異世界艦娘~猫耳摩耶の、チートな冒険~ 作:摩耶様の下僕TNG
羽黒の錨が壊れたーーーっ!やっぱ、あっちの武器、かなりの耐久力じゃねっ?
羽黒(裏)「あ~やっぱりなっ...。」
壊れた錨を奴に投げて、奴が怯んだ隙に、彼女は距離を置く...てかっ、当の本人はやっぱりって言ってたが...。
「魔力でコーティングしてるの、予想外だぜっ。姉貴っ!錨か...」
「交代だっ!」
「えっ?借りて続けるつもりだったんだけど...。」
「こ・う・た・いっ!」
渋々交代する彼女はかなり残念がってるが、奴の剣は魔力でコーティングされてるなら、只の錨が何本有っても壊されるのが落ちだ。交代する時、羽黒には、不測の事態対策で、あたしの錨を渡したが。
羽黒と交代する時、奴は仕掛けずにあたしが出てくるのを待っていた。
「待たせたなっ。」
「クックックッ...サッキノ奴ヨリ"殺リ甲斐"ガ有ソウダナァ~ッ?」
「変な話し方だなぁ~っ?闇落ちすると人語(ビースト語)も忘れるのかいっ?」
「人間ヲ殺シマクレルンダッ。ソンナコトハ些細ナモノ。」
コイツ、人を殺してぇから闇落ちかよっ?しかも、薄気味悪い笑み浮かべながら言うんだから全く悪趣味だぜっ...。
「シカシ、良イノカッ?錨デハ無ク、ソンナ副砲デ接近戦ニ挑ンデモッ?」
「生憎、あたしはこっちの方が馴染むんでねっ。」
馴染むって言っても初めて使うが、奴との近接戦闘、普通の錨よりも神様から賜った短銃の方で戦った方が良い筈だ。
「ソウカ...ナラ、死ネッ!」
そう言い放って、奴は急に間合いを詰めてあたしに長剣を振りかざす。普通なら多分、回避は間に合わない。あたしも殺られると思ったが...。
闇落ち艦娘「何ッ!?」
羽黒(裏).瑞鶴「「えっ?」」
「あっぶねぇ~っ...。」
何か知らないが、身体が勝手に動いて頭上で奴の長剣を二丁の短銃で挟む様にクロスさせて受け止める。
不意打ちを仕掛けた奴もそれを防がれて驚いてるが、見てた羽黒と瑞鶴、それに防いだあたしもびっくりだぜっ!
「んなろ~っ!いきなり斬り掛かりやがってっ!」
「ガフッ!」
奴のどてっぱらががら空きだったから、蹴りで吹き飛ばしてやったが、奴は後ろに下がるように片膝を着きながら着水。
やっぱっ、蹴りぐらいじゃ、大してダメージ与えれ無いよなっ...。
その奴は腹を押さえながら立ち上がると、憎悪の顔であたしを睨み付ける。
「キッ、貴様ァ~ッ!ヨクモ私ノ美シイ身体二ッ!」
「"誘った"のはお前が先だぜっ?」
「殺スッ...コロスッ!コロスッ!コロスーーーッ!」
うわ~っ、何か凄い殺気だが...まっ、飲み込まれないけどねっ。
奴は、長剣の長さを生かして次々と斬り掛かるが、あたしは寸での処で剣をかわしたり銃で長剣を滑らす様にいなしたりするから、その事に奴は段々焦り始める...。