異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
その後、神様から経緯を聞いたが、あたしが予想した通り、長門は、羽黒を指導してるうちに段々熱を帯、仕舞いには"新兵教育指導法"上級(のみ込みが速かったり、期待に付いてくる指導相手に使うらしい)編で、指導を始めたと聞いた。
やっぱっそうだったか...。
その"新兵教育指導法"の事は、初めに桐ケ崎に来た時、指導は受けなかったが、マッチョから内容は聞いてた。羽黒がおかしくなったと知った時に"やりやがったなっ!"と言ったのはそれが理由だ。
魂が幼い羽黒には、まだそれが使えないから、今まで優しい方法で指導してた...やれるなら、最初っからやってるわっ!
その後、あたしは羽黒に対する全ての指導の即座中止を要請、当然、神様の勅命で即座に長門は拝命する。
ホントなら、戻る前に一発お見舞いしたかったが、長門の処遇は神様が任せろって言うから、あたし達は元の自分達の部屋に戻る。
神様に目が覚めたら元に戻ると聞いたが、あたしはその晩、やっぱ心配だったから眠ったままの羽黒とベットを共にする。
神様は自分にも責任が有ると言ってたが、それを言われたら、薄々気付いてたあたしにも責任が有る。本当は嫌がってたのに、何故気付かずに止めなかった?...全く、姉失格だ。
贖罪じゃないが、あたしが今出来る事は、これくらいしか無い...。
次の日、目覚めた彼女は何時もの素の状態に戻ってたから、あたしは安心した。
「長門さんの教練、昨日で終わりだったの、残念だなぁ~っ。」
朝食の後、彼女は1日目と同じ様子でそんなことを言い出した。
昨晩、神様が処置したのは、途中から辛かった教練をいを楽しいかった教練に変え、その教練は昨日で終了したと、記憶を操作したんだろう。
「羽黒、ちょっとステータス見せて?」
「うん。良いよっ!」
彼女のステータスを見ると、やり方は別として、結果的には全体的に上がっていた。
普通は神様しか見ることが出来ないが、今は限定的にあたしも見れる彼女の同期率も、かなり上昇してて、ほぼ安定領域と言っても過言じゃないが、あたしが見れるって事は、同期率はもう少し上げないといけないって事だ。
旅に連れても問題無いだろう...結果だけなら、長門に感謝だな...結果だけなら...。
その長門だが、宿舎の食堂で羽黒と朝食中に、彼女から伝言を頼まれたと云う"潮"って娘から封筒を渡され、その中身を見ると、あの後、神様から"1週間、羽黒の前に姿を見せてはならない"って、言われたらしく、あたし達が基地内を彷徨く時は連絡してくれと書かれてた。
神様からの罰とは云え、流石に業務に支障をきたすのは悪い上に、行程はどうであれ、羽黒のステータスを上げてくれたのだから断る理由は無いと、その手紙に"承諾した。行き先などは個別思念で知らせる"と書き加え、潮にこれを渡す様頼んだ。
その時、彼女はその手紙の内容が見えたらしく、小声で"長門さん妹さんに何かしたのですか?"と聞くからびっくりする。
長門が書いた手紙の内容、転生者じゃないと、何書かれてるか分からないようになってるんだけど...てかっ、あんたも転生者かよっ!?