異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
神様との有意義な時間を過ごしたあたし達は、羽黒が最初にお世話になってた江島鎮守府へ向かう。
何で江島に向かってるかってっ?羽黒がお世話になったお礼の挨拶や、瑞鶴の姉が居るって聞いたから、その姉への挨拶、そして、神様と別れる時に、羽黒の事で色々有意義な意見交換をしたお礼で、使い魔の召喚方法の変更と、新たな使い魔が召喚出来る様になったから、それの試験運用の為だ。
当初は、試験運用だけの予定だったから、桐ケ崎でも良かったんだけど、あそこはマッチョを頭に濃いメンバーが多い。下手すりゃ羽黒には毒になりかねない。
だったら、江島の方が環境的には良いと云う事で向かってる。
「姉貴、もうすぐ着くぜっ!」
「おっ!そっかっ!」
「江島の仲間、姉貴の事見たらびっくりすると思うぜ~っ!」
疑似人格が表に出てる時の羽黒は、ちょっと粗っぽい話し方をするが、確かにこっちの人格の方が頼りがいが有って、あたしも行動し易い。
神様から聞いたが、疑似人格を作る最、嘗て生きてた艦娘2人の人格を足して2で割ったらこうなったらしい。
索敵には、さっきから江島の港湾口らしい場所に味方の反応が3つ、名前から、多分、出迎えの艦娘達だろう。
「入口に居るみたいだが?」
「多分、妙高の姉貴達じゃん?帰るって連絡しといたから、あたし達を出迎えに来てるんだと思うぜっ。」
彼女が"多分"と言ったのは、同期率の影響で索敵魔法が上手く使えず、誰だかまでは分からないらしい。影響は他にも有るが、同期率を上げれば何れ解決されるだろう...。
港湾口まで来ると、羽黒が言った通り、妙高達の出迎えを受けるが、1人だけあたしに敵意を向き出す艦娘が居た。
「私の羽黒を誑かしたのは貴様かーっ!」
「はっ?はい~っ?」
「何処の馬の骨だか知らないが、よくも私の羽黒を誑かしてくれたなっ!」
あたし、実の姉なんだけど...。
会っていきなり突っかかって来たのは、妙高型の三女"足柄"。
羽黒から予備知識として聞いてたからある程度は予想してたが...羽黒の事を大事にしてくれてたのは実の姉としては有り難いが、いきなり誑かしたは無いだろ~?彼女の羽黒への執着心から察するに、極度のシスコンじゃん?全く、ここまで"病気"だったとは...。
面倒だから適当にあしらってたんだが、それが気に食わなかったのか、ついに足柄は"羽黒を賭けて決闘よっ!"と言い出すが...。
「決闘できさ...グッ!?」
「足柄~っ、ちょっと部屋でお話しましょうか~っ?」
足柄の首もとを後ろからチョークスリーパーで締め上げる妙高。その顔は、にこやかだがこめかみに"#"が見える事から相当お怒りの様子。
「那智、後は宜しくね?」
「分かった。」
あたし達の対応を那智に任せ、妙高はそのまま足柄を何処かへ連れて行く...。