異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~   作:摩耶様の下僕TNG

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4章目
正式メンバーが加入したよっ!彼女は影の長女っ?その1


 マニー共和国の国境の近くまで来ると、あたしの偵察魔法(使い魔を使った索敵魔法)に友軍と敵らしき艦隊が交戦してる反応が出る。

 友軍1人に対し、敵らしき反応は12。そのうち"姫級"て呼ばれるのが2体。これ、かなりヤバイ状態じゃないかよっ!

 

 「瑞鶴っ!」

 「直ぐに救援を出すっ!」

 

 即答で使い魔の発艦準備をする彼女も、状況は深刻だと理解してる様だ。

 

 「羽黒っ!"石斧"個別で準備っ!直ぐ座標を送るからっ!」

 「分かったっ!準備するっ!」

 

 幸いにも、新型の使い魔を偵察に出して正解だ。これが60だと、現地に急行させても時間が掛かるが、新型なら偵察の他に対艦攻撃魔法が2回使える。敵の艦隊は巡洋艦を軸にした2つの水雷戦隊だから、先行させてる新型とあたしと羽黒の計6発の"個別仕様の石斧"で姫級2体を含む半分は確実に潰せる。

 残りは撤退すれば良いが、引かなかったら最悪は、友軍の彼女とあたしの使い魔で瑞鶴の救援が来るまで凌ぐしかない...。

 

 「お姉ちゃん、どれを狙うっ?」

 「彼女から離れた敵2体をやれっ!随時、目標の変更を怠るなよっ!」

 「分かったっ!」

 

 あたしは姫級とそれに近い敵を狙うが、遠距離からの攻撃だと、彼女の近くの敵を狙ったとして、彼女に先に潰される可能性もあるから羽黒にそう伝えた。

 

 計6発の石斧を発射した後、実際にその事が起こる。

 

 「敵の数、急に減ってないっ?」

 「やっぱりなっ!」

 

 事の発端は、羽黒が敵の反応の変化に気付いた事が始まりで、反応が12だったのが1つづつ消え始めたのだ。

 

 「ちょっ、何これっ!?」

 

 索敵を共有してる瑞鶴にもその様子は分かり、敵の数が異様に減ってる事に驚いてる。

 ど~なってんだよっ?

 

 程無くして、先行させた使い魔の妖精から連絡が入る。

 

 『こちら"乙"、戦闘海域に到着っ!』

 「"乙"、攻撃を待てっ!カドマツ、石斧の追尾、任せる。」

 

 カドマツ達に石斧の方を任せ、状況確認する為に視点を"乙"に切り替え唖然とする。

 

 追撃されてると思ってた彼女、複数の敵を相手に4機の使い魔(あたしと同じ60と乙が2機づつ)と主砲を上手に使って近付く敵を牽制、4機の内2機(乙)は姫級を牽制。

 その間に近接戦闘用の錨で敵を潰したかと思いきや、それと同時に距離が離れた敵には攻撃魔法"鯨の銛"で倒すと云う芸当をやってる。

 

 『6発の"石斧"は姫級2体にぶつけてっ!』

 

 救援対象だろう、その彼女が急に思念で指示を出すから思わず"えっ?"って口に出す。

 

 「お姉ちゃんっ!この声ってっ?」

 

 その声は羽黒にも聞こえたらしい。

 良く分かんないが、この場は彼女の指示通りにした方が良さそうだ...。

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