異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
マニー共和国に上陸した後、あたしと羽黒は、マニー市街地での買い物中に、大規模な姉妹喧嘩を起こした。まあ、予想通りに村雨はドン引きしてた。
あたし達が大規模な姉妹喧嘩の最中、一緒に居た瑞鶴はというと、後で村雨から聞いたんだが、あたし達を気にせず、自分の欲しい物を選んでいたらしい...。
まっ、そんな事は置いといて、カオシューの時と違って、一週間遊び放題...費用は自持ちだけど...だったマニー共和国を後に、南に在るネイル王国って、これまた大きい島に存在する国に向かう。
そのネイル王国、資源産出で潤っててかなり金持ちの国らしく、マニーに滞在してる時に高級な嗜好品が揃ってるって聞いた瑞鶴は、話聞いた段階からテンションアゲアゲ状態が絶賛持続中で、そのアゲアゲが羽黒と村雨にまで伝染、途中で見付けた深海棲艦の艦隊数艦隊と水中魔物数匹を次々と瞬殺したのには、あたしも驚いたわっ...。
「あれっ?何だろ~っ?」
ネイル王国の海軍基地に入国手続きを送った村雨が、基地からの返答文に首を傾げるから声掛ける。
「どうしたっ?」
「それが、上陸したら司令部に顔出して下さいですってっ。」
「えっ?ナニソレっ?」
「何時もなら、先に書類送っとけばそのまま市街地に行けるのですが...今回は変ですねぇ~っ?」
首をかしげる村雨。上陸したら一番に司令部に来いって事は、何か嫌な予感がする。
ネイルに寄らなくても補給物資は潤沢に備蓄してるから、みんなには悪いがネイルは通過して、そのまま次に寄港するポール国まで進むかっ?
「なぁ~っ、今から上陸キャンセルって、出来ないかっ?」
羽黒・瑞鶴「「ええ~~~~っ!?」」
村雨が答える前に、瑞鶴と羽黒から"寄らないのかっ?"と聞かれたから、訳を話したら速攻でブーイング喰らった...お前ら、面倒事回避より買い物を取るのかよっ...。
「どっちにしても、正式な理由が無いと、入国キャンセルは出来ないですっ。」
「マジかっ?」
「はい...。」
死刑宣告同様の村雨の回答に、あたしはガックリする...何てこった~っ!また面倒事に巻き込まれるのかよっ?
「よ~しっ!これで予定通りショッピング出来るわねっ?」
「うんっ!一時はどうなるかと思ったよ~っ!」
あたしと対照的に、瑞鶴と羽黒はもうすぐショッピングだと大はしゃぎ。
「うふふっ...今回は、残念でしたねっ?」
村雨に御愁傷様と言われるが、その前に"うふふっ"って...おい村雨、顔見たら何かにんまりしてるんだけどっ?
まぁ~っ、ネイルに立ち寄るって決めてたから仕方がねぇ~っ...。