異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
今まで会った艦娘では一番の"常識人"だろう、村雨がチームに加入したあたし達は、一路、マニー共和国の首都に有る海軍基地へと向かう。
何で彼女が"一番の常識人"かってっ?合流した後、マニーの海軍基地に着く前に全ての入国手続きをやってくれたから。
カオシューの時はそれをやらなかった(知らなかった)から、入国する時にカオシューの司令部に顔出さなきゃならなかったけど、今回は前もって手続き出したから、基地に着いても、そのまま街に繰り出してオーケーっ(万歳~っ。)。
村雨が説明してくれたんだが、緊急を要する場合を除いて、陸に上がる場合は"特級"持ちでも大人の都合で、入国手続きをしなきゃならないんだってっ。それが、補給物資の手配の為に基地内の施設を利用するのも、例外無く手続きだってっ。
まっ、その手続きも彼女が居る限りは全て任せっきりにできるから、事務関係がからっきし駄目なあたし達には助かる..."村雨お姉ちゃん"、あざ~すっ!。
何で面倒見が良いのか、本人にそれとなく聞いた。
「村雨って、面倒見良いよなぁ~っ?」
「白露型って、10人姉妹なんですよ~っ。私は3番目で下に妹が7人も居るからかも知れないからかなっ?」
「あっ、そうなんだ...。」
ステータス見せてもらったら、確かに白露型("SHIRATSUYUーClass 4G"って入ってたけど、4Gって...。)なんだけど、艤装や装備からしたら10人姉妹の三女じゃなくて9人姉妹の長女の様な...。
あたしの疑問を他所に、羽黒と瑞鶴は、村雨に興味津々だ。
「姉妹が多いと、何かと大変そうですねっ?」
「ん~っ、確かに何か決める時とかは、中々纏まらないわね~っ...。」
「あたしや摩耶達は2人っ子だから纏まらない時ってあんまり無いけど、何か、揉めてるとこ想像したら凄そ~っ。」
瑞鶴、お前んとこと一緒にするなよっ...。
江田に立ち寄った時に翔鶴から聞かされたが、お前と一緒の時は、何をするにも殆んどの事は、うちと違って、お前に決めてもらってるって話じゃんっ?どっちかってっと、うちは村雨達に近い。流石に一緒にされたらたまったもんじゃないっ。
「あたし達、揉める時は揉めるぞ~っ!」
「えっ?そうなんですか~っ?」
「うん。買い物の時とか、しょっちゅうだよ~っ。」
村雨が意外だと驚く。
羽黒が続いて訳を言ってくれたから、一々説明しなくて助かる。こう云う連携は姉妹艦だからなんだろう...。
「江島の商店街とか。」
「桐ケ崎のショッピングモールの時もそうだったねっ?」
普段は仲が良いが、買い物になるとねぇ~...あんときは、半端ない揉め方だったんだよなぁ~っ...。
「何か、信じられないですね~っ?摩耶さんと羽黒さんが揉めるなんて...。」
俄に信じられない様子の村雨だが、この後に立ち寄る国で、嫌でも信じざる負えない事になるのだった...。