異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
島の横穴内に突入した石斧は、その後爆発すると島の山は陥没、陥没の影響で土砂崩れが起きる。
内部での爆発で他の横穴は全て崩壊、少しだけ残った入口部分は土砂により塞がれ、完全に使い物にならなくなったから、こちら側が諸島を奪取する時間位は稼げただろう。
まぁ、更地になるかと思ったが、山の高さが半分位残ったのは良い意味での予想外、最小限の被害じゃんっ?
作戦終了後、あたし達は退避してたマクレー達と合流、無事に制海圏まで撤退する。
制海圏まで撤退後、瑞鶴達とはそこでお別れしたが、その別れ際に彼女から、国からご褒美の報酬が口座に振り込まれるって聞いた。
どうやら、あたしが作戦に参加した事を鎮守府に報告してたらしい。
ライセンス持ちの特権で、補給物質等の費用は、国内外問わず何処の基地でも国持ちだから使う事無いんだろうけど、貰えるに越したことは無い...てかっ、何に使えば良いんだ~っ?
瑞鶴達と別れ、当てもなく西に進む間、考えてもしょうがないから、肩に乗るカドマツにそれとなく聞く。
「報酬貰うのは良いんだけど、一体、何に使えば良いんだっ?」
『何に使えば良いんでしょうかねぇ~っ?』
「えっ?」
知ってるかと思ったが...。
『好物の甘味類も定期的な補給で事足りますし、弾薬と燃料はMPですから使う事無いでしょうし...。』
「う~ん...こんだったら、瑞鶴に聞きゃ~良かったか~っ...。」
『確かにそうでしたね?』
結局、2人で考えてもしょうが無いからこの件は一時保留って事にして、話は今起ってる事に移る。
実は、さっきの話をしてる間から、索敵に敵の反応を検知してたんだが、その反応が直ぐに消失。暫くして検知するが直ぐに消失を何度も繰り返してた。
その事はカドマツも分かっていたらしく、気になってたと答える。
『ちょっと気になりますね?』
「進む方角での反応だからなぁ~っ...。」
気になるてかっ、気味が悪いから、念の為にキクチを呼び出す。彼の事だからこの事態を分析してる筈だ。
『先程からの反応、全てが水上艦、主に北西寄りに集中してます。』
「水上艦で北西寄り、か...。」
索敵は魔道具を必要としない補助魔法、故障は有りえないから、水中系の敵が一時的に海上に現れたと思ったが、彼の報告からそれは違う。そうなると、あたしの索敵範囲外に誰かが敵水上艦と戦闘、それを沈めてると推測するが、一体、誰が...。
『偵察を出しますか?』
「そうだな...何か分かるかも知れないから、直ぐに出そう。」
前回みたいに面倒な事に巻き込まれるのも嫌だから、カドマツの意見を即採用、使い魔を召喚して、北西方向に飛ばす...。