アスナさんお得意のリニアーを横に身体をズラして躱す…
「う~ん…毎回こうも綺麗に避けられると自信無くすわね…」
「良く言いますね、そもそも前にやった時は寧ろ何度やっても当てられなくて、貴女がムキになってそこを私に突かれて負けたんじゃなかったでしたっけ?」
「あんまり昔の事を持ち出すのは関心しないわよ?」
「っ!」
次に来たのは…突きの二連撃…確か、パラレル・スティングって言ったっけ?
「あー!もう!ホント貴女と戦うのは面倒くさいわね!」
「血盟騎士団副団長にそこまで言われると割と光栄ですかね。」
「心にも無い事を…」
「そうでも無いんですけどね…」
私は結構本気で彼女を賞賛している…ま、多少からかってるのは否定しないけど…
「う~ん…こんなんで本当に盛り上がるんですかね…」
私はそう口に出しながらソードスキル後の硬直に入ったアスナさんに袈裟斬りを繰り出す…
「!…貴女の場合、ソードスキルを使いこなせない分、そのカウンターが怖いのよね…」
躱された、か…やっぱり細剣のソードスキルは硬直が短いイメージ…発動も結構早いしね…
「ソードスキルはソードスキルでしか相殺出来無い…なら、躱すのは基本でしょう?」
「それを実践出来る人がこの世界に何人居るかしらね…」
「少なくともキリト君は出来ますけど?」
「いや…それは貴女とキリト君が特殊なだけだと思う…」
こうしている間も細剣による攻撃を繰り出し続けてるアスナさんも相当だと思うけどね…そもそもソードスキルを繰り出してくれなければ私はほぼほぼカウンターで攻撃する事も出来無いんだよね…ほとんど突く事を重点に置いた細剣の攻撃はとにかく速いし、躱すのがやっと…
最も、突き攻撃の相手が苦手なのは私のやってる剣道であまり推奨されない動きだと言う事も原因として挙げられるだろうけど…っ!
「あら?疲れて来た?」
「そりゃ、まぁ…」
掠った…アスナさんの動きは前に戦った時より明らかに速くなってるし、私自身も何時の間にか疲れが溜まって来てるのだろう…
「降参しても良いですか?」
「もちろんダーメ。そんな事したら多分、暴動が起きるわよ?」
「正直私にやるメリット有るんですかね…」
「それは私とやっても得る物が特に無いって意味かしら?」
「じゃなくて…見世物にされる理由が無いって言ってるんですよ…最初からそう言ってるじゃないですか…」
「正直私もそう思うけど…それなら私の攻撃食らってみない?そしたら終わるわよ?」
「…ごめんですね、そんなのは…!」
「!…リーファちゃん!?」
私の繰り出した剣が光り、アスナさんの剣を下ろす…何だっけ?あ、そうだ確か…
「片手剣単発ソードスキル…スラント…リーファちゃん、本当はソードスキル使えたの?」
「…一部単発技が使えるだけですし、正直滅多に出せませんよ。」
キリト君が使ってたのを見様見真似でやったら出来たって言うのが正しいかな…今言った通り本当に滅多に上手く行かないんだけど…
「なっ!?」
「後コレは使えます…武器を手放す事は無いですし、あまり出す事無いんですけど…」
武器を手にしていない左手が光っている…握って拳の形にしたそれをアスナさんが上げた細剣に叩き込む…!
「体術スキルの一つ、閃打…アスナさんは確か、体術スキル取って無いんでしたっけ?」
「いや…だって…顔に…」
「そんなの気にしてる場合じゃないと思いますけどね…ところで武器が砕けましたけど…続けます?」
「……良いの?」
「さすがに予備は有りますよね?さっき自分で言ったじゃないですか…降参なんてオチにしたら暴動が起きるって。」
「…そうね、じゃあ少し待ってて。」