異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
救援対象の彼女と合流したが、羽黒の時とは違って、近接戦闘用の錨を派手に使ってた割に、彼女の身体には敵の返り血が一滴も付いてない事に、あたし達は驚く。
それに、あたし達が石斧を撃ち込んだ後の指示もそうだけど、あの戦闘の最中、瑞鶴には救援に向かわせた使い魔を、近くに潜む敵の機動部隊の座標まで教えて向かわせたんだから余計に驚いた。
「いや~助かりました~っ。姫級は何とか倒せるから良いとして、機動部隊をど~倒そうかって、ちょうど困ってたのよ~っ。」
「そうだったんだ~っ。」
索敵に彼女の反応が出た時、名前と"特級"持ちだって直ぐに分かったが、何故、彼女がこの海域に居るのか分からなかった。
"特級"持ちだからあたしと同じ自由な旅をしてるんだろうかっ?いや、流石に居ないだろう...。
「そうそうっ、自己紹介がまだだったわねっ?」
「そう言えばそうだったなっ?」
彼女の凄すぎる戦闘の事で、お互い名乗るのを忘れてた。
「私は"白露型駆逐艦"の村雨。」
えっ?白露型っ?てかっ、艤装と使い魔、ど~見てもあたし達寄りだけど...。
「あたしは摩耶だ。」
「羽黒です。」
「瑞鶴よっ。」
羽黒も彼女が"白露型"?って疑問に思ってるが、何か、瑞鶴は納得してるみたい。
あっ!そういや、瑞鶴もこっち寄りだが"翔鶴型"だっけっ...。
「村雨は単独でこの海域にっ?」
「摩耶さん達と合流するためよ。」
「えっ?あたし達と合流っ!?」
あたし達は顔を見合せる。合流って、誰が彼女に?一体何の為にっ?
「あれ~っ?"神様"から聞いてませんっ?」
「聞いて無いけど...って、村雨も"転生者"なのかっ!?」
「"一応"そ~で~すっ!」
だから、艤装と使い魔がこっち側なのね...てかっ、潮みたいに"吹雪型"に近い形状なら分かるけど、彼女の場合、瑞鶴みたいに型と形状が違い過ぎなんだよな...。
それはそうと、何で神様は彼女を...。
『それは、私から説明しよう。』
急に神様が思念で話し掛ける。
『ここでもなんだから、いつもの...。』
『ちょっとお待ち下さいっ!』
神様が何時もの場所に移動させようとした時、潮の時の事を思いだし、速攻で待ってもらう。
流石に昼間っから4人全員が精神移動した状態で航行してたら、いくら自動航行魔法で移動出来ると言っても、他の艦娘が姿を見掛け、声を掛けても返事が無かったら、潮の時みたいに何か有ったのかと大騒ぎになりかねない。
あたしが言おうとした事を理解した神様は、"では現状のままで"と言って、説明を始めるのだった...。