異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
基地に戻ってから数日後...。
あたしと羽黒、それに瑞鶴の3人は、使い魔専用の演習場に来てる。
"神様"から貰った新たな使い魔の試験運用の件は、会ったその日のうちに瑞鶴から承諾を貰ったんだが、昨日まで出来なかった。
何で出来なかったってっ?ぶっちゃけ、させてもらえなかったんだよっ!
先ず、作戦から戻った瑞鶴は次の日から3日間の全休...艤装をメンテするから自主練も禁止の休養日...に入るから、それが開けたらって話になったんだが、今度は、彼女の全休が明ける前日になって、あたしが飛び入り参加した作戦が国から評価され、皇居宮殿で勲章与えるって事になり、全休が明けた日はその授与式で丸1日潰れ、次の日に延期。
次の日出来るかと思ったら、今度は大臣があたしに勲章授与するって事で呼び出され、丸1日潰れて延期。その次の日は...気が付いたら一週間以上も過ぎてるじゃんっ!
「"あの方"から聞いてたけど、まさか、ホントに摩耶にも与えるとはねぇ~っ。」
「使えるのは、60と同じ2機だけどなっ。」
そう瑞鶴に話ながら、新しい使い魔を召喚する。因みに彼女が言った"あの方"とは、神様の事。3日間の全休中に、彼女は自分が"転生者"だと云う事をあたし達にバラした後、羽黒の事も知ってると聞いた。
まっ、彼女が"転生者"なのは予想はしてたけど...。
「普通なら弓とか人形の白い紙を扱う"空母系の艦娘"しか使えないんだけど...あんたはやっぱりチートだわっ。」
「あたしもそれは認めるわ...。」
彼女が言うには、あたしが召喚した使い魔は"雷光二型"乙って云う、固定翼機では珍しい短距離・垂直離陸・垂直着陸が出来るジェット機らしく、普通なら空母系の艦娘...ジェット機だから瑞鶴しか扱えないが、あたしの場合、この使い魔と共に与えられた新しい召喚方法を使う事で雷光二型を呼び出せる。
「てかっ、あんた、ホントに"巡洋艦"なの?ジェット機タイプの使い魔って、結構MP使うんだけど?」
「いや、"駆逐艦"みたいだけど。新しい召喚方法に変えたら、何か知らないけど60も含めてMP消費しなくなった。」
「はっ?マジでっ?」
「マジで。何ならステータス見るかっ?」
あたしのステータスを見た瑞鶴は"何なんだよ、このチートは"と言って、頭を抱える。余程ショックだったらしく、それから少しの間黙り込んでいた。
後で、カドマツから聞いたが、あたしみたいな"駆逐艦"には軽空母クラスもいるらしいけど、その事は彼女には内緒にしよう...。