異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
迎撃弾が最終アプローチに入る。ここからはマニュアル操作に入る。
分かりやすく言うと、奴の弾道に対して迎撃弾が一定の距離まで近付くと迎撃弾は滞空、そこからは迎撃弾の中央辺りに格納されてるカメラが現れ、それを見ながらあたしが弾道に照準を付け、迎撃弾を当てる仕組みだが、大気圏外だと、迎撃弾を再度動かしたら最後、修正が効かないから失敗は出来ない。
だから集中力を一気に高めるんだが、それに反比例して魔力が大量に減るのを感じる。
打ち上げた時は感じなかったが、どうやら、魔力が一気に減るのはここかららしい。
だが、今のあたしには、そんなの気にする必要は無い。
何せ、あのくっそっ不味いポーションを飲んでるんだっ!魔力ゲージってのが見れるんなら、多分、ゲージの本数が3本って表示されてるんじゃねっ?
あたしは、接近する奴の弾道に狙いを付ける様に主砲を向ける。
今の主砲のトリガーは迎撃弾の発射トリガーになってて、それを引けば迎撃弾は目的に向かって飛び始める。
あたしが今見てるものは大気圏外に有る迎撃弾からの映像だから、実際は主砲の先には目標物は何も無く、事情を知らない奴等からしたら"コイツ、何やってるんだぁ~っ?"って思われるだろうな...。
「今だっ!」
照準が合わさった瞬間、あたしはトリガーを引くと、迎撃弾は弾頭部分がカメラが有る中央部分から分離、奴の弾道目掛けて一気に飛ぶ...そして...。
あたし達の頭上...上空が一気に明るくなるが、爆発が大気圏外だったのが理由で、それ意外は、爆風等が降り注いだりする事は無かった。
『マークインターセプトっ!敵弾道弾、消滅を確認っ!』
それと同時にCICからの報告に、奴の弾道弾迎撃が成功した事に一瞬だが、ほっと胸を撫で下ろす。
だが、まだ油断は出来ない。
何故なら、あたしと同等ならもう一発撃ち込んでくる筈だが、その心配は、直ぐに羽黒が言った一言で払拭される。
「チッ!命中したと思ったら不発でやんのっ!」
どうやら最後の第十波の内、一発が奴の艤装の一部に命中。だが、不発弾だったらしく、命中した武装の一部を損傷させた程度だったが...偵察機の映像を確認したあたしは思わずガッツポーズっ。
「羽黒、良くやったっ!」
「えっ?」
「これで奴は2発目を撃つ事は出来ないっ!」
「...よっしゃ~~っ!」
結果往来だと分かった羽黒もガッツポーズ。
何故そう言ったか?理由は、不発だった鯨の銛は、奴が放った広範囲魔法を打ち上げた発射装置と同じ、反対側の装置を応急修理出来無い程の損傷を喰らわせたからだ。
"あとは、あたしの鯨の銛か石斧で..."そう思ったと同時に、偵察機から新たな報告が入る。
『敵旗艦より中規模魔力反応をキャッチっ!』
「やっぱ、通常攻撃に切り替えたなっ?」
広範囲攻撃魔法での攻撃が失敗した上に、もう一発が撃ち込めなくなった奴が打つ次の手はそれくらいしか無い事は予想通りだぜっ...。