・マイナソーはその巨体からは想像できない程の動きを見せる。
キシリュウジンも負けじと攻撃を繰り返すが、中々当たらない。
しかし、キシリュウジンはナイトビュービューソードを投剣のように投げる。
その一撃でドラゴン・マイナソーの首に命中した。
更に追い打ちをかけるようにキシリュウジンはドラゴン・マイナソーに飛び乗ると、ナイトビュービューソードで切りつける。
しかし、ドラゴン・マイナソーはキシリュウジンを振り落とす。
そしてキシリュウジンに向かって突進を仕掛けるが、キシリュウジンはそれを避ける。
そして再びキシリュウジンは飛び乗り、ナイトビュービューソードで切りつける。
だが、ドラゴン・マイナソーは再びキシリュウジンを振り落として空中へ飛ぶ。
キシリュウジンもジャンプして追いかける。
そしてキシリュウジンはドラゴン・マイナソーの背に乗り、ナイトビュービューソードを突き刺すが、全く効いていない様子だった。
キシリュウジンは一旦距離を取り、着地する。
そのキシリュウジンに向けて、ドラゴン・マイナソーは口から火炎放射を放つ。
キシリュウジンもまた炎を放ち、対抗する。
「ぐっ」
キシリュウジンの中で一体化しているメリオダスは、それ以上の火力を出す事ができなかった。
大きすぎる炎は街に大きな被害を出す事になり、下手すれば火災になってしまうからだ。
キシリュウジンが苦戦していたその時だった。
ドラゴン・マイナソーに向けて、鉄球が襲う。
「あれは」
それが何が起きているのか分からず、困惑するメリオダスを余所に、キシリュウジンの横に並び立つ2体の騎士竜。
『まったく、少しはのんびりさせてくださいよぉ』
並ぶのは緑色の身体のステゴサウルスが進化した騎士竜、ステゴブレイク。
『まったく、お前は少しは』
その言葉と共に全身が黒いデイノケイルスが進化した騎士竜、グラディケイルス。
彼らがキシリュウジンに並び立ったのだ。
「メリオダス、やるぞ」
「竜装合体だな」
その言葉と共にステゴブレイクの身体が分離すると共にキシリュウジン右腕と右肩に合体し、鎧へ。
グラディケイルスはキシリュウジンの両足にパーツとして合体する。
3体の騎士竜が合体する事で、新たなキシリュウジンが誕生する。
「キシリュウジンスリーナイツ!」
それと共に新たな姿へと変わったキシリュウジン。
その完成を見ると共にキシリュウジンに向けて、ドラゴン・マイナソーはそのままキシリュウジンに向けて襲い掛かる。
それに対して、ステゴブレイクの鉄球の鎖をキシリュウジンは回しながら、振り回す。
その一撃により、ドラゴン・マイナソーが吹き飛ばされる。
それと共に、グラディケイルスがキシリュウジンの足に一体化している事によって、その俊足で瞬く間にドラゴン・マイナソーに近づく。
先程まで両手に持っていた2つのナイトビュービューソードを合体させ、薙刀のように変形させる。
そして、そのままドラゴン・マイナソーの翼を切り落とす。
同時にグラディケイルスの爪が地面に固定し、右腕に一体化している鉄球に騎士竜達のエネルギーを集める。
「キシリュウオーファイナルクラッシュ!!」
それと共に鉄球をドラゴン・マイナソーに向かって放つ。
その攻撃を受けて、宇宙まで吹き飛ばされ、同時に爆発四散したドラゴン・マイナソー。
それが俺達の勝利を意味していた。
「なんとか、勝てたか」
「あぁ、しかし、マイナソーが、未だにいる。
そして、それを操るドルイドン族もな」
同時に頷くように、エルザは言う。
「ドルイドン族のビショップであるワイズルー、ナイトであるプリシャスとは違う幹部か」
「なんだか、それって、チェスみたいだな」
エルザの言葉に対して、零士が疑問そうに言う。
「あぁ、実際にチェスの駒の名を冠した階級を特徴を持って」
その言葉と共にエルザは何かが分かったように、言葉を止める。
「えっと、どうしたんだ?」
「これまで地球に攻め込んできた奴らは全てビショップ、ナイト、ルークのみ。
ポーンはドルン兵がいる。
とある方法で生み出されたキング級もいるが、それは生み出されたのは最近だ。
つまり」
「残っているキングとクイーンが攻めてきた」
それは同時にこれから起きるだろう敵に対してでもあった。
後書きという名のなぜこうしたのか、説明させて貰います。
元々ドルイドン族ではチェスの駒の役割での幹部がいる中で劇中ではキングの駒扱いにされたのはヤバソード、クイーンの駒扱いはエラスとなっております。
しかし、侵略する以前のドルイドン族の中にも似たような役割を持つ幹部がいると考察し、今回の謎の幹部とさせて貰いました。
女幹部は
-
顔出し女性幹部
-
着ぐるみ女性幹部