異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

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お約束の一難去ってまた一難?その2

 使い魔を飛ばしてから数十分後、索敵に敵艦隊の反応が現れたが、数分もしないうちに消失、それと同時に、使い魔に乗る妖精さんから速報が入る。

 

 『"広範囲攻撃魔法"を確認っ!規模から、"石斧"と同等のものと思われるっ!』

 「なんだってっ!?」

 

 その報告に驚いたあたしは、直ぐに使い魔の視点に切り替え、その様子に驚愕する。

 

 「マジか...。」

 『これは一体...。』

 

 同じ視点を見れるカドマツも、信じられない表情で確認する。

 視点の遥か先には、石斧が爆発した時と同じ"ドクロ雲"が存在、方角からして敵艦隊が存在してた位置だ。

 

 「カドマツっ!警戒レベルを最大にしろっ!」

 『イエス・マムっ!』

 「キクチっ!"戦略石斧"と"対電子戦"、"対魚雷戦"の準備っ!」

 『イエス・マムっ!』

 

 索敵範囲外の相手は敵か味方か分からないから、念の為に"戦略石斧"の準備をする。

 もし相手が敵だったら、あたしと同じかそれ以上の能力...広範囲攻撃魔法を先に撃ち込まれたらたまったもんじゃないから、敵だったら迷わず石斧で先制攻撃を掛ける。

 "対電子戦"は、先に撃たれた場合の対策魔法。今の処、相手はこっちの存在を把握してないから、使う事は無いだろうけど...。

 "対魚雷戦"は、相手が潜水艦だった場合、自動追尾が可能な対艦魚雷って云う魔道具で狙って来るから、デコイって云う囮の魔道具を使って相手の魚雷を自分から反らす方法。

 水中だと、相手を先に見付けても射程が短い"アスロック"じゃないと攻撃が出来ず、下手したら相手に先制攻撃される可能性が高いからだ。但し、相手が使い魔の対潜索敵範囲に居たら、逆に使い魔で先制攻撃を掛けるけど...。

 

 「60は速やかに迂回ルートで戻れっ!」

 

 相手の対空能力も同等以上だった場合も考え、使い魔に帰還命令を出すが...。

 

 『艦長...このまま偵察続行を具申します。』

 「はっ?」

 『続行を具申します。』

 

 使い魔の機長妖精さんの具申に耳を疑う。続行するだってっ!?お前、バカなのっ!?相手があたしと同じタイプだったら一発で落とされるぞっ!

 あたしが死なない限り、使い魔とその搭乗員は、撃墜されても再召喚が1週間出来ないだけで、死ぬことは無い...因みに、基地に戻れば、直ぐに復活出来る...だからと言って、捨て駒的な事はしたくないし、する気も無い。

 そんな理由から、機長妖精さんの具申を却下するが、今度はカドマツが条件付きで続行を具申する。

 条件の内容は、敵艦隊が消滅した地点を参考に、相手の索敵範囲はあたしと同じと想定、60はあたしの最大索敵範囲の半分の空域まで飛行とする。これなら、感知した相手が敵だと分かっても直ぐ逃げれるが...。

 難色を示すあたしに、条件内容を聞いたキクチや他の妖精さん達もカドマツに賛同、その熱意にあたしが折れ、続行を許可する。

 

 そして、続行許可後から数十分後...。

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