異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

3 / 84
異世界ものなら最初のお約束?その2

 上空から発見したのは、漁船のような船と、あたしの様に直接海上を滑るように進む黒い人影が2体と、黒い魚の様なものが4体で、最初は同じ仲間なのかと思ったんだけど、それは違った。

 何故なら、漁船と黒い人達はお互いに"魔道具"で撃ち合っていたからだ。

 

 『これ、どう見ても漁船が追われてますよねぇ~っ?』

 「う~ん...確かに追われてるよなっ?」

 『ど~しますっ?』

 「ど~しますって、助けるにしても、どっちが悪者なんだっ?」

 『お約束なら、追っかけてる方が悪者でしょうけど...。』

 

 妖精さんの言う通り、お約束ならそうなんだろうけど、逆も有り得るかも知れない。

 どうするかなぁ~と思いながら頭をかいた時、手が耳に触れ、有ることに気付く。

 はっきりとは確認出来なかったが、確か、漁船には4人の...。

 

 「60っ!直ぐに、漁船の乗組員の姿を確認しろっ!」

 『ラジャー!』

 

 あたしの命令を聞いた使い魔は、直ぐに降下を始める...予想が正しければ、漁船の乗組員は...。

 

 大きな音と共に、あたしの使い魔が急に現れた事で、漁船と黒い方は驚き、戦闘が一時止まる。

 その隙を付いて、漁船の4人の姿を確認する。

 

 「ビンゴっ!」

 

 乗組員の姿を確認したあたしの予想は当たった。

 4人のうちの2人の頭には、あたしと同じ猫耳が付いていて、他の2人には2本の角らしきものが付いている事からビースト属と確認、黒い方は悪者と確定、そうなると、やることは1つ...。

 

 「現時点を以て、黒い方を敵、漁船は要保護と認定っ!これより漁船の救援行動に移行するっ!60は直ちに敵への攻撃を開始っ!あたし達も向かうよっ!」

 

 あたしが号令を掛けると、妖精さん達は"イエス・マムっ!"と即答、使い魔の方は急上昇して敵への迎撃体制に移る。

 あたしが救援に向かい始めると、反対側の肩に眼鏡姿の妖精さんが現れる。

 

 「え~っと、あなたは誰っ?」

 『彼は、攻撃魔法の補佐を担当する妖精です。』

 

 最初に現れた妖精さんが彼を紹介する...彼の仕事は、あたしの攻撃魔法の命中精度を高めたり、不意打ちからある程度身を守ってくれるのが担当...てか、最初といい、使い魔に乗るといい、妖精さんは何人居るのやら...。

 

 「宜しく頼むわっ。で、2人共、何て呼べば良い?」

 『特には。』

 『今まで不便な事は無かったので。』

 「そ~なのねっ...。」

 

 2人の反応から、どうやら各々名前は無いが不便では無いらしい。が、こっちからすれば呼ぶ時に困るから、何とか名前を付けなきゃと考えてると、頭の中に誰かが囁いて、その後2つの名前が浮かび上がる...囁いたのは、多分神様だろう...。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。