異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
羽黒が"先読み"ってスキルを覚えったって聞いて、あたしは羽黒の頭を撫で回す。
「でかしたっ!マイシスターっ!」
羽黒「えへへぇ~っ!」
聞いた話だが、"先読み"は"未来予測"よりも精度が良いらしいから。
瑞鶴「このバカ姉妹っ!まだ戦闘中っ!」
瑞鶴に怒られるあたしと"デレデレモード"の"表"羽黒。
「すまねぇ~っ、思わず喜んだっ!」
瑞鶴「全く...でっ?喜んだんだから、何か策が出来たって事よねっ?」
「Oh Ye~っ!」
瑞鶴「何で英語よっ!てかっ、何時まで羽黒の頭撫で回してるのよっ?羽黒も何時までもデレてないっ!」
また怒られたよっ...トホホっ...。
羽黒の頭を撫で回すの止めたあたしは、取り合えず、思い付いた作戦を話す。
瑞鶴「それ、確実に成功するのっ?」
「ぶつけ本番だが、それしか方法ないだろっ?」
作戦は、羽黒がスキル"先読み"を使って、奴が数回後(大体、6回目)に移動する場所を特定、その予定位置に向けて、あたしが鯨の銛をブチ込む。まあ、羽黒も覚えたばかりのスキルだから、最終防衛ラインまでは精度を上げるレベリングだ。何でそんなことをするかってっ?"先読み"ってスキル、1回の戦闘で使用出来る回数が6回と限られてるから、回数ギリギリまで精度を上げて本ちゃんで仕留めるのが良いって判断したから。
本ちゃんは、最終防衛ライン辺りで鯨の銛は使用出来ないなどの理由から、近接戦闘は避けられない...出来れば、練習段階で奴を仕留めれば良いんだけど、覚えたばかりのスキルだから無理だよなぁ~っ...。
「やっぱ、最初はそうなるかぁ~っ...。」
作戦を開始して1回目、羽黒が指示した地点に撃ち込んだ鯨の銛は、奴が現れた地点の遥か先に着弾するが、2回目、3回目と数をこなすと誤差は縮まる。
そして、最後の練習となる回、あと少しで鯨の銛は奴に命中だった。
羽黒(裏)「チッ!あと少しで沈めたのにっ!」
瑞鶴「たった数回でここまで縮めたんだ。大したものよっ!」
悔しがる羽黒に、瑞鶴が労いの声を掛ける。
「そうだな。羽黒、ここまで良く修正したっ!」
羽黒(裏)「次は当てるっ!」
当てるって言うが、次は本ちゃん、予定通り近接武装での攻撃となるんだが...。
奴が次の移動スキルを発動するのは約数分後。最初は1分以内で移動してたが、段々そのペースが落ちているのが目に見える。どうやら、瞬間移動スキルは魔力を媒介にしてるみたいだ。
偵察機の映像から、奴は近接武装の準備を始めてる。次の移動が多分最後で、移動先は、あたしか羽黒...いや、位置的にあたしの目の前だろう。
移動した瞬間、奴はあたしに一太刀浴びせ、それにあたしが怯んだ隙に一気に船団へ突っ込んで、そのまま近接武装か残弾が残ってる武装...主砲で船を沈める算段だろうが、そうはいかないぜっ!