異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

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美味しいとこは頂くぜっ!その1

 羽黒の提案を受け、少しだけ修正された作戦は実行、あたし達は棲地と拠点のどちらでも狙える位置に陣取る。

 

 「うひゃ~っ!うじゃうじゃ居るわねぇ~っ!」

 「まぁ、こんなもんじゃねぇ~か~っ?」

 

 瑞鶴の偵察使い魔から送られる...っても、使い魔通して敵棲地の様子を見てるんだけどねっ...情報から、あたし達が参加して正解だったと確信する。

 小規模な棲地なのに、戦艦や空母クラスが3隻以上確認、そりゃ~無理だわっ。

 

 「瑞鶴、南の艦隊には指示した半径に入るなと念押ししてっ!」

 「了解っ!」

 

 これから"広範囲魔法"使うんだから、指定の半径に入ったら、一番外でも爆風と衝撃波で被害が出る可能性が高いから。

 

 「羽黒、準備はっ?」

 「何時でも行けるぜっ!」

 

 擬似人格モードの彼女、こういう時は素の人格よりこっちの方が良い。

 同期率が安定したとは云っても、魂にはまだ幼さが残ってるから、相手が敵とは云え、有る意味大量虐殺魔法は成長中の精神に影響しかねない。

 

 「各部隊、安全圏に退避完了よっ!」

 「よ~しっ!羽黒っ、1発目をブチ込めっ!」

 「おうよっ!」

 

 その後彼女は、"深海野郎のクソ共に地獄行きの片道切符を見舞ってやるぜっ!"といきをまき、広範囲魔法を発動する。

 てかっ、この娘、あたしと初めて出会う間際に"戦略石斧"使ってたけど、こんな感じで使ってたんだ...。

 

 1発目が棲地に炸裂、例のキノコ雲が上がる。

 

 「棲地の姫級、まだ健在っ!」

 「チッ!まだ立ってやがるのかよっ...。」

 

 偵察使い魔経由で確認した瑞鶴の報告に、裏モードの羽黒が悪態を吐く。

 まっ、彼女のレベルじゃ消し飛ばすにはちょっと足りなかったか...。

 

 「ならもういっか...。」

 「はい交代っ!」

 

 もう一発喰らわそうとする彼女を制止、今度はあたしが喰らわす。予定通りなんだから無駄弾撃つなって~のっ!

 もうすぐ西の爆撃機が拠点の方に来るから、何時ものキクチ達に任す方法は省略して、あたしが直接発動させる。キクチ達が"詠唱"で、あたしが"無詠唱"って感じかなっ?

 

 2度目のキノコ雲が上がるが、あくまでも地形が変わるだけの"広範囲魔法"だから、爆心地付近が何年も立ち入り禁止等の事は無い。

 1回の戦闘で回数制限は有るけど、何度使っても問題無い。

 

 「敵棲地、完全に消滅っ!」

 「残存艦隊はっ?」

 「既に何隻か逃げてるけど、対処可能よっ!」

 

 2発目で棲地は完全に消滅、敵の残存は、1発目を生き残って逃げてる奴らだろう...。

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