異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

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二番艦はスケベボディー?いや、ヤンデレらしい。その2

 会話が聞き取れる距離まで近付くと、最初に口を開いたのは彼女だった。

 

 「あんたが"摩耶"か?」

 「"羽黒"だな?」

 「ああ。あたしが羽黒だ...そうか...あんたがあたしの...。」

 

 彼女...羽黒はそう答えた後、あたしに顔を見せないように下を向き、身体を小刻みにプルプルさせる。そして再び顔を上げた彼女は涙目になってた。

 ええ~っ!?あたし、彼女に何か泣かす様な事言ったっ?そう困惑するが、その後、違う理由で彼女は涙目になってたんだと気付く。

 

 「おっ、お姉ぢゃ~~んっ!」

 

 そう叫びながら、羽黒はあたしの胸に飛び付くように抱き付き泣きじゃくる。

 あたしも不思議と自然に彼女の背中に手を回し、時より背中や頭を優しく撫でる。

 あれっ?さっきまでの敵対的な"羽黒"は何処へ行った?まっ、感動の姉妹の再会だからいいかっ...。

 

 彼女が泣き止むまで好きにさせてる間、そう云えばこんなケースは過去にも有ったなっ?と、桐ケ崎での事を思い出す。

 あん時は確か、"鳥海"って云う高雄型の末っ子だったか?その彼女と敷地内ですれ違った時に"摩耶ちゃん?"と呼び止められる。あたしも名前呼ばれたから"何っ?"って反射で振り向いたら、今の羽黒みたいに鳥海も涙目になって抱き付き泣きじゃくられた。

 直ぐに鳥海の2人の姉(高雄と愛宕)が来て、あたしが別人だと鳥海に説明、当の彼女も気が付いて直ぐにあたしに平謝りしたっけ。

 何て説明すればいいだろかっ?羽黒は実の妹だから、その時と違って今の方が断然気持ち的にもしっくり来る。

 

 そろそろ羽黒が泣き止む頃、何時もの様に"あの方"があたしの脳内に声を掛ける。

 

 『や~元気してる?』

 『あら、お久っ。てかっ、羽黒がこんな状態なんだけど?』

 『感動の再会を邪魔して悪いねぇ~っ。けど、この会話は彼女にも聞こえてるから安心してね。』

 

 えっ?ど~ゆ~事っ?...そんな顔をするあたしに"神様"は、三者通話みたいなものだと説明するが、何で羽黒もっ?と、今一つ理解に苦しむ。

 

 『どうやら理解に苦しんでるみたいだから、場所を変えよう。』

 『場所を変え...っ!?あれっ!?』

 

 神様に聞き返す最中、あたし達は一瞬で海上から何処かの大邸宅に有る様な広い応接間に移動したから、思わず驚きの声を上げる。

 

 「お姉ちゃん、ここはっ?」

 

 さっきまでの泣きじゃくってた羽黒も、別の場所に居る事に気付いたらしい。

 さっきより抱き付く力が強い事から、多分不安なんだろう...。

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