異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
作戦会議室のモニターには、カオシュー国の領土である大きな島と、その西側にある大きな大陸、海洋を挟んで南側に...って、いちいち説明めんどくせ~っ!
作戦会議室にはあたし達の他に、ムッチョとここの基地の司令官の5人だけ。
ムッチョがあたしを作戦会議室に拉致った理由は、カオシュー島南西部に広がる"ヤンキー海"の中心辺りに、"シーオーク"が占拠した諸島が有って、そこを奪還する作戦にあたしも参加して欲しいからだってっ。
因みに、"シーオーク"ってのは、陸上で活動する"オーク"の海上タイプ。ゴブリン種が数に対し、こっちは数は少ないがパワーと防御力タイプだからゴブリン種よりも厄介らしい。
ここの司令官、作戦は立てたは良いが、直前になって、参加戦力の火力がやっぱっ足りない事に気付いて、ど~するか悩んでたとこにあたし達が来た。
あたし達が挨拶に来た時は作戦の事忘れててたらしく...いやいや、忘れるなよっ!...部屋を出た後に急に思い出し、ちょうど野暮用で市街地に居たムッチョに連絡。何処でも良いからあたしを見付けたら、拉致ってでも確保しろって命令したんだってっ!全く、迷惑な話だぜっ!
「でっ?何で参加しなきゃなんないんだよっ?」
「火力不足を補いたいからだっ...。」
「知るかっ!」
こっちは作戦でカオシューに来た訳じゃないんだから速攻拒否。火力が足りないノープランな作戦、普通実行するかよっ!
「そこを何とか...。」
「こっちに義務は無いっ!自分で何とかしろっ!」
泣き付く司令官を一蹴したあたし、羽黒達に"街へ繰り出すぞ"と言ってドアを開けようとしたが...。
「参加して頂けるなら、買い物代等は、上限無しでこっちが持ちましょう。」
「餌でつ...。」
「えっ?持ってくれるのっ?」
釣ろうとしてるのがバレバレだから断ろうとしたら、瑞鶴が食い付きやがったっ!
「お前っ!何食い付いてるんだよっ!」
「持ってくれるって言うから。羽黒?ど~思うっ?」
「ん~っ、それなら参加してもいいんじゃない?」
羽黒まで食い付きやがったよ...おいおい、只より高いものは無いって言葉、知らねぇ~のかよっ...。こうなったら最後、餌に釣られた2人に、何言っても聞かないのは過去にも有ったから諦めて参加するしか無い。
あたしだけ参加しないって手も有るが、瑞鶴はともかく、羽黒が心配だ。
それに、潮も参加するみたいだから、こ~なったら、4人分の特級ライセンス持ちへの特別報酬を出させる条件に変更させるか。
「買い物代じゃなく、Sクラス(特級)4人の特別手当てを請求する。」
「よっ、4人分っ!?」
「ひのもとのSクラスが4人も参加するんだ。その位は当然だろっ?」
カオシューの司令官は、直ぐには答えれないからちょっと待ってくれと言い、どっかに連絡して、誰かと話を始める...まあ、相手は桐ケ崎基地だろう。
ど~せあたしも参加しなきゃなんないんだ、買い物代なんてちんけな物じゃなく、一応あたし達が所属する基地経由の正式な報酬なら、何か有っても約束を反故に出来ないからなぁ~っ。
あっ!羽黒は江島所属だから、江島にも連絡させないと...。